フィルター自動洗浄機能搭載! 手入れがボタン一つで済むのもすごい
Rainでは毎年1回交換を推奨していたフィルター類だが、ダイソンの場合フィルターを洗って再利用することができる。空気清浄用のフィルターは交換が必要なものの、湿って気化を繰り返す加湿フィルターが洗えるのは画期的だ。さらにその洗浄が本体内で済むというのだから驚かされる。洗浄を推奨するアラートが出たら本体タンク内にクエン酸とフィルターを投入。洗浄ボタンを押すとクエン酸液が循環し、タンク内のノズルとフィルターを同時に綺麗にしてくれる。この機能は他社製品で見たことがないが、実用を考えた良いアイデアだ。

(画像=『BCN+R』より引用)
フィルターをタンク内で自動洗浄できる機能を搭載、給水ノズルも併せて洗浄できる
吹き出し方式が変えられるのがすごい、ディフューズモードの利点
PH04では吹き出し方式も改良されている。今までは本体が左右に動いていたが、PH04は左右の吹き出し口のみが動く構造。それぞれが同じ向きだけでなく独立した動きをすることで気流を起こし、部屋内の空気を効率よく循環させることができる。

(画像=『BCN+R』より引用)
左右の吹き出し口が独立して動くのが特徴

(画像=『BCN+R』より引用)
置く位置に関係なく効率よく空気を循環させて清浄にしてくれる
また、Rainでは上向き一方向だった風向がPH04では変えられるのも良い。冬場は夜間冷え込むため、ずっと空気を循環させていると寒く感じることがある。Rainを使っていたときもそのパワフルさから肌寒さを感じることがあった。PH04では前側からは効率よく循環する風を出せるが、夜間など風を感じたくない場合は背面から排出する方式に変えることができる。これをアプリでスケジューリングできるのが非常に便利だ。筆者は夜9時までは循環効率を優先し、寝る前にディフューズモードに切り替わる設定にしている。

(画像=『BCN+R』より引用)
Rainもアプリ対応していたが、PH04の方が様々な設定やモニタリングが可能で便利