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ウォークインクローゼットがある部屋の間取りは?
ウォークインクローゼットに収納するときのコツ
ウォークインクローゼットがある部屋の間取りは?

人が中に入れる程ですから、ウォークインクローゼットは、かなり広いスペースが必要になります。その為、狭いワンルームマンションはもちろん、1DK辺りまでの間取りでは、ほとんどの場合、ウォークインクローゼットが設置されている事はありません。
少なくとも3LDK以上の間取りが必要で、4LDK以上になるとウォークインクローゼットが設置されている割合がグンと増えます。しかし狭い部屋でもウォークインクローゼットが設置されている場合があります。
例えば1Kの部屋なら部屋の隅にL字型タイプのものが設置されていて、来客時もその中で着替えが出来たり、1部屋しかない部屋の中をすっきりさせる事が出来る等のメリットを与えています。ただし部屋の隅という湿気やすい場所にある為、カビないように換気には気をつける必要があります。
また1LDKの場合、ウォークインスルータイプが通路代わりとしても利用出来るように設置されている場合があります。こういったウォークインスルータイプは、通路となる床面に物を置かないように気をつける必要があります。
同じように2DKの部屋でキッチンと2部屋の内の片方の部屋とが繋がるようになっているウォークインスルーもあります。この場合は、両側に扉がありその分収納力は減るので、きちんと整理をして有効的に利用する工夫が必要です。
他には2LDKで玄関脇にL字型タイプのものが設置されている物件が最近みかけられます。これは部屋の中に持ち込みたくないコート類やカバン、帽子、ヘルメット、三輪車、ベビーカー等を収納でき、玄関周りがスッキリする為、たいへん便利です。
ウォークインクローゼットに収納するときのコツ

例えば、収納スペースが片側だけになっている場合、収納量は減りますが、移動や着替えはしやすくなります。この場合、収納スペースで使用するハンガーを出来るだけ薄い物にすれば衣類を多くかける事が可能になります。
また、ハンガーバーにかける衣類を丈の長い物と短い物に分けて収納しておけば、丈の短い衣類の下に、ラックや引き出しを置く事が出来ます。引き出しはスケルトンタイプやワイヤータイプにしておけば、中に何が入っているかすぐ分かるのでおすすめです。
壁の両側が収納スペースになっているタイプはⅡの字型と呼ばれます。このタイプが一般的に最も設置されているタイプで、効率よく収納が出来ます。また壁面収納を奥に取り付ければ、更にスペースを無駄なく利用できるのでおすすめです。この奥のスペースに鏡を取り付けておけば、その場で着替えが出来て便利です。
最初から奥の壁にも収納スペースが設けられているのがコの字タイプです。かなり広めのコの字タイプなら、上下二段にハンガーパイプを配するのも更に収納力がUPするのでおすすめです。
衣類はスーツが一番多いという方にはコの字型がおすすめです。畳んで収納するよりかけるだけで済み、また着たいスーツも一目で見つけられます。収納したい靴やカバンが多いという方は、細かく仕切られた棚を多めに設置しておけば便利でしょう。
尚、ハンガーパイプ上に枕棚という棚が付いているウォークインクローゼットが多いのですが、この棚は高い場所に設置されている為、使い勝手が悪く、あえてハンガーパイプを2段にして、収納力を上げるという方法もあります。
またL字やコの字タイプの場合、どうしても角部分がデッドスペースになるので、そこにサークル型のハンガーラックを置くという方法があります。ハンガーラックをコーナーに置く事で、空いた壁に棚を設置できるようになり収納力がアップします。
最後に、扉は開閉式より引き戸タイプにすれば狭いスペースでも有効に使えるので、スペース的に余裕が欲しい方は検討してみてください。