転職で年収はアップする?

転職者全員が年収が上がるとは限りません。転職によって年収が上がる割合と、転職で年収をアップできる人の傾向を解説します。
年収が上がる割合
転職によって年収が上がった人は何人くらいいるのでしょうか。厚生労働省の調査によると、年齢が若いほど転職によって年収が上がる人が多いことがわかっています。
20代前半で年収が上がった人は全体の43.6%、20代後半は47.1%です。20代後半をピークに、30代以降は割合が減少していきます。また40代後半以降になると、年収が上がる人の割合よりも下がる人の割合が大きくなります。
そのため、転職による年収アップは20代が一番狙いやすいといえるでしょう。
参考:個人調査|厚生労働省
年収が上がったパターン
転職によって年収が上がる人にはどのような傾向があるのでしょうか。年収が上がる人の割合が最も多いのは20代後半ですが、これは実力に差が現れ始める年代であるためといわれています。実力のある人が実力主義の企業に転職した場合は、一気に年収を上げられることも珍しくありません。
また以下の業界に転職した人は、年収アップの金額が大きくなっています。
- 専門商社などの商社業界
- 人材サービス・アウトソーシング業界
- 金融業界
さらに転職回数でいうと、初めて転職する人の方が年収を上げる割合は高くなっています。
転職で年収を上げるポイント

せっかく転職をするなら、年収を上げたいと考える人は多いと思います。転職で年収をアップさせるコツを三つ紹介するので、転職を検討している人はぜひ押さえておきましょう。
給与水準の高い業界を選ぶ
年収を上げたいなら、年収の相場が高い業界を選ぶことが合理的です。業界によって年収の相場は大体決まっているため、年収相場の低い業界ではいくら努力しても年収の伸びは頭打ちになってしまいます。
また業界だけでなく、その会社の成長率や収益構造もチェックするとより効果的です。労働集約型の企業よりも、仕組みを作って稼いでいる会社の方が利益率も高く、給与も高いケースが多いでしょう。
給与水準が低い業界にいるなら、業界を変えることをおすすめします。
福利厚生や諸手当もチェック
年収アップを狙う際は、基本給だけでなく福利厚生もチェックしましょう。福利厚生の内容によっては、実質的に年収を上げられることもあります。
メリットの大きい福利厚生の一つに、住宅手当があります。仮に住宅手当が月3万円支給される会社に転職した場合、基本給が前職と同じでも実質36万円の年収アップです。
また営業職を目指すなら、インセンティブ制度の有無もチェックしましょう。インセンティブ制度があれば、成果次第で大きく収入を伸ばせる可能性があります。
身につけたスキルや実績をアピール
20代はポテンシャル採用をしてもらえるとはいえ、即戦力で活躍できた方が高い年収で採用される確率は高くなるでしょう。そのため、現職で身につけたスキルや実績をアピールすることが重要です。
自分の実績などは面接でいきなり話そうとしてもうまくいきません。職務経歴書を書く時や面接対策をする時には、過去の経験を棚卸しして、魅力的にアピールできるように内容をまとめましょう。
しかし、中にはアピールできる実績がないと思っている人もいるかもしれません。そんな人はリバラボインターンシップに参加することをおすすめします。
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