日本で夏と冬を快適に過ごすために、エアコンの使用は欠かせません。エアコンは特に冷房を使った後にカビが生えやすく、そのまま放置してしまうと健康にも被害が出てしまう可能性があります。
お掃除機能付きのエアコンでも、お手入れをしないとカビは生えるので要注意です。エアコンの掃除グッズやカビを防止する方法をご紹介していきます。
目次
エアコンのカビで起こる健康被害は?
エアコンにカビが生える原因は?
エアコンのカビで起こる健康被害は?

エアコンにカビが生えたまま使用すると、カビの菌を部屋中にまき散らしてしまいます。その結果カビの菌を吸い込んでしまい、健康にも被害を及ぼす可能性があります。喘息や肺炎、アレルギー反応が代表的な健康被害です。また、アトピーなど皮膚の病気にかかる可能性もあります。
夏になると咳が止まらないという場合は、エアコンのカビによる咳型肺炎の可能性があり、夏風邪だと思って長くつらい思いをする方もおられます。健康被害は大人よりも子供の方が出やすい傾向にあるため、赤ちゃんがいる家庭などはエアコンの掃除をしっかり行っておく必要があります。
エアコンにカビが生える原因は?

エアコンにカビが生える原因は、エアコンの構造によるものです。冷房や除湿機能を使うと、暖かい部屋の空気を熱交換器を通して冷たい空気に変えて、部屋を冷やしています。夏場の部屋の空気は湿度も温度も高いため、熱交換器は結露してしまいます。
ドレンホースから水がいっぱい出てくるのは、この結露の水なのです。しかし水を外に流していても、エアコンを停止すると熱交換器は湿った状態です。エアコンを止めれば湿度も温度も上がるため、カビが生えやすい環境が整ってしまうのです。
エアコンに生えるカビの種類

エアコンに生えるカビの種類ですが、繁殖しやすいのは黒カビです。空気中に浮遊している菌で、結露が起こりやすい場所や空気の流れが悪い場所など、家の中のどこにでも生える可能性があるカビです。
黒カビを見つけたらしっかり除菌しないと何度も生えて来たり、一度綺麗に除菌しても空気中にいるため、また環境が悪ければ発生してしまうこともあります。
エアコンのカビが生えやすい場所
エアコンの中でも、カビが生えやすい場所がいくつかあります。ドレンパンと言う熱交換器とドレンホースの中間の水が溜まる場所が、最もカビが生えやすい場所です。内部という事もあり、カビが発生しても気づかないことが多く、ファンや吹き出し口にもポツポツと目に見えて広がって、やっとカビに気づくことが多いです。
ファンや吹き出し口がカビてしまっていたら、ドレンパンもカビていると思った方がいいので、内部の掃除も一緒にすることを考えましょう。