目次
2. 郵送で交付請求する方法
3. オンラインで交付請求する方法(オンライン登記事項証明書請求)
 ・手順1 登記・供託オンラインシステムにアクセスする
 ・手順2 申請者情報を登録する
 ・手順3 ログインする
 ・手順4 交付請求する
 ・手順5 手数料を納付する
 ・手順6 登記簿謄本を受け取る

2. 郵送で交付請求する方法

登記簿謄本の交付請求は郵送でも可能です。法務局の窓口で交付請求するのと同じように「登記事項証明書交付申請書」に必要事項を記入して1通あたり600円分の収入印紙を貼り、返信用封筒を同封して最寄りの法務局または地方法務局へ郵送すれば登記簿謄本を郵送してもらえます。

申請書は法務局のホームページからダウンロードできます。収入印紙は郵便局などで販売されています。返信用封筒に貼る切手は1通なら82円、2通なら92円で足りることが多いですが、登記簿謄本が分厚い場合は140円必要なこともあります。

概ね1週間以内には登記簿謄本が返送されてくるようです。

法務省 登記事項証明書等の交付請求書の様式(請求書様式1)

3. オンラインで交付請求する方法(オンライン登記事項証明書請求)

登記簿謄本を取得するだけならアプリケーションのダウンロードなど面倒なパソコンの設定は一切不要で、Webブラウザ上で必要事項を入力するだけです。

夜9時まで交付請求が可能です。法務局の窓口は午前8時30分から午後5時15分までですが、オンライン申請システムは午前8時30分から午後9時まで使えます。

午後9時までに交付請求すれば、ほとんどの場合は翌日には登記簿謄本が郵送で届きます。受取りは自宅か勤務先会社を選べますし、最寄りの法務局や法務局証明サービスセンター(市役所庁舎内などに設置された窓口)でも受け取ることができます。

手順1 登記・供託オンラインシステムにアクセスする

登記簿謄本の閲覧・取得方法(現地&オンライン登記取得)
(画像=『RENOSYマガジン』より引用)

まず、法務局が運営する登記・供託オンライン申請システムへアクセスしましょう。

手順2 申請者情報を登録する

登記簿謄本の交付請求を行う前に、申請者情報の登録を行う必要があります。入力事項は住所・氏名・電話番号・メールアドレスなどで、難しいことは何もありません。申請者IDとパスワードはご自分の好きな文字列で設定すれば足ります。

「登記・供託オンライン申請システム」のトップページに「申請者情報登録」というボタンがあるので、そこをクリックしてください。最初に利用規約が出てくるので、一読して「同意する」をクリックしましょう。

そうすると、申請者情報を登録する画面になりますので、もれなく入力し、送信してください。

なお、申請者情報を登録するのは最初の1回だけで、2回目からはすぐに交付請求をすることができます。ただし、1年間ログインしないと申請者IDが無効となり、申請者情報の登録からやり直す必要があるので注意が必要です。

手順3 ログインする

申請者情報を登録したら、「登記・供託オンライン申請システム」のメニューを利用できる状態になっています。

登記簿謄本を取得するには、トップページにある「かんたん証明書請求」というボタンをクリックしてください。

ログイン画面が出てくるので、申請者IDとパスワードを入力してログインしましょう。

手順4 交付請求する

ログインすると、利用できる手続の一覧が表示されます。

不動産の登記簿謄本を交付請求するには、手続分類「不動産」の右にある、手続名「登記事項/地図・図面証明書交付請求書」という青い文字をクリックしてください。

交付請求書の画面に切り替わりますので、必要事項を入力します。土地や建物の所在地や地番・家屋番号などを正確に入力してください。

「オンライン物件検索」を利用すれば入力の手間を大幅に省略できますが、間違った物件を選択しないように注意してください。

登記簿上の地番や家屋番号は、住所の地番や番地とは異なる場合が多いので、正確な情報を手元に置いて入力したほうが良いでしょう。

なお、証明書の種類のところは「登記事項証明書」を選択してください。

手順5 手数料を納付する

交付請求書の入力が終わったら、処理状況照会画面を確認しましょう。そこに「納付」というボタンがあるのでクリックしてください。ここで手数料の納付方法を選択します。

納付方法は、インターネットバンキングかPay-easy(ペイジー)を利用するかを選択することになります。

インターネットバンキングを利用する場合は、「電子納付」というボタンをクリックして、振込手続を行いましょう。

Pay-easy(ペイジー)を利用する場合は、画面の中に収納機関番号・納付番号・確認番号・納付額が表示されているので、正確にメモをしてATMで手続を行ってください。

手順6 登記簿謄本を受け取る

オンラインで交付請求書を作成し、手数料の納付まで完了すれば、ほとんどの場合は翌日に自宅や会社など指定した住所に登記簿謄本が届くようです。遠方の物件であれば翌々日になるケースもあるようなので、数日はみておいたほうがいいでしょう。