目次
突発的に発生する費用の内訳
ランニングコスト例
 ・築15年 20m2の都内中古ワンルームを運用の場合
 ・もっともお金がかかるのは初期費用

突発的に発生する費用の内訳

毎月・毎年かかってくる費用のほか、運用中に発生する費用もあります。主なものとしては次のような項目が挙げられます。

  • 入居者が退去する時に発生する修繕費・設備交換費
  • 入居中にある日突然発生する設備の交換費用
  • 空室が発生した際のローン返済費
  • 入居者募集時に不動産仲介会社に支払う広告費

入居者は、新学期や転勤に合わせ、または結婚など、いつと予想できないタイミングで退去をします。次の入居者を探す前に、クリーニング代や壁紙やフローリングの張り替えなどが発生します。

不動産投資のランニングコスト、いくらかかる?
(画像=退去時に発生する壁紙の張り替え、『RENOSYマガジン』より引用)

新しい入居者が早く決まるようにと、エアコンなどの設備を製造年や見た目から新しくすることもあります。もちろん入居中に「お湯が出なくなった」「エアコンがきかなくなった」と連絡があった場合にも、迅速に対応する必要があります。

不動産投資をする方にとって大きなリスクである空室も、何十年という運用期間のなかでは発生します。入居者が見つからない間、不動産投資ローンの返済が終わっていないときには、自分のお金でローンを支払うことになります。

だいたい均一にかかる管理費用や固定資産税などとは別に、突発的に発生する費用は、例えばエアコン7万円〜、給湯器15万円〜と、高額になりがちです。このような事態に備えるため、すぐに使えるある程度の運用資金を日頃から蓄えておくことが必要となります。

不動産投資運用の負担を均一にするために、RENOSYではいくつかの管理プランを提供しています。設備費のリスクに備えた「ワイドプラン」や、空室の心配をしたくない場合には設備のリスクと空室のリスクに備えた「NEOインカム」などです。

ランニングコスト例

築15年 20m2の都内中古ワンルームを運用の場合

一つの例として、RENOSYで不動産投資をする場合にかかる費用をご紹介します。RENOSYでは、建物管理業務も入居者とのやりとりも業務委託できます。運用中に定期的にかかる費用は下記の内容となります。

【物件の情報】

  • 築15年のマンション(戸数70)
  • 文京区内の駅 徒歩10分
  • 区分の専有面積 21.5m2

【費用】

  • 建物管理費 7,700円/月
  • 修繕積立金 2,500円/月
  • 固定資産税 48,900円/年
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    月額 14,275円
不動産投資のランニングコスト、いくらかかる?
(画像=家賃収入と支出の合計を割り出します、『RENOSYマガジン』より引用)

上記例でかかった費用は、実際の運用でコストの一部が家賃収入と相殺されます。上記に加えて突発的に起こる支出を均一にならすと、35年間にかかるランニングコストのイメージは、月額1万〜1.5万円ほどになります。

※RENOSYでは、「ワイドプラン」「NEOインカム」など複数の管理プランを用意しており、物件によって条件がそれぞれ異なるため、上記には含めていません

もっともお金がかかるのは初期費用

なお費用がもっともかかるのは、投資用の不動産を購入するときです(イニシャルコスト)。ただ、多くの人は「不動産投資ローン」を組んで始めるので、購入する人の条件にもよりますが、10万円で始められるケースもあります。どのような項目にいくらいくらいの費用がかかるものなのか、初期費用については下記記事を参考にしてください。