自己責任とわかっていても、「自分のバイクのメンテナンスやカスタムはできる限りDIYでやりたい」そう考えるライダーは少なくないだろう。

私自身も大したスキルはないが、できるところに関しては自分でやりたいと考えている。しかし最近自分で整備をやっているとトラブルに見舞われ、ホームセンターに駆け込むことが増えた。

ネジがなくなるのである。

筆者は現在二輪ジャーナリストとして活動しているが、前職はバイクパーツメーカー勤務だった。開発のスタッフに手伝ってもらいながら整備を行っていた。

腕の良い整備士はネジを落とさない。ねじ一本なくすと面倒なことを知っているからだ。

社内にはネジやカラー、ステーなどあらゆる物が揃っていたので、正直なくしても困らなかった。

だが今は違う。製品のインプレ時などに車体への取り付けが伴うことが少なくないが、付属のボルトがポロっと落ちて紛失してしまうと、どうにかして見つけるか、ホームセンターに駆け込むしかないのだ。

バイクには特殊なサイズネジが使われていることも多い。ホームセンターをはしごしても見つからないことも。

今の環境と仕事の内容的に困る・・・そう思っていた時にアマゾンで良い製品を見つけたのでゲットしてみた。

使ってみたところ、

青空整備勢は全員使うべき

という結論に至ったので紹介したい。

目次
GARAGE WORK MAT
ネジやカラーが転がらない!なくならない

GARAGE WORK MAT

バイクのネジの紛失がなくなる‼︎ サンメカ必須のガレージワークマット
(画像=『Moto Megane』より引用)

GARAGE WORK MATを販売するのは岐阜県にある有限会社尚栄【ユウゲンガイシャショウエイ】だ。主な事業内容は梱包材の製造加工やGARAGE WORK MATを含むシート販売とのこと。ロゴはローマ字でSHOEIだ。ヘルメットメーカーとの関係性はないが、なんとなく親近感がわいてしまった。

GARAGE WORK MATの用途としてはメンテナンスや保管の際に車体の下に敷くものといったところだ。

素材はPVCターポリン。布の両面に樹脂を塗布した生地のことを指し、防水・防炎・耐油・耐薬品性が高いという性質がある。

強度的には布の両面を樹脂で挟む3層構造になるので、単一構造に比べて遥かに優れており、頑丈なのが特徴だ。

サイズはM、Lサイズが用意されており、Mサイズは1000×1800。Lサイズは1200×2500となる。

製品を手配する前に製品名のGARAGE WORK MATで検索してみたが、自転車の整備保管で使っている方が多い印象だった。

バイクの整備にはどちらの方が良いのだろうか?実際に両方使ってみたので、後ほどお伝えしたい。

ネジやカラーが転がらない!なくならない

バイクのネジの紛失がなくなる‼︎ サンメカ必須のガレージワークマット
(画像=わざとボルトを落としてみたが転がらない、『Moto Megane』より引用)

生地表面の質感としてはゴムのような触り心地になっており滑りにくい、試しにボルトを落としてみたが転がる様子がない。この時点で青空整備勢は全員が購入すべきアイテムである。

バイクのネジの紛失がなくなる‼︎ サンメカ必須のガレージワークマット
(画像=クッション部分と本体には縫いめがなく溶着されている、『Moto Megane』より引用)

更にマットの周囲にはおおよそ3cmほどの発砲クッションバーがついており、万が一転がったとしてもストップしてくれる。

撮影中何度も車体を乗り上げたが問題なかった。メーカーサイトにも高復元性のため何度踏んでもOKとの記載を見つけた。

マット自体の重さはMサイズでおおよそ1.5kg。Lサイズがおおよそ2.3kg程度。持ち運ぶのに重さを感じることはないが、多少風が強くてもまくれ上がることがなかった。

バイクのネジの紛失がなくなる‼︎ サンメカ必須のガレージワークマット
(画像=撮影当日は風が強かったが、飛ばされることはなかった、『Moto Megane』より引用)

汚れにくい素材なので、使用後は水で軽く洗ってどこかにかけておくか、ウエスで吹き上げるだけでOKだが、適度な重さがあるので干している時に飛んでいく心配もなさそうだ。