派遣社員として働く流れ

派遣社員として働く際は、派遣会社に登録を行い、興味のある求人があれば応募して就業を開始するというのが大まかな流れです。流れの詳細について解説するので、しっかりと押さえておきましょう。
派遣会社に登録する
派遣社員として働くなら、まずは派遣会社に登録しましょう。多くの場合、派遣会社が開催する登録会に参加することになります。平日の夕方以降や土日にも開催されていることがあるので、日中帯は忙しい人でも参加しやすいでしょう。
登録会ではその派遣会社での派遣の仕組みや福利厚生、自社システムの説明を受けます。その後、自分のプロフィールなどの個人情報を入力し、主にパソコンスキルに関するスキルチェックが実施されます。
スキルチェックは選考ではなく、自分のスキルをチェックするためのものです。
仕事を探すもしくは紹介を待つ
登録が済んだら、派遣会社からの仕事の紹介を待つか、自分でホームページなどから仕事を探しましょう。条件を絞って検索することも可能です。
派遣会社によってはコーディネーターと呼ばれる担当者が、自分のスキルや経験をもとに、マッチした求人を紹介してくれるサービスもあります。
求人に応募した後は、派遣先企業と派遣社員の双方で条件に合意ができたら、派遣会社と雇用契約を締結します。もし、条件が合わない場合は断ることも可能です。
複数の派遣会社に登録するのがおすすめ
派遣社員の仕事を見つけるコツは、複数の派遣会社に登録することです。派遣会社への登録は基本的に無料でできます。
派遣会社によって特徴や得意領域が異なり、扱っている求人も異なります。そのため、複数の派遣会社に登録していた方が紹介される求人数も多くなり、仕事も決まりやすくなるでしょう。
ただし、多くの派遣会社に登録するとダブルブッキングなどの弊害が出てしまうため、2〜3社に登録することがおすすめです。
派遣社員で高時給の仕事とは?

派遣社員として働くなら、時給の高い方が良いと考える人がほとんどでしょう。派遣社員で高時給の職種を解説します。自分が挑戦できそうな仕事があれば、積極的に応募してみましょう。
エンジニアなどのIT系技術職
エンジニアなどの高度な技術が求められる職種は、時給も高い傾向です。また、IT系の職種は残業が発生し、労働時間に応じて給料も多くなることもあります。
未経験からいきなりエンジニアとして働くことは難しいですが、プログラミングスクールや職業訓練などでスキルの習得が可能です。
エンジニアの時給はスキルとともに上がる傾向にあるため、働きながら高収入も目指せるでしょう。
専門資格や語学力が必要な仕事
専門的な資格や語学力が求められる職種の時給も高くなっています。特に国家資格である看護師や保育士、介護福祉士は時給が高い職種と言えるでしょう。外国語能力を生かせる職種としては、翻訳や通訳、貿易事務などが挙げられます。
上記の仕事をする人の中には、以下のメリットから派遣社員として働くことを選ぶ人も多いでしょう。
- 正社員と仕事内容が変わらないにもかかわらず、時給は正社員と同等かそれ以上
- 仕事内容や職場が合わないと感じたときは就業先を変えやすい
- 事情に合わせて働き方を柔軟に変えられる
派遣社員では収入の不安定さがデメリットとして挙げられますが、正社員と同程度の水準であれば上記の点が魅力となるでしょう。