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不動産オーナーが業務を委託したとしても?
不動産投資で不労所得は甘くない
不動産オーナーが業務を委託したとしても?
「不動産オーナー」と一口に言っても、いくつかのタイプが存在します。大きく2つ、大家業を行うかどうかに分かれます。
- 入居者管理や建物管理などの大家業を自分で行うオーナー
- 入居者管理や建物管理維持を自分で行わないオーナー
大家業を自ら行う場合でも、入居者の募集は通常は賃貸管理会社に委託することになりますが、とはいえ賃貸管理会社に依頼するためには間取り図を持ち込んだり、家賃や設備などについて説明したり、契約内容を確認したりしなければなりません。
家賃の集金をオーナー自らが行う場合には、家賃の催促などをしなければいけないときもあるでしょう。退去時にはオーナー自らが立ち会いを行っているケースもあります。原状回復のための清掃や修繕は専門業者に依頼することもできますが、業者への依頼などの手間はやはりかかってしまい、完全にオーナーが動かないわけではありません。
購入物件として小さなアパートなどを選び、仲介業者などを使わないで入居者の募集や原状回復を自ら行った場合は、より労働量は増え、より一層、不労所得というイメージとはかけ離れるでしょう。
RENOSYでは、このようなオーナーの負担を軽減するために、入居者募集から部屋のクリーニングなどの業務を代行、また入退去時に発生するやりとりや煩わしさの解消が可能となるプランまで、選べる管理サービスを提供しています。
不動産投資で不労所得は甘くない
不労所得を得るには、さまざまな投資法があります。そのなかでも不動産投資がサラリーマンから一定数の支持を得ている理由は、「拘束時間や手間が少ないのに毎月コンスタントに家賃収入が得られる」というものです。
不動産投資の仕組みは、物件を購入して入居者管理をアウトソースすれば、あとは毎月の家賃収入が得られるというのが概要になります。
平日の日中は会社勤めをしていることが多いサラリーマンにとって、時間が拘束されないことは大きな魅力でしょう。
しかし、拘束時間がゼロになるというわけではない点には十分注意が必要です。例えば、不動産投資家として知られる浅田あつし氏は著作『資産10億 最速達成!不動産投資(すばる舎刊)』の中でこのように述べています。
「実際に私が普段、保有物件の収益構造維持に振り向けている実働時間は、せいぜい1週間に2~3回、各回の所要時間は数分程度でしょう」
引用: 浅田あつし著『資産10億 最速達成!不動産投資(すばる舎刊)』
浅田氏のように、不動産投資は手間がかからないけどポイントで時間を使うという意見は多い傾向です。その意味では「不動産投資=拘束時間がまったくない」かというと、そうではないといえます。特にスタート時は、物件選び、金融機関や不動産会社とのコミュニケーション、各種手続きで、それなりの労力を費やします。また毎年1度の確定申告は発生します。
長期的に安定した経営をしていくためには、情報収集・情報の閲覧・意思決定などに、ある程度の時間を要することは理解しておきましょう。