面接を通過するコツ

書類選考を通過したら、次は面接が控えています。面接に突破するためのコツを紹介するので、ぜひ実践しましょう。
働く意欲や適性をアピールする
高卒の転職の場合、未経験歓迎の求人や学歴不問の求人が狙い目となります。そのような求人を出す企業は、面接で候補者のやる気を重視する傾向にあります。
そのため、面接では仕事に対する熱意をアピールしましょう。「自分には短所しかない」と思う場合でも、見方を変えれば長所になり得ます。
例えば、『仕事が遅い』という短所がある場合、正確さが求められる職場では『慎重である』という長所に変わります。できるだけポジティブな内容をアピールすることで、面接での印象がよくなるでしょう。
転職理由は前向きに
転職面接で必ずといってよいほど聞かれるのが、転職理由です。転職理由は必ず前向きな内容を答えましょう。
ネガティブな回答をしてしまうと、「弊社でも不満があると退職してしまうのではないか」と、採用担当者に懸念を抱かれてしまいます。
そのため、仮にネガティブな理由で退職をする場合でも、できるだけポジティブな内容に変換して回答することがポイントです。
ポジティブな退職理由の例としては、『新しい領域にチャレンジしたい』『以前から興味のあった分野で仕事がしたい』といったものです。その考えに至った背景もよく聞かれるので、併せて準備しておくとよいでしょう。
転職先が決まった後の流れ

晴れて転職先が決まったら、入社に向けて諸々の手続きをします。転職先が決まった後の流れを解説します。
内定受諾と雇用契約の締結
転職先から内定をもらったら、内定受諾をする前に必ず労働条件を確認しましょう。通常は、内定の通知と一緒に『労働条件通知書』が送られてきます。
労働条件通知書が届いたら、面接時の説明や求人票の表記と異なる点がないかを確認します。企業によっては入社日当日に渡すところもありますが、その場合は代わりとなる書類をもらえないか聞いてみましょう。
また、内定受諾の連絡をするときは、トラブル回避のため内定を受ける旨をはっきりと伝えることが重要です。内定受諾の連絡後は、雇用契約の締結を行います。
現職場へ退職意思を伝える
転職先への入社が決まったら、現職の退職調整を行います。多くの企業では、退職意思は1カ月前に通告するよう決められているでしょう。
退職意思は、直属の上司に伝えるのがマナーです。口頭で「大事なお話があるので、お時間をいただけないでしょうか」とアポを取りましょう。
なお、直属の上司を飛び越えて退職意思を伝えるのはNGです。上司の管理能力が疑われ、顔に泥を塗る行為と捉えかねられません。また、上司より前に同僚に伝えるのも、トラブルの元となるので避けましょう。
仕事の引き継ぎと入社準備
現職との退職交渉がまとまったら、退職までの期間で後任への仕事の引き継ぎを行います。仕事の引き継ぎは、現職での最後の大仕事です。
引き継ぎが甘いと、退職後も後任から問い合わせを受けるなどのリスクがあり、転職先での業務にも支障を来してしまう可能性があります。
また入社前には、転職先から必要書類の提出を求められることがあるので、忘れずに対応しましょう。現職の退職時に渡される書類の中には、転職先に提出するものも含まれていることがあるため、大事に保管することが大切です。