カラフルな見た目で、インスタグラムなどのSNSでも人気のデトックスウォーター。「デトックス」 という言葉から、健康にいい効果があるのでは、と気になっている方も多いのではないでしょうか。そこで今回の記事では、デトックスウォーターにどのような効果が期待できるのかについて説明します。後半では、デトックスウォーターの作り方やおすすめのレシピもご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

目次
デトックスウォーターの効果とは?
デトックスウォーターの材料と作り方

デトックスウォーターの効果とは?

デトックスウォーターの効果とは?基本の作り方やアレンジレシピをご紹介!
(画像=『工具男子』より引用)

デトックスウォーターとは、野菜や果物、ハーブなどを水に浸して作るフレーバーウォーターのことです。野菜や果物に含まれる栄養素が水に溶け出すと考えられており、健康的な飲み物として注目されています。

また、カラフルでフォトジェニックな見た目から、インスタグラムなどのSNSでも人気があります。モデルやタレントの投稿を見たことがある方も多いのではないでしょうか。

デトックスウォーターは、体内の老廃物を排出することで、ダイエット効果や美肌効果が期待できるとよく言われます。しかし、専門家はデトックスウォーターの効果には懐疑的です。

デトックスウォーターの効果とは?基本の作り方やアレンジレシピをご紹介!
(画像=『工具男子』より引用)

水にどれだけの栄養素が溶け込んでいるのかを示す実験結果もなければ、健康効果を裏付ける論文もありません。むしろ、野菜や果物からはごく微量しか溶け出さない可能性もあります。

しかし、特別なデトックス効果がなくても、デトックスウォーターの大きなメリットは「水がおいしくなる」ことといえます。味のついていない普通の水を飲むのが苦手な方にとっては、水の摂取を習慣化するための恩恵を受けることができます。

デトックスウォーターとスムージーの違い

デトックスウォーターの効果とは?基本の作り方やアレンジレシピをご紹介!
(画像=『工具男子』より引用)

スムージーは野菜や果物をミキサーにかけたものなので、ミキサーの掃除はそれなりに時間がかかり、面倒なものです。洗浄とカットを含めると、約15分かかります。

一方、デトックスウォーターの場合は、野菜や果物を粗く切り、ボトルや瓶に水を入れて4時間ほど冷やすだけでOKなんです。準備も後片付けも手間がかからないという点でスムージーに勝っているともいえるのではないでしょうか。

デトックスウォーターの材料と作り方

デトックスウォーターの効果とは?基本の作り方やアレンジレシピをご紹介!
(画像=『工具男子』より引用)

デトックスを行う際には、日常的に食べたり飲んだりする食品や飲み物を適切に選ぶことが大切です。ここでは、どのような食品にデトックス効果があるのか、また、デトックスにおすすめのドリンクやメニューについて解説します。

デトックスウォーターにおすすめの食材

デトックスウォーターの効果とは?基本の作り方やアレンジレシピをご紹介!
(画像=『工具男子』より引用)

デトックスを始める最も簡単な方法の一つは、食生活を見直すことです。では、まずは、デトックス効果のある食品を見ていきましょう。

アボカド、オクラ、山芋、海藻、納豆など、食物繊維を含む食品はデトックス効果が期待出来ます。こうした食品は水溶性の食物繊維で、炭水化物の消化吸収を緩やかにし、コレステロールなどの余分な脂肪を排出するなど、体内への吸収をコントロールします。また、善玉菌を増やす効果もあり、整腸作用も期待されています。

金時豆、小豆、おから、エリンギ、えのき茸、切り干し大根、アーモンドなどの不溶性食物繊維を含む食品もデトックス効果があります。

デトックスウォーターの効果とは?基本の作り方やアレンジレシピをご紹介!
(画像=『工具男子』より引用)

これらの食品は水に溶けない食物繊維で、腸の蠕動運動を活発にして有害物質を除去する効果があります。繊維質の食品は、よく噛まなければならないものが多いので、満腹感を得られやすい食品でもあります。

納豆、みそ、しょうゆ、みりんなどの発酵食品もデトックスに良いとされています。腸内の悪玉菌を減らし、善玉菌を増やしてくれますし、便秘の予防・改善にも効果があります。

玉ねぎ、にんにく、ブロッコリー、はちみつ、アボカドなど、オリゴ糖を含む食品も忘れてはいけません。これらの食品は善玉菌の餌となり腸内環境を改善してくれます。

デトックスウォーターの効果とは?基本の作り方やアレンジレシピをご紹介!
(画像=『工具男子』より引用)

また、バナナ、メロン、サトイモ、肉、魚、牛乳など、カリウムを多く含む食品には利尿作用があり、体内の余分な水分の排出を促します。

腸内環境を整えて便通を良くし、尿の排出を促すこと毒素を体外に排出するのを助けてくれます。このように、普段からデトックス効果の高い食材を選ぶことで、日々の老廃物の排出を助けることができるのです。

ダイエットや美肌に効果があるフルーツ

デトックスウォーターの効果とは?基本の作り方やアレンジレシピをご紹介!
(画像=『工具男子』より引用)

レモンには100gあたり100mgのビタミンCが含まれており、これは他の果物と比べても圧倒的な差です。ビタミンCは、美肌に欠かせないコラーゲンの生成を助けるほか、疲労回復にも効果があるので、運動後に摂取するとよいでしょう。

また、りんごに含まれるポリフェノールの中には、強い抗酸化力を持つプロシアニジンが含まれており、体の酸化を防ぐことで肌荒れを防ぐ効果が期待できます。

「1日1個のりんごは医者を遠ざける」という言葉があるように、りんごは健康をサポートする果物です。また、りんごは脂肪分解酵素であるリパーゼの働きを阻害し、小腸への吸収を抑えることから、ダイエットに適した果物と言われています。

デトックスウォーターの効果とは?基本の作り方やアレンジレシピをご紹介!
(画像=『工具男子』より引用)

ベリー系の果物には、ビタミンEやアントシアニンなどのポリフェノールが含まれており、抗酸化作用があるため、アンチエイジング効果が期待できます。シミやシワ、たるみなどから肌を守ってくれます。

最近の研究では、高脂肪食にアントシアニンを混ぜたものを与えると、脂肪合成が抑えられ、内臓脂肪や血中脂肪の蓄積が抑制され、血糖値の上昇も抑えられることがマウス実験で確認されました。

基本のデトックスウォーターの作り方

デトックスウォーターの効果とは?基本の作り方やアレンジレシピをご紹介!
(画像=『工具男子』より引用)

【材料】

  1. ミネラルウォーター
  2. ボトル
  3. お好みのフルーツ、野菜、ハーブなど

【作り方】

  1. ミネラルウォーターを用意する。
  2. 用意したボトルにミネラルウォーターを入れ、適当な大きさに切った果物や野菜を入れる。
  3. ボトルに蓋をして冷蔵庫に入れ、しばらく浸けておけば完成。

たったこれだけのシンプルなレシピです。長時間浸すことが重要なので、材料を切ったらあとはじっくリ待ちましょう。スイカなど香りの弱い食材を使う場合は、長め(6時間程度)に浸けておきます。逆に、香りの強いグレープフルーツやベリー類を使う場合は、より短い時間(約2時間)でOKです。

デトックスウォーターを作る際の注意点

デトックスウォーターは、生の野菜や果物や野菜を使用しますので、気をつける点がいくつかあります。まず1つ目の注意点として、飲み過ぎないように注意してください。デトックスウォーターを飲みすぎると、むくみの原因になります。1日の摂取量の目安は1.5~2リットルです。

また、皮がついている果物はよく洗いましょう。果物や野菜の皮には、農薬が含まれていることがあります。できれば無農薬のものを使うのが一番です。無農薬のものではない場合は、使用前によく洗ってから使用してください。

3つ目の注意点として、賞味期限を守ってください。デトックスウォーターの賞味期限は大体24時間となっています。もちろん、室温ではなく冷蔵庫で保管するようにしましょう。また、飲むときは、保存容器から直接飲むのではなく、グラスなどの容器に移して飲むようにしましょう。