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人口密度の低い西オーストラリア州
10ヶ月間のゼロコロナ

人口密度の低い西オーストラリア州

西オーストラリア州はオーストラリア大陸の西側3分の1を占める国内最大の州です。オーストラリアが日本の約21倍の大きさなので、西オーストラリア州だけでも日本の7倍の大きさがあるということです。

ついにオーストラリアがパース以外は開国!約2年間の鎖国を続ける西オーストラリア州の実情とは?~国境よりも固い州境~
(画像=『たびこふれ』より引用)

また国の人口が約2,500万人なのに対し、西オーストラリア州は約250万人と10分の1で、そのうちの200万人が首都パースに住んでいます。

つまりとてつもなく人口密度の低い州であり、もともと『密』というものと無縁な土地柄なのです。

10ヶ月間のゼロコロナ

世界中でコロナ感染が確認された2020年3月にはオーストラリア全体でも多くの感染者が報告され、3月20日から国を閉じることになりそれと同時に各州がロックダウン、さらには4月5日からは西オーストラリア州はどの州とも州境を閉じました。州の住人であろうとも入州を認めないというとても厳格なもので、これはオーストラリアの歴史上初のできごとでもありました。

西オーストラリア州全土のロックダウンは1ヶ月間続きましたが、ロックダウンの終わる頃には市中感染者はゼロになったのです。

ついにオーストラリアがパース以外は開国!約2年間の鎖国を続ける西オーストラリア州の実情とは?~国境よりも固い州境~
(画像=『たびこふれ』より引用)

その後は少しずつ規制を緩めていき学校や公園、カフェやレストラン、映画館、スポーツジムなどが営業を再開し、数ヶ月後には日常生活に不便のない程度に戻りました。事実上はソーシャルディスタンスや施設によって人数制限はありましたが、もともと人口密度の低い土地柄ゆえ、あまり生活に不便がでませんでした。

ついにオーストラリアがパース以外は開国!約2年間の鎖国を続ける西オーストラリア州の実情とは?~国境よりも固い州境~
(画像=『たびこふれ』より引用)

それからも市中感染ゼロが続き、ゼロコロナが10ヶ月続きました。この10ヶ月間は完全なコロナフリーで、街でマスクをしている人を見ることもなく、家族や友人で集まってパーティーをしたり州内旅行をしたりとコロナ前と同じ生活が送れており、きっと多くの人がコロナの存在を忘れていたと思います。