目次
職務経歴書を書くときのコツ
履歴書や職務経歴書のマナー
職務経歴書を書くときのコツ

職務経歴書は書類選考で重要視されるものであるため、力を入れて作る必要があります。採用担当に好印象を与えやすい職務経歴書を書くコツを三つ解説します。
読みやすさを心がける
文字がぎっしり詰め込まれていて、内容が整理されていない職務経歴書を見ると、読み手は読む気をなくしてしまいます。そのため、職務経歴書には必ず見出しをつけるようにして、項目ごとの間は一行空けましょう。
文字のフォントは11か12ポイント、文章は左揃えが読みやすいでしょう。営業職などでの自分の実績を数字でアピールできる場合は、表を作成することも有効です。
職務経歴書ができあがったら、プリントアウトして見やすいかをセルフチェックしましょう。
企業が求める内容を入れる
職務経歴書を書く目的は、書類選考を通過することです。つまり、採用担当に「会いたい」と思ってもらうことが重要です。そのためには自分の書きたいことではなく、企業側が求めている情報を入れましょう。
誇らしい経験があっても、それを企業が求めていなければアピールになりません。また、「会いたい」と思ってもらうためには、必ずしも全てのキャリアについて書けばいいというわけではありません。
企業が求めているような経験がある場合は、そこだけを強調して書くことで、より効果的にアピールできるでしょう。
誤字脱字に気を付ける
職務経歴書は、自分の人生を左右すると言っても過言ではありません。提出前には必ず誤字脱字がないかをチェックして、完璧な状態で提出しましょう。
誤字脱字は誰でも簡単に気付けて修正ができるミスです。そのため、誤字脱字があると採用担当者からの評価は低くなってしまい、「このような簡単なミスをするなんて、仕事も雑なのではないか」と思われてしまう可能性があります。
ケアレスミスだからこそ、誤字脱字には十分に気を付けましょう。
履歴書や職務経歴書のマナー

ビジネス文書を送るときにはマナーが存在します。選考と直接関係のないところでマイナスな印象を与えないためにも、履歴書や職務経歴書を作成・送付するときのマナーを解説します。
手書きとパソコン作成、どちらでも可
履歴書や職務経歴書を書く際、手書きかパソコンのどちらで作成するか迷うことがあります。実際のところ、手書きでもパソコンでも企業に与える印象はほぼ変わりません。
特に経験が重視される中途採用では、『どちらで書かれたか』よりも『書類の内容』で合否が決まることがほとんどです。
修正に手間がかからないうえに、内容を微修正するだけで何通りものパターンを短時間で作成できるため、企業側からの指定や、特別な理由がない場合はパソコンで作成することをおすすめします。
もし、手書きかパソコンかどちらで作成するかわからない場合は、企業に問い合わせてみましょう。
郵送時のマナー
応募書類を郵送する際は、『送り状』を添えましょう。送り状とは書類を送った旨を伝えるための書類で、一般的には日付や宛先、送り主の情報を書きます。送り状に簡単に自己PRも添えると、採用担当者に興味を持ってもらえるでしょう。
また郵送する際は、郵送中に折り目がつかないよう書類をクリアファイルに入れることがマナーです。送付期限が設定されている場合は間に合うように郵送し、必要であれば速達で送りましょう。
メールで連絡できる場合は、メールでも書類を送った旨の一報を入れると丁寧な印象を与えられます。ただし、書留は採用担当の手を煩わせてしまうため、避けましょう。
メールで送るときのマナー
現在は応募書類をメールで受け付けている企業も少なくありません。
一般的にビジネスメールは以下の六つの要素で成り立っています。
- 件名
- 宛先
- 自分の氏名
- 本旨
- 結びの挨拶
- 署名
件名は何の連絡なのかが端的にわかるようにしましょう。採用担当者は日々何通もメールを受け取っているため、何のためのメールかわからないと重要度が低いと見なされ、スルーされてしまう可能性もあります。
また、宛先の企業名は正式名称で記載しましょう。採用担当者の名前がわからない場合は、『採用ご担当者様』と記載すると無難です。応募メールの場合は、本旨に入る前に志望動機を簡単に記載しても問題ありません。
結びの挨拶は、『ぜひ一度、面接の機会をいただきたく、ご検討よろしくお願いいたします。』といった定型文を記載しても失礼になりません。氏名と連絡先を入れた署名も忘れずに記載しましょう。