見知らぬ土地に不動産を購入する際は、物件だけでなく周辺の環境を知っておきたいもの。現在の様子はもちろん、未来のまちを事前に把握できると、購入物件の将来の資産価値も予想しやすくなります。「まちの住みやすさ発見!」では、さまざまな角度からまちのよさに迫ります。
今回は、川崎市を縦断するように走るJR南武線の4駅(武蔵小杉、武蔵中原、武蔵新城、武蔵溝ノ口)をご紹介します。
目次
川崎市内を縦断するJR南武線
・東京23区や川崎・横浜へのアクセスも良好
武蔵小杉駅周辺の開発
・学校法人日本医科大学武蔵小杉キャンパス再開発計画
・最新のタワーマンション「Kosugi 3rd Avenue」
川崎市内を縦断するJR南武線

JR南武線(以下、南武線)は、神奈川県の川崎駅から東京都の立川駅までを結ぶ路線です。
都内から東西に伸びる路線が多い中、南武線は多摩川に沿うように南北に伸びています。そのため川崎や武蔵小杉、武蔵溝ノ口、登戸など他路線への乗換駅が多数あり、多方面にアクセスできる重要な路線となっています。
東京23区や川崎・横浜へのアクセスも良好

南武線の武蔵小杉・武蔵中原・武蔵新城・武蔵溝ノ口の4駅は南武線中央に位置し、いずれの駅も快速の停車駅。首都圏の各方面にアクセスがしやすいエリアとなります。
特に武蔵小杉の駅周辺には、JR南武線のほかJR横須賀線・湘南新宿ラインと東急東横線・目黒線の駅があり、自由が丘・渋谷・目黒、さらに横浜や埼玉・千葉へもつながっています。
武蔵溝ノ口駅からは徒歩1〜2分で、東急田園都市線・大井町線の溝の口駅に乗り換えることができ、こちらも渋谷や大井町などの都心につながっています。
この両駅(武蔵小杉・武蔵溝ノ口)の周辺が特に発展しており、単身者やファミリー層にとって便利なまちです。まずはこの2駅の最新の開発状況を見ていきましょう。
武蔵小杉駅周辺の開発
もともと工業地帯であった武蔵小杉周辺では、1995年にJR武蔵小杉駅の北側に「武蔵小杉タワープレイス」が竣工したのを皮切りに、再開発がはじまりました。その後2020年に至るまで、主に駅の南側にタワーマンションが相次いで建てられ、商業施設も増加、人口が急増しています。
なお、武蔵小杉駅周辺の人口は、1995年と2020年の比較で2倍以上(RENOSY 調べ)に増えています。

学校法人日本医科大学武蔵小杉キャンパス再開発計画
JR武蔵小杉駅の北口では「小杉町1・2丁目地区地区計画」が進行中です。

計画の一環として、武蔵小杉病院の建て替えが進行中。現在の病院敷地北側(旧日本医科大学グラウンド跡地)に建設中です(2021年9月オープン予定)。


病院新設は老朽化による建て替えですが、現在の病院は、新病院完成後に解体され、その跡地には、地上50階、地下1階、高さ約180m、戸数約1,500の超高層ツインタワーマンションが建設されます(2026年に完成予定)。

最新のタワーマンション「Kosugi 3rd Avenue」
武蔵小杉で最も新しいタワーマンションは、JR武蔵小杉駅の南側に2020年6月に竣工したばかりのKosugi 3rd Avenueです。
地上38階地下2階建て、住戸数519戸で、低層階には飲食店などの商業施設が入っています。
