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いももち
赤飯

いももち

北海道に住んでみてびっくりしたことが、ジャガイモと玉ねぎには困らないということ。親戚が農家をされている方からおすそ分けしていただいたり、自分の親戚が農家でなくてもたくさんもらう機会があります。

「いももち」の選定理由は、そういうジャガイモを大量にいただいた機会に自分でも作ってみようと思いつつ、なかなか作らずにいたのですが、作ってみたらハマりました(笑)

作り方は、ジャガイモを蒸かして潰し片栗粉や小麦粉を加えて餅のようにしてバターなどで焼いて食べます。味付けは砂糖と醤油で照り焼きのようにしたり、タレにゴマを加えたりもします。

家庭でも作りますが、お土産やさんやサービスエリアで販売されていたり、冷凍食品もあり北海道ではメジャーなようですね。また、かぼちゃを同じように調理すると「かぼちゃもち」になります。「かぼちゃもち」もおいしいのでお勧めです(笑)

私が選んだ、北海道郷土料理5選
(画像=『北海道そらマガジン』より引用)

赤飯

選定理由は、北海道の赤飯は本州の赤飯と違いすぎるから。
それは、甘納豆が入っていて甘い!色は食紅でうっすらピンク色!という衝撃の赤飯なのです。

これは昭和20年ごろに北海道郷土料理の第一人者で学校法人光塩学園の創設者であり初代学長の南部明子さんが考案したそうです。小豆の赤飯を炊くのは大変ですが、色を付けた米を炊いて甘納豆を混ぜるだけなら簡単に作れるからだそうで。忙しく働くお母さんが少しでも手軽に子供たちが喜ぶ料理が作れるようにと道内各地の講演で作り方を教えて広まったといわれています。

米はうるち米ともち米を1:1食紅で色をつけて炊き、甘納豆を混ぜると回りの砂糖が溶けて甘くなります。甘納豆を少し洗ってあまり甘くなくしたり、混ぜ込まなかったり、人によりアレンジが入ります。上にごま塩を振ったり、紅生姜をつけたりすることもあるようですね。

もちろん甘いですが、北海道の人はこれとしょっぱいおかずを一緒に食べます。お米が甘いなんて!と思う方もいると思いますが、不思議とおいしく食べられます私は・・・。

私が選んだ、北海道郷土料理5選
(画像=『北海道そらマガジン』より引用)