目次
詳しい内容は職務経歴書に書こう
職務経歴書の基本的な書き方

詳しい内容は職務経歴書に書こう

職歴の正しい書き方。履歴書や職務経歴書を書くときのポイントを解説
(画像=『キャリアゲ』より引用)

企業に応募する際、履歴書とともに提出することが多い職務経歴書。履歴書と職務経歴書の違いや、職務経歴書を書くために必要な準備を解説します。

履歴書と職務経歴書の違い

履歴書は、これまでの学歴や職歴を時系列で記載する書類です。主に居住地や転職回数、職歴などから自社の採用要件に満たしているかを判断するために使います。

履歴書は主に入社後に社内に保管する書類としての意味合いが強いため、書類選考の合否には大きく関係しないことがほとんどです。

一方、職務経歴書はスキルや経験、およびプレゼンテーション能力をアピールするための書類です。他にも志望理由との整合性や、記載事項の信ぴょう性もチェックされます。履歴書と異なり、書類選考の結果に大きく影響する書類なので、しっかりと作り込むことが重要です。

決まったフォーマットがないため、自分なりにアレンジを加えることも可能です。

職務経歴書を書くのに必要な準備

職務経歴書では、自分の職務経験を掘り下げて詳細に書く必要があります。まずは、自分のキャリアの棚卸しを行いましょう。

職務経験の中で、『誰に・何を・どうしてきたか』といった観点で深掘りすると効果的です。また、仕事を通して身についたスキルや成長した点、周囲から評価された点も思い出してみましょう。

職務経験を掘り下げる際は、応募先の企業とマッチしているポイントを見つけることが大切です。職務経歴が素晴らしいものであっても、応募先の企業で前職の経験を生かせなければ意味がありません。

これまでの経験の中で、応募する会社で生かすことができるスキルや発揮できる強みを探しましょう。

職務経歴書の基本的な書き方

職歴の正しい書き方。履歴書や職務経歴書を書くときのポイントを解説
(画像=『キャリアゲ』より引用)

自身の経験の棚卸しができたら、実際に職務経歴書を書いてみましょう。職務経歴書の基本的な書き方を解説します。

職務経歴書に書くべき項目

職務経歴書に書くべき項目は以下の通りです。

  • タイトル・氏名・日付
  • 職務概要
  • 現在勤務している企業
  • 職務経歴
  • 退職理由
  • 生かせる知識やスキル
  • 資格や免許
  • 自己PR
  • 志望動機

職務概要とは自分のこれまでのキャリアを要約したものです。採用担当者に職務経歴がわかりやすく伝わるように、大まかにポイントをまとめましょう。職務経歴書では、自分がどのような仕事をしていたかをしっかりとアピールすることが大切です。

生かせる知識やスキルでは、技術的なものだけでなく『論理的思考力』などのヒューマンスキルも書くことが重要です。自己PRでは、自分の能力が応募する職種に合っていることを、自身の強みなどを交えてアピールしましょう。

A4サイズで1~2枚に要約する

職務経歴書はA4サイズ1から2枚、できれば2枚にまとめることが理想です。枚数多く書いてしまうと、内容が多くなり、伝えたいことがぼやけてしまいます。

3枚だと『2in1』で印刷したときに管理が面倒なため、採用担当への印象が良くありません。一方で、1枚にまとめると内容がコンパクトになる分、伝えたい内容がはっきりとしますが、ボリュームが少ないため、アピール不足になってしまうことがあります。

職務経歴書は2枚に要約することがベストです。

自分に合ったフォーマットを選ぶ

職務経歴書のフォーマットは以下の3種類が一般的です。

  • 編年体形式
  • 逆編年体形式
  • キャリア形式

編年体形式とは、過去の職歴から時系列に沿って経歴を記載していく最も一般的な形式です。逆編年体形式は、文字通り編年体形式の逆で、最新の職歴から記載します。両者は転職回数が少ない人に向いていると言われています。

一方で、キャリア形式とは、職務経歴を時系列でなく職務内容別に分けて書く形式のことです。エンジニアなどで自分の専門スキルをアピールしたい場合や、転職回数を目立たせたくない場合に向いています。