目次
南武線の特徴
 ・沿線の企業
 ・家賃比較
 ・混雑度
 ・人口推移
現在のまちの様子
 ・武蔵小杉
 ・武蔵中原
 ・武蔵新城
 ・武蔵溝ノ口
生活に便利で親しみやすいまち

南武線の特徴

JR南武線沿線には、大手電気機器メーカーの事業所や研究施設などが集まっています。

沿線の企業

企業名従業員数
キヤノン株式会社187,041人(2019年現在)
富士通株式会社129,071人(2020年3月現在)
東京応化工業株式会社1,726人(2019年12月31日現在)
株式会社アルファシステムズ2,722人(2020年3月31日現在)

南武線沿いは東芝、富士通、NEC、キヤノン、日立など有名企業の研究所や事業所が集まる、オフィス集積地となっています。なお、キヤノンは南武線沿いに3つの事業所があります。

ちなみに2017年には、トヨタ自動車がITエンジニアの人材確保のため、大手電機メーカーの拠点が集まる南武線沿いの10駅に求人広告を展開しました。

「えっ!? あの電気機器メーカーにお勤めなんですか! それならぜひ弊社にきませんか。」などインパクトのあるキャッチコピーのポスターがネット上で話題になりました。

単身者やファミリー層の人口増加中。南武線(武蔵小杉・武蔵中原・武蔵新城・武蔵溝ノ口)が人気の理由|まちの住みやすさ発見
(画像=引用:SNSで話題「トヨタの南武線沿線の広告」が生まれた理由と、目を留めてシェアしてもらうための工夫 | PR EDGE、『RENOSYマガジン』より引用)

川崎市は現在も大手からベンチャー企業まで、規模を問わず積極的に企業誘致を行っており、駅周辺の発展に伴って今後も多くの人が川崎に集まっていくことでしょう。

家賃比較

開発が進行中の「武蔵小杉」の家賃相場は、今回ご紹介する4駅の中では比較的高めですが、その他の3駅(武蔵中原・武蔵新城・武蔵溝ノ口)は7万円代とリーズナブル。

「武蔵中原」と「武蔵新城」に住む一人暮らしの人にとっては、東西南北移動がしやすい「武蔵小杉」と「武蔵溝ノ口」駅が発展しているからこそ、買い物には困りません。今後は「武蔵小杉」と「武蔵溝ノ口」の発展に伴って、この両駅の人気もさらに高まっていくでしょう。

 1R/1Kの賃料(中央値) 
武蔵小杉85,000円
武蔵中原76,000円
武蔵新城72,000円
武蔵溝ノ口75,000円

(RENOSY調べ 2021年)

混雑度

南武線のラッシュ時の混雑率は、最も混雑する武蔵中原〜武蔵小杉間で182%と、首都圏平均163%と比べて混雑する路線です。

通勤・通学で混雑する朝の時間帯は川崎駅を出発する電車の本数も多く、ほとんど待つことなく乗車することができます。

※最混雑時間帯1時間の平均混雑率。2019年度実績|国土交通省

人口推移

2005年から2020年にかけて、いずれの駅でも人口が増加しているのがわかります。

特に武蔵小杉駅は人口増加率179%と飛躍的に伸びており、今後もさらなる増加が見込まれます。

単身者やファミリー層の人口増加中。南武線(武蔵小杉・武蔵中原・武蔵新城・武蔵溝ノ口)が人気の理由|まちの住みやすさ発見
(画像=駅周辺の地名ごとに中原区および高津区の人口データをまとめRENOSYが独自作成、『RENOSYマガジン』より引用)

現在のまちの様子

武蔵小杉

武蔵小杉駅は、ホームが離れているJR南武線と湘南新宿ライン・横須賀線の2路線と、東急電鉄の2つの鉄道会社が通っています。

JR2路線間は駅構内でつながっていますが、改札を出るとその間にタワーマンションが建ち、生活に必要なショッピングモールやスーパーが点在しています。

単身者やファミリー層の人口増加中。南武線(武蔵小杉・武蔵中原・武蔵新城・武蔵溝ノ口)が人気の理由|まちの住みやすさ発見
(画像=(上段)南武線と東急線の改札 (下段)両駅直結「武蔵小杉東急スクエア」の入り口とビル外観。5階には川崎市立中原図書館も、『RENOSYマガジン』より引用)
単身者やファミリー層の人口増加中。南武線(武蔵小杉・武蔵中原・武蔵新城・武蔵溝ノ口)が人気の理由|まちの住みやすさ発見
(画像=選べるスーパー、ドラッグストア、フィットネスジム、『RENOSYマガジン』より引用)

武蔵小杉駅周辺は、再開発によって建てられたタワーマンションや商業施設だけではなく、コンビニや個人商店など、生活に必要なお店も駅前にも揃っています。

単身者やファミリー層の人口増加中。南武線(武蔵小杉・武蔵中原・武蔵新城・武蔵溝ノ口)が人気の理由|まちの住みやすさ発見
(画像=左上から時計回りに、昔からある飲み屋街「センターロード小杉」、コンビニ、東横線の高架下に2020年オープンした川崎フロンターレのオフィシャルグッズショップ、高架下のレストラン、『RENOSYマガジン』より引用)

川崎フロンターレのオフィシャルグッズショップなど、地元の人にはもちろん、遠方のファンの方に愛されるお店もあります。

武蔵中原

武蔵中原は、商店街が多い武蔵新城と、再開発でビッグターミナル駅になった武蔵小杉にも自転車でアクセスできます。

単身者やファミリー層の人口増加中。南武線(武蔵小杉・武蔵中原・武蔵新城・武蔵溝ノ口)が人気の理由|まちの住みやすさ発見
(画像=ビーンズ武蔵中原。マクドナルドやザ・ダイソーなども駅ビルに揃っています、『RENOSYマガジン』より引用)

改札を出てすぐ目の前にはスーパーがあります。

駅から徒歩圏内の等々力緑地は、東京ドーム9個分以上(435,914m2)と圧倒的な広さを誇る公園です。陸上競技場はサッカーJリーグ川崎フロンターレのホームスタジアムです。

単身者やファミリー層の人口増加中。南武線(武蔵小杉・武蔵中原・武蔵新城・武蔵溝ノ口)が人気の理由|まちの住みやすさ発見
(画像=等々力緑地、『RENOSYマガジン』より引用)

陸上競技場のほか、体育館、野球場、プール、テニスコートなどのスポーツ施設、博物館も設置されています。

等々力緑地と反対側、南口改札から徒歩5分ほどのところには、富士通株式会社 本店・川崎工場があります。

単身者やファミリー層の人口増加中。南武線(武蔵小杉・武蔵中原・武蔵新城・武蔵溝ノ口)が人気の理由|まちの住みやすさ発見
(画像=富士通株式会社 本店・川崎工場、『RENOSYマガジン』より引用)

駅前以外にもスーパーや飲食店は点在しています。

単身者やファミリー層の人口増加中。南武線(武蔵小杉・武蔵中原・武蔵新城・武蔵溝ノ口)が人気の理由|まちの住みやすさ発見
(画像=スーパーやドラッグストア、個人店舗や飲食店の入ったビルも、『RENOSYマガジン』より引用)

武蔵新城

武蔵新城駅には、あいもーる商店街、サンモール商店街、マイロードゆうゆう、新城北口はってん会、北口一番街商店会など、駅北口と南口、東西に7つの商店街が広がっており、生活用品店をはじめ飲食環境が充実しています。

参考:中原区商店街連合会|一般社団法人 川崎市商店街連合会

単身者やファミリー層の人口増加中。南武線(武蔵小杉・武蔵中原・武蔵新城・武蔵溝ノ口)が人気の理由|まちの住みやすさ発見
(画像=(上段)南口に位置するあいもーる商店街 (下段)あいもーるの2本東側の通りに位置する新城サンモール商店街、『RENOSYマガジン』より引用)
単身者やファミリー層の人口増加中。南武線(武蔵小杉・武蔵中原・武蔵新城・武蔵溝ノ口)が人気の理由|まちの住みやすさ発見
(画像=西友武蔵新城店、『RENOSYマガジン』より引用)

武蔵新城駅北口徒歩3分の西友は4階建てで、食料品だけでなく、日用品からくすりのフロアまで充実した品揃えになっています。

単身者やファミリー層の人口増加中。南武線(武蔵小杉・武蔵中原・武蔵新城・武蔵溝ノ口)が人気の理由|まちの住みやすさ発見
(画像=武蔵新城駅南口、『RENOSYマガジン』より引用)

武蔵溝ノ口

武蔵溝ノ口駅周辺は南武線の中でも主要な商業地域の一つになっています。先に挙げたNOCTYのほか、大型の商業施設が存在し、多くの人の行き来を目にすることができます。

単身者やファミリー層の人口増加中。南武線(武蔵小杉・武蔵中原・武蔵新城・武蔵溝ノ口)が人気の理由|まちの住みやすさ発見
(画像=ポレポレ通り、『RENOSYマガジン』より引用)

駅の東側には、数百メートル続く通り沿いにポレポレタウンという商店街もあります。100店舗以上の専門店が立ち並び、フリーマーケットなどのイベントも開催され、多くの人でにぎわっています。

単身者やファミリー層の人口増加中。南武線(武蔵小杉・武蔵中原・武蔵新城・武蔵溝ノ口)が人気の理由|まちの住みやすさ発見
(画像=(上段)東急線側からJR側にキラリデッキを歩く人たちと、ポレポレ通りを進んだ先にあるスーパー (下段)溝口神社、『RENOSYマガジン』より引用)

武蔵溝ノ口駅北口徒歩5分の場所には「溝口神社」があり、地元の人たちの参拝の場所となっています。お正月には初詣で大勢の参拝客でにぎわいます。

また神社から近い旧大山街道(県道14号)沿いの商店街を東に進んでいくと、多摩川の河川敷、二子玉川へも歩いていくこともできます。

単身者やファミリー層の人口増加中。南武線(武蔵小杉・武蔵中原・武蔵新城・武蔵溝ノ口)が人気の理由|まちの住みやすさ発見
(画像=多摩川二子橋からの眺め、『RENOSYマガジン』より引用)

南に10分ほど歩いたところには洗足学園音楽大学もあります(音楽学部学生数約2,000人 2020年度データ)。

2017年には駅南口広場も完成し、これからも住みやすい環境が整備される計画です。

生活に便利で親しみやすいまち

武蔵小杉、武蔵中原、武蔵新城、武蔵溝ノ口は、それぞれにカラーがあり、新旧の商店街で地元の人や文化に触れることもでき、一人暮らしからファミリー層まで暮らしやすい、長く住みたくなる「活気」と「落ち着き」が共存するまちです。

再開発が進められているエリアも多く、川崎市は道路整備の計画なども立てているため、今後さらに快適に住みやすくなるでしょう。

※本記事では、記事のテーマに関する一般的な内容を記載しており、より個別的な、不動産投資・ローン・税制等の制度が読者に適用されるかについては、読者において各記事の分野の専門家にお問い合わせください。(株)GA technologiesにおいては、何ら責任を負うものではありません。

提供元・RENOSYマガジン

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