目次
気になるリスク
・ローリスク・ローリターンの投資とは
・株式投資やFXはハイリスクに分類される
・不動産投資がミドルリスクといわれる理由
不動産投資は本業に支障なく続けられる
気になるリスク
投資を行う前には、リスクについて理解しておく必要があります。投資においてリスクは「危ない」「避けるもの」という意味ではなく、得られるリターンの幅を意味します。
100%成功する投資はありません。そのためにも、1つの方法で運用しようとするのではなく、「分散」という考え方が重要になります。投資先を「現金」「インデックス型の投資信託(株式)」「純金積立」「不動産投資」などと分けることでリスクが分散され、トータルで資産総額を増やすことにつながるとされます。
リスクとリターンの関係は一般的に次に示すようなイメージで語られます。投資を行う際は、リスクとリターンを把握したうえで1つの方法に限定せず、分散投資を行うことが重要です。「投資信託」と一口にいっても、投資先も運用方針もさまざまなので、ハイリスクな商品もローリスクな商品もあります。
ローリスク・ローリターンの投資とは
得られるリターンが少ない、不確実性の度合いの幅も小さい、つまりリスクも小さいものはローリスク・ローリターンの投資となります。増えないけれど減ることもない預貯金や日本国債などが該当します。一般的に、投資先によって利益が出る時期と損をする時期は異なり、景気の良くない時に収益が出やすいのは債券といわれています。
株式投資やFXはハイリスクに分類される
個別の株式投資やFXは、高いリターンが期待できる分、リスクも高くなります。FXは証拠金を預けその25倍までの金額で投資ができます。レバレッジをかけることで投資金額が大きくなり、その分リスクも高くなります。
不動産投資がミドルリスクといわれる理由
不動産投資は、株式投資やFXほどの高いリターンは期待できないけれど、しかし預貯金や債券よりは高いリターンが期待できるので、ミドルリスク・ミドルリターンといわれることが多いです。リスクは預貯金や債券よりは高いけれど、株式投資やFXよりは低くなります。
不動産投資の中でもリスクとリターンの関係度合いはさまざまです。例えば地方の人口が少ない地域の不動産価格は安く、家賃は物件価格に比例して下がるわけではないので利回りは高い傾向となります。この不動産を購入し入居者が絶え間なくいれば高いリターンを得られることになります。
しかし入居者がつかなくなれば、リターンが得られなくなります。都市部の不動産は高いので、利回りも低くなる傾向です。しかし入居率は地方よりも高いので、地方よりリターンは低いけれどリスクも低いということになります。
不動産投資は本業に支障なく続けられる
例えば「60歳までに5,000万円貯める」という目標を達成させるために、不動産投資は選択肢として適切でしょうか? 投資をがんばるために時間を割かなくてはという心配は、不動産投資に関してはそれほどいりません。
不動産投資は、先ほど述べた通り日々の価格変動はなく、また管理業務を委託することで、日々やることというのはほぼ発生しません。そのために日々の生活や本業に支障をきたすことがありません。
一方で、取引市場が開いている時間、株価や為替相場は変動します。株式投資やFXに真剣に取り組もうとすると、値動きが気になってしまい、本業の仕事に集中できなくなってしまいます。