5.アプリ内広告の始め方
実際にアプリ内広告で収益化を始める時は、まず広告を配信してもらうアドネットワーク事業者を決めていく必要があります。
特に以下のような事業者が有名です。
・Admob(Google社)
・MoPub(Twitter社)
・Nend(ファンコミュニケーションズ社)
・Amoad(サイバーエージェント社)
広告出稿は何社も手を出すよりは、一社に絞って進めていくのが効率的で運用の負担も少なくて良いでしょう。
トラッキングツール大手「AppsFlyer」が毎年発表している広告ネットワークのランキング資料を見て、ボリュームの大きい事業者や、自身のアプリと相性の良さそうな広告を出している事業者を選ぶのもおすすめです。
6.アプリ内広告の関連ツールについて
最後に、アプリ内広告で収益化を図る際に有効なツールを紹介していきます。
①AdMob by Google
こちらもGoogle社が提供するアプリ広告マネタイズツールです。
アプリに合わせて表示する広告のカテゴリやデザインを変えることができ、自分のアプリのトーンに合わせた広告を表示させることが可能となります。
また、高い分析力が備わっていることや他の広告サービスとの連携が可能なこと、さらにはiOSやAndroid以外にも多数のプラットフォームに対応していることから、国内外含めて普及率が群を抜いています。
②Firebase Analytics
Google社が提供するアプリ計測ツール。アプリの使用状況と、ユーザーエンゲージメントについて分析することができます。
趣味程度であれば無料で利用することができるのも、Firebase Analyticsの特徴です。
③ OpenWrap SDK
アプリデベロッパーが効果的なヘッダー入札※を簡易に導入するために開発された、PubMatic社の軽量SDK※2です。
これを組み込むことで、デマンドサイドのリクエストの統合管理が可能になるため、収益の最大化やパートナー管理の簡略化、そして最終的に全体的なコスト削減が期待できます。
また、複数のデマンドパートナー(SSPやアドエクスチェンジ)のSDKを追加する必要がないため、ヘッダー入札をより軽量かつ高速で行えるようになります。
※ヘッダー入札……広告在庫を複数のデマンドパートナーに同時に提供し、もっとも価格の高い広告を入札するというプログラマティック取引の手法。これにより効率的で利益率の高い入札が可能となる。
※2SDK……広告配信に必要な機能をまとめたツールキットのこと。
まとめ
アプリ内に表示する広告から収益を得ることができる「アプリ内広告」。
無料アプリでユーザーへの負担を少なく収益化ができることから、個人でも挑戦しやすい収益化タイプのひとつです。
広告タイプの相場やアプリ内広告のメリット・デメリットを理解し、開発したアプリに合った収益化のスタイルを見つけていきましょう。
提供元・RTB SQUARE
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