目次
水性ボールペンの汚れの落とし方
油性ボールペンの汚れの落とし方
水性ボールペンの汚れの落とし方

(画像=引用:amazon、『工具男子』より引用)
ここからは、ボールペン汚れの落とし方の手順や用意するものを油性・水性・ゲルインクに分けて詳しく解説していきます。まずは、水性ボールペンがついてしまったときの対処方法をチェックしていきましょう。
水性インク落としに用意するもの
- 「ハイドロハイター」などの還元系漂白剤
- 「アタック」などの液体洗剤
- 「ウタマロ石鹸」などの固形石鹸
- 歯ブラシ
- 洗面器
水性インクを落とす手順
油性インクよりも水性インクの方が、簡単に落せるイメージがありますが、実は水性インクの方が汚れが落ちにくい性質があります。ここからは、水性インクのを落とす手順を見ていきましょう。まずは、「水洗いできる素材」か「白い服か色柄もの服か」をチェックします。
【水洗いできる白い服の落とし方】
一般的に漂白剤というと「塩素系」や「酵素系」の「酸化型漂白剤」を指しますが、ここでは「還元系漂白剤」を使用します。還元系漂白剤は、弱アルカリ性をもつ粉末タイプの漂白剤で、物質から酸素を奪う反応を利用して色素を除去します。
酸化型漂白剤では落ちない汚れや黄ばみも落ちることがあります。麻やウール・絹といったデリケートな素材にも使えますが、基本は白い服にしか使えないのが特徴です。
- 40℃ほどのお湯を洗面器張ったら、お湯1リットルに対してハイドロハイターを5g(キャップ約半分)を入れよく溶かして、つけ置き液を作ります。
- 水性インクで汚れた部分をつけ置き液に30分~1時間ほど付けてインクが浮き出てくるのを待ちます。
- 効果が見られないときは、お湯とハイドロハイターを加えてさらに1時間ほどつけ置きします。(このとき合計で2時間以上はつけ置きしないようにしてください。)
- ハイドロハイターをよくすすぎます。その後いつも通りに洗濯機で洗い、乾かせば終了です。
【水洗いできる色柄もの服の落とし方】
- 洗面器に水またはぬるま湯を張り、液体洗剤(アタック)0.5杯分を溶かしつけ置き液を作ります。(粉末洗剤を使用する場合は溶かし残しがないようによく溶かしてください。)
- 汚れた部分をつけ置き液につけます。表面のインクが溶けでるまで、30分程度放置します。長時間放置すると、溶け出たインクが色移りしてしまうので注意してください。
- ある程度汚れが落ちたら、固形石鹸(ウタマロ)を使って手洗いをします。
- その後洗濯機で洗い、乾かせば終了です。1度ではきれいに落せなくても、繰り返し洗っていくうちに、汚れは薄くなっていきます。
油性ボールペンの汚れの落とし方

(画像=引用:amazon、『工具男子』より引用)
ここまでは、水性ボールペンが服についてしまったときの対処方法をご紹介してきました。ここからは、油性ボールペンが服に付いてしまったときの対処方法をチェックしていきましょう。
油性インク落としに用意するもの
- 消毒用エタノールまたは徐行液(プロピレングリコール類が含まれているもの) ※クレンジングオイルでも代用可
- タオルなど汚れても良い無地の布 ※無地の布がない場合はティッシュでも代用可
- 汚れても良い無地のビニール
- 歯ブラシ
油性インクを落とす手順
油性インクはアルコールに溶けやすいといった特徴があるので、それをいかした汚れの落とし方の手順をみていきましょう。まずは水洗いできる素材ができない素材かをチェックします。
- はじめに作業場の濡れを防ぐためにビニールを敷きます。その上にタオルを敷いたら、その上に汚れた面を下にした服を置きます。
- 汚れている部分の裏面に、消毒用エタノールまたは徐行液・クレンジングオイルをかけていきます。(徐行液を使用する場合、色はげが起こる可能性があるので事前にテストしておくことおすすめします。)
- 消毒用エタノールまたは徐行液・クレンジングオイルをかけた上から、歯ブラシを使いトントン叩きます。擦らずにトントンと叩くのがポイントです。
- 汚れが落ちてきたら、水またはお湯で洗い流します。
- その後いつも通りに洗濯機で洗い、乾かせば終了です。