目次
逆レバレッジとは
 ・レバレッジがリスクになる可能性も
レバレッジを利用して、安定的な資産形成を

逆レバレッジとは

逆レバレッジとは、ローンの金利が、収益物件の利回りよりも高くなってしまった場合のことをいいます。例えば、利回り5%の新築賃貸マンションをローン金利3%で購入した場合。

利回り5%
ローン金利3%
=想定利益率2%

もし、経済情勢の変化によってローン金利が6%に上がってしまうと、利回りがローンの支払金利よりも下回ることになります。

利回り5%
ローン金利6%
=想定利益率-1%

これでは、ローン金利のせいで収入よりも支出が増える結果になるため、損失が出てしまいます。これが逆レバレッジの状況です。実際には、管理費や修繕費が上がることで実質利回りが下がってしまう場合もあるため、「逆レバレッジがさらに拡大してしまう」といったリスクも考えられます。

ローンを利用して不動産投資を行う場合は、こうした逆レバレッジになる可能性も考慮しておく必要があります。

レバレッジがリスクになる可能性も

不動産投資はレバレッジを活用することにより、投資金額を拡大し資産を拡大することができますが、必ず想定通りになるかというと、100%ではありません。

家賃収入があり、毎月返済できることが前提になりますし、現在の超低金利時代が変化し金利が上昇するとなると、返済額が引き上がるなど、リスクはあります。

これらのリスクを回避するためには、空室リスクを回避するために物件選びを慎重にしましょう。また、ローンの期間を長めにすることでも毎月の返済額は抑えられるため、そのような回避方法もあります。

レバレッジを利用して、安定的な資産形成を

不動産投資に長けた方はこのレバレッジの特性をよく知っているので、たとえ手もとにキャッシュがあったとしても融資を積極的に利用しています。また、キャッシュをあまり持っていない方でも、潤沢な自己資金がある方と同じような発想、投資の取り組みができます。不動産投資ならではのレバレッジを利用して、安定的に資産を形成していきましょう。

※本記事では、記事のテーマに関する一般的な内容を記載しており、より個別的な、不動産投資・ローン・税制等の制度が読者に適用されるかについては、読者において各記事の分野の専門家にお問い合わせください。(株)GA technologiesにおいては、何ら責任を負うものではありません。

提供元・RENOSYマガジン

【関連記事】
【2022年】アメリカの金融緩和で株価はどうなる? 日本への影響を証券アナリストが解説
不動産投資の勧誘事例・禁止行為と知っておくべき5つの断り方
元本確保型はNG!? 企業型確定拠出年金でのおすすめ配分や運用商品の選び方
不動産投資とは?初心者が知るべきメリットや魅力、仕組み、運用方法、始め方
不動産投資を失敗する理由。 初心者が陥りがちな7つの失敗事例と成功率を高める方法