不動産投資とは「不動産を購入して運用・管理し、家賃収入や売却益を得る」仕組みの投資です。ここでは不動産投資について初心者でも理解できる基本的な仕組みやメリット、魅力、運用方法、始め方などについて解説します。
目次
不動産投資とは
・不動産投資の目的とは
・投資における不動産投資の立ち位置
不動産投資で利益が出る2つの仕組み
・1. 家賃収入(インカムゲイン)
・2. 売買益(キャピタルゲイン)
不動産投資とは
不動産投資とは、不動産を購入し、それを他人に貸すことで家賃収入を得ることが主目的の投資です。老後の年金対策としても注目されており、20代や30代で始める方も増えています。
不動産投資の目的とは
RENOSYで不動産投資をはじめたお客様の声で最も多いのは「老後の年金対策」です。次いで、「生命保険の代わり」「信用(ローン)活用」となっています(2021年9月時点)。
投資における不動産投資の立ち位置
投資には、多くの種類が存在します。不動産投資を、よく耳にする代表的な投資とで収益性とリスクの面を比較すると、以下の図のようになります。
投資として聞いて思い浮かべる人が多い株式投資やFXはハイリスク・ハイリターン、不動産投資は、ミドルリスク・ミドルリターンな投資といわれています。
その理由は、賃料収入は毎月安定して得られることが多いためです。不動産投資は変動が大きな株式投資などと比較して、リスクが低いと考えられています。
不動産投資で利益が出る2つの仕組み
不動産投資で得られる利益は、購入した不動産を他の人に貸し出すことで得られる家賃収入と、所有している不動産を購入時よりも価値が高まったタイミングで売りに出すことで得られる売却益の2つに大別されます。それぞれを、インカムゲインとキャピタルゲインとよびます。
1. 家賃収入(インカムゲイン)
家賃収入で稼ぐ不動産投資は、コツコツと稼ぐモデルです。家賃は毎月変わるものではないため、ほかの金融商品に比べて景気変動の影響を受けることが少ないといわれています。
家賃収入に対して、どれだけの経費(管理費や修繕費など)とローンの返済額があるかで、月々の収支が赤字か黒字かが決まります。
2. 売買益(キャピタルゲイン)
売買益(キャピタルゲイン)とは、不動産を購入した価格よりも、高い価格で売却することで得られる投資です。不動産価格が上り調子の時代・エリアであれば、売買収益を期待して取り組みます。
実際、バブル期には、不動産投資はこのキャピタルゲインを主目的としたものが多く、家賃収入は二の次というスタイルが一般的でした。しかし、現在はキャピタルゲインを目的とするよりも、月々の家賃収入を狙った投資が主流です。
家賃収入と売買益の両方を得られることも
不動産価格が下落していた時期に不動産を購入した場合、インカムゲインを受け取ってしばらくしてから売却して、キャピタルゲインを得られるケースもあります。
東京のマンション価格 実際に東京23区の新築マンションの28年間の価格推移をまとめたデータがあります。
下のグラフを見ると、東京23区のマンション価格は徐々に増加しているのがわかります。実際に購入した価格よりも売却する際に不動産価格が上昇していたというケースも起こり得ます。
引用:日本不動産研究所 東京 23 区のマンション価格と賃料の中期予測/2020年下期(PDF)