目次
所得税の計算方法
・所得税の税率(速算表)
不動産投資を始める前の給与所得額を把握していますか?
所得税の計算方法
総合課税の所得税の税額を割り出す際に、よく登場するのが「控除」です。
8種類の所得の合計-さまざまな所得控除=課税所得金額
所得を計算する際に登場するのが「所得控除」というものです。所得控除は、所得からマイナスできる項目となります。所得控除にもいくつか種類があり、全部で15種類あります。
所得税の税率(速算表)
課税対象となる所得金額に応じた税率は次の通りです。
課税される所得金額 | 税率 | 控除額 |
---|---|---|
1,000円 から 1,949,000円まで | 5% | 0円 |
1,950,000円 から 3,299,000円まで | 10% | 97,500円 |
3,300,000円 から 6,949,000円まで | 20% | 427,500円 |
6,950,000円 から 8,999,000円まで | 23% | 636,000円 |
9,000,000円 から 17,999,000円まで | 33% | 1,536,000円 |
18,000,000円 から 39,999,000円まで | 40% | 2,796,000円 |
40,000,000円 以上 | 45% | 4,796,000円 |
【計算例】
課税される所得金額(総所得金額-所得控除)が6,500,000円の場合
上の表の税率20%に当てはまり、以下の式にそって計算した金額が所得税額となります。
6,500,000円×20%-427,500円=872,500円
不動産投資を始める前の給与所得額を把握していますか?
家賃収入が給与所得に加えて増えることによって、所得税の税率が変わるということもあり得ます。
例えば給与所得が800万円の人は、給与所得のみだった場合は所得税の税率は23%です。しかし、区分マンションを4件保有して家賃収入が数百万円になり、給与所得と不動産所得を合わせた所得の合計が900万円を超えると、税率が10%上がって33%かかることになります。
現在の給与と税率を把握しておくことで、不動産による所得をどれくらい得たいと考えるか、目標となる不動産所得額をイメージできるようになるのではないでしょうか。