目次
不動産仲介手数料に関するQ&A
 ・不動産仲介手数料が値引きされるケースがあるのはなぜか
 ・不動産仲介手数料に相場はあるのか
 ・良い不動産仲介会社を見分ける方法はあるのか
まとめ

不動産仲介手数料に関するQ&A

不動産仲介手数料が値引きされるケースがあるのはなぜか

特に賃貸の場合、不動産仲介手数料が1ヶ月の場合と半額の場合があります。これは不動産仲介手数料を貸主と借主の双方から受け取るか、片方から受け取るか、の違いになります。

賃貸の際の不動産仲介手数料の計算方法 に詳細を記載していますが、賃貸の場合の不動産仲介手数料は上限である1.1ヶ月分を、承諾を得た場合のみ片方に寄せて請求が可能です。

そのため1ヶ月の場合と半額の場合の両方が存在しています。

不動産仲介手数料に相場はあるのか

不動産仲介手数料に相場はありません。だいたい0.5ヶ月分もしくは1ヶ月分になります。1ヶ月分以上取ってはいけないので、そういう会社を見つけたらそこでは契約しないほうが良いでしょう。

良い不動産仲介会社を見分ける方法はあるのか

不動産物件を購入する際は、不動産仲介会社の力を借りるケースが多くなります。長い付き合いになる可能性があるため、できるだけ良い不動産仲介会社と取引をしたいものです。では、どのようにすれば良い不動産仲介会社を見分けられるのでしょうか。

まず宅地建物取引業免許番号は必ず確認するようにしましょう。無免許業者ではないか確認が可能です。

不動産仲介手数料とは〜仕組みと計算方法を解説【早見表付き】
(画像=『RENOSYマガジン』より引用)

これが宅地建物取引業免許番号のサンプルです。免許番号内の「◯◯知事(3)」と記載されている部分があります。この「(3)」は過去2回免許の更新をしている証になります。5年に1度更新するので、この業者は最低でも10年は宅地建物取引業の認可を受けていることになります。

一般的にはカッコ内の数字が大きいほど経験が豊富で、信頼度は高くなると考えられます。しかし、数字が小さいからといって信頼できないというものでもありません。大きな系列会社に支えられているいわゆる財閥系の不動産会社であっても子会社になるとカッコ内の数字は小さくなります。例えば、三井不動産レジデンシャルリースは(9)となっています。

事務所が都道府県をまたいで増えたり、また事務所が他の都道府県に移転するなど、カッコ内の数字がリセットされるので、数字と業務の長さは100%連動するわけではないのですが、信頼できるかどうかの基準の一つとしてカッコ内の数字を見る、というのはひとつの方法です。

また不動産業を開始して年数の浅い業者は、物件の紹介をしてくれる担当者の年齢が若く、話しやすいエージェントであることも多いため、購入希望者が同年代である時など結果的によりよい信頼関係につながることもあります。1よりは2や3の方が信頼度は高まるといえます。

また、どこから認可を受けているかも重要な指標になります。上の例は都道府県知事から許可を受けて不動産業を営んでいる業者で、1つの都道府県内でのみ事業を行なっています。対して、複数都道府県にまたがって不動産業を営む業者には「国土交通大臣免許」と呼ばれる免許が必要になります。広い地域で事業を行なっている比較的大きな会社でなければ取れない免許であるため、ある程度、信頼性のシグナルになるでしょう。

まとめ

賃貸でも売買でも不動産仲介会社の力をどうしても借りなければいけないことは多々あります。不動産仲介手数料はその対価として必ず支払わなければいけないものです。不動産仲介手数料について理解して、無駄な支払いをしないように正しく不動産投資や不動産賃貸を進めていきましょう。

※本記事では、記事のテーマに関する一般的な内容を記載しており、より個別的な、不動産投資・ローン・税制等の制度が読者に適用されるかについては、読者において各記事の分野の専門家にお問い合わせください。(株)GA technologiesにおいては、何ら責任を負うものではありません。

提供元・RENOSYマガジン

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