長く使った下駄箱から嫌な臭いがした経験がある方は多いのではないでしょうか。臭いの原因は下駄箱にカビが繁殖しているからです。どうしても普段は閉め切ってしまう下駄箱はジメジメとカビの温床になりやすい条件が揃ってしまいます。どうすればカビを予防できるのか、方法やおすすめのグッズをご紹介いたします。
目次
下駄箱にカビが繁殖する主な原因は?
下駄箱についたカビを落とす方法
下駄箱にカビが繁殖する主な原因は?

(画像=引用:pixabay、『工具男子』より引用)
そもそも下駄箱にカビが繁殖してしまう主な原因とは何なのでしょうか。実は大きな原因として2点があげられています。
原因①湿気

(画像=引用:pixabay、『工具男子』より引用)
下駄箱というのは、基本的に扉が閉め切られており、密閉状態になっています。そこに履いていた靴を、脱いでそのまますぐに入れてしまうと、汗等の水分が、そのまま下駄箱の中に閉じ込められてしまいます。下駄箱の中は閉め切ると70~80%という高い湿気た空間になっています。カビにとっては繁殖に非常に適した空間という事になるのです。
原因②靴についた皮脂汚れ

(画像=引用:pixabay、『工具男子』より引用)
カビが繁殖する為に必要とする栄養分は、主にタンパク質です。靴に付着した皮脂汚れはこのタンパク質を含んでいます。よって、カビは靴に付着した皮脂汚れを養分として下駄箱の中で成長してしまうのです。
下駄箱についたカビを落とす方法

(画像=引用:pixabay、『工具男子』より引用)
既に下駄箱についてしまったカビは、どのようにして落とすのが正しい掃除方法なのでしょうか。いくつかの方法をご紹介いたします。
落とし方①エタノールや石鹸使ったカビの落とし方

(画像=引用:pixabay、『工具男子』より引用)
この場合の石鹸は、殺菌作用のある逆性石鹸を使用します。石鹸もしくはエタノールをティッシュなどに染み込ませて、カビを一つ一つ取り除いていく方法です。
【用意するもの】
- 逆性石鹸、又はエタノール
- 水
- ティッシュ
- ゴム手袋
【方法】
- 逆性石鹸またはエタノールを水で薄めます。逆性石鹸は約200倍、エタノールは、消毒用エタノールはそのままで、無水エタノールは、エタノール2に対して水8の割合で希釈してください。
- 希釈した逆性石鹸もしくはエタノールをティッシュに染み込ませます。この時、肌の弱い方は手が荒れる可能性があるので、ゴム手袋をはめて作業する事をおすすめします。
- 胞子状になっているカビを、ティッシュで包み込むようにして拭き取ります。この時、ゴシゴシこすってしまうと、逆にカビを下駄箱に染み込ませてしまうので注意してください。
落とし方②漂白剤を使ったカビの落とし方

(画像=引用:pixabay、『工具男子』より引用)
下駄箱のカビには白いフワフワしたものと、黒くこびりついた斑点のようなものがあります。漂白剤は、この黒いカビを落すために用います。漂白剤を使用する為、換気には十分配慮してから行ってください。
【用意するもの】
- キッチン用漂白剤(お風呂用は強力過ぎ、衣類用は弱過ぎるので、ちょうど良いキッチン用を使用します)
- 霧吹きボトル
- お湯
- 雑巾2枚
- (あれば)扇風機
【方法】
- 霧吹きボトルに原液の漂白剤を入れます。
- 黒いカビに漂白剤を吹き付けます。漂白剤を吹き付けると黒いカビはだんだん消えていくので、しばらく待ちます。
- 雑巾をお湯で濡らし、漂白剤を拭き取ります。その後、濡らしていない雑巾で乾拭きします。
- 湿気をしっかりと飛ばす為に乾燥させます。扇風機があるなら、それを使って乾かすと時短になるのでおすすめです。