3.アプリ内広告のデメリット

①大量の広告では低評価を得てしまうことも

アプリの起動時や利用時に広告を表示させる方法となるので、稀にユーザーのストレスを招いてしまう場合もあります。
あまりに広告の表示頻度が多いと、ユーザーの反感を買いアプリストアのレビューに低評価をつけられてしまいので、多くなりすぎない工夫やコンテンツ自体の満足度を上げることを意識しましょう。

②アプリのイメージが崩れる可能性がある

表示する広告の数や種類によっては、見栄えを悪くしてアプリコンテンツのイメージを崩してしまうこともあります。
また「広告が多すぎるアプリだ」という印象をユーザーに与え離脱率が上がってしまうと、結果的に収益の機会損失になってしまいます。
広告を表示する際は、コンテンツに見合った種類・数の広告を選ぶようにしましょう。

4.アプリ内広告の収益形態とその単価相場

アプリ内広告には主に3つの収益化形態があります。
それぞれの広告の種類と、単価や収益性を順に見ていきましょう。

①インプレッション型広告(CPM)

アプリ内で広告が表示されるたびに広告収益が発生する広告です。
1000回ごとに発生する収益の単価を「インプレッション単価」といい、だいたい相場は10~500円程度(1000回表示あたり)が一般的です。
表示されたら収入になるのでマネタイズはしやすいですが、その分単価も低めに設定されています。

②クリック型広告(CPC)

アプリ内の広告がクリックされると収益が発生する種類の広告です。
ユーザーからのアクションが必要となるため、インプレッション型よりもややハードルは上がりますが、相場はやや高めの5〜30円となります。
ただ、配信先や広告コンテンツの種類などによって変動しやすいので注意が必要です。

③成果報酬型広告(CPI/CPA)

アプリ内に掲載されている広告経由で、商品やサービスが購入された時に収益が発生する広告です。
相場はかなり幅広く、1回の購入につき100円ほどの場合もあれば数万円の場合もあるのが成果報酬型広告の特徴です。
この方法は購入につながらなかった場合収益が発生しないので、 ニッチな情報を提供するWebメディアやブログなどに多く使われる方法です。