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融資を受けるために預貯金があると望ましい理由
低収入でも上手なアピールで道は開ける

融資を受けるために預貯金があると望ましい理由

不動産投資ローンの融資額と必要な年収は?年収別の金融機関も公開
(画像=『RENOSYマガジン』より引用)

不動産投資ローンを利用して、「頭金ナシで不動産投資物件の購入」が可能です。現在は超低金利といわれており利息の金額もバブル期になどと比較してはるかに抑えられるので、フルローンを活用しようと考える人も多いです。

手持ち資金をまったく使わない購入方法がいいのかどうかは、考え方次第です。諸費用のほかに、自己資金を使って頭金を入れることで、月々の返済金額を抑えることもできます。ローン完済までの時間の短縮にもつながります。

低金利のローンを最大限に活用するか、頭金を入れてリスクにならない程度に月々の返済金額を抑えようとするか、もちろん金融機関の審査はありますが、ご自身でも返済計画のシミュレーションをすることは重要です。

また、空室の発生に限らず、家を貸すと、エアコンやトイレなどの設備にもコストがかかることになります。基本的には設備費用はオーナー負担です。壊れるときは一気に壊れることもあります。万が一の費用発生に備えて、ある程度の貯金は必要となります。

低収入でも上手なアピールで道は開ける

一般的に金融機関から融資を受ける場合、勤務先が安定企業とみなされ年収の高い人が有利です。銀行の特徴を「雨が降っている日に傘は貸さないが、晴れている日には貸してくれる」と表現する人もいます。

ただ現実を嘆いてみても状況は変わりません。本当に不動産投資にチャレンジしたいのならば、年収が低いからと諦めるのではなく、むしろ金融機関のハードルを突破する方法を考えましょう。そのためには、少額でも計画的に積み立てて自己資金を用意し、事業の準備が計画的にできる人間であること、シビアな金銭感覚を持つ人物であることを示しましょう。

最初から大きな物件を狙うのではなく、小さな案件でスタートし、賃貸経営を成功させましょう。そして金融機関の信用をアップさせて、コツコツと実績を積み上げ、さらに大きな投資にチャレンジすればいいのです。不動産投資では、こうした地道な努力が大切なのです。