経済的な事情などにより、通信制高校に通う人は少なくありません。しかし、通信制高校は就職に不利と聞いて、将来に不安を抱いている人もいるのではないでしょうか?通信制高校に通うメリットやデメリット、就職に本当に不利なのかを解説します。

目次
通信制高校の就職が不利といわれる理由
通信制高校の特徴と選び方

通信制高校の就職が不利といわれる理由

通信制高校は就職で不利になる?就活を有利にするためにできること
(画像=『キャリアゲ』より引用)

通信制高校は、なぜ就職に不利といわれているのでしょうか?まずは、その理由を解説します。

面接官のイメージ次第で不利に働くことも

実際のところ、通信制高校は就職活動において、不利に働く可能性があるようです。主な理由としては、『面接官が、通信制高校に対してネガティブなイメージを持っている』場合があるためです。

面接官の中には、『通信制高校に通う人には何らかの問題があって、全日制高校に通えない人』というイメージを持つ人がいる可能性があります。

しかし、それは誤ったイメージであり、仮にそのような面接官に遭遇しても気を病む必要はありません。学校名に『通信』などの言葉が入っていなければ、面接官が気付かない可能性もありえます。

通信制高校卒という学歴が就活にマイナスに働く可能性は否定できませんが、必ず不利になるわけではありません。

学生時代の過ごし方がポイント

通信制高校卒という学歴が就活で不利になることは原則ありませんが、逆をいえば、有利に働くこともないでしょう。そのため、就活を成功させるには、学生時代をどのように過ごすかが重要です。

スポーツや資格取得など、何か目的があって入学したなら、面接ではそれをアピールしましょう。通信制は時間の縛りが少ないなど、通信制高校ならではのメリットと絡めて話せると、より説得力が増します。

中には、アルバイトと両立するために通信制高校に通う人もいるでしょう。その場合も、なぜアルバイトをしながら学校に通っているのかを説明することで、自分をアピールすることができます。

通信制高校の特徴と選び方

通信制高校は就職で不利になる?就活を有利にするためにできること
(画像=『キャリアゲ』より引用)

通信制高校への入学を検討している人に向けて、通信制高校の特徴と選び方を解説します。自分に合った学校を選ぶことで、有意義な学生生活が送れるでしょう。

全日制と同じ高校卒業資格が取れる

通信制高校は、全日制や定時制と同列の教育課程であるため、卒業資格も全日制高校と同じです。ただし、通信制高校は登校頻度が少なく、授業内容も全日制より簡単であることは少なくありません。

しかし、通信制高校を卒業すれば、全日制高校を卒業するのと同じように大学受験ができたり、資格試験を受けられたりします。就職の面接でも、いわゆる一般的な『高卒』として扱われます。

そのため、高卒以上の学歴を応募条件としている求人にも問題なく応募可能です。

専門知識が学べる学校を選ぼう

通信制高校には、美容師や調理師、プログラミングなどの専門知識を学べるところが多くあります。そのような学校に通うことで、卒業後は企業の即戦力となることができるでしょう。

新卒採用ではポテンシャルがあるかどうかが重要な要素ですが、即戦力として活躍してくれるならそれに越したことはありません。

専門知識を学ぶ学校のカリキュラムは、一般的な通信制高校よりもハードになることが多いですが、それでも全日制の高校に比べて余裕がある場合がほとんどです。