磯のゲスト魚で知られるイスズミ。大半の人が「臭くて食べられない」とリリースする。しかし、食べて美味しい種類がいる。今回はその見分け方と料理法を紹介。なかでも「イスズミのたたき」は絶品だ。

美味しいイスズミの見分け方

簡単に言えば、大きくて黒いもの。和名はノトイスズミと言い、フカセでもブッコミでも釣れる。型は40~50cmあり、まれに60cm級も釣れる。これが食べて美味しいイスズミだ。

一方、フカセ釣りでよくハリ掛かりするタイプは20~30cmのミナミイスズミで、体色は白。これはおすすめできない。

期間限定

見分け方を覚えたら、食べごろについて。美味しいのは脂が乗る1月~3月(個人的)。あくまでも九州南部での目安なので、四国や本州はもっと遅くまで食べられるだろう。

ちなみに30年ほど前の初夏、大分県でコリ魚(イヨ)の刺し身といって出され、「ヤバ級」のうまさだった記憶がある。だだ、基本的には寒い時季が美味しいので、「期間限定」と区切っておこう。