私たちの腹筋をより鍛え上げることができる筋肉が「腹斜筋」です。腹斜筋は常に使う筋肉ではなく、普段から意識してトレーニングを行う必要があります。そこで今回は、美ボディメイクを行う際にぜひ鍛えておきたい「腹斜筋」に作用する、より効果を発揮する筋トレの方法と、そのポイントやコツを徹底解説していきます。
目次
腹斜筋についての基礎知識
腹斜筋を鍛えるとどんなメリットがある?
腹斜筋についての基礎知識
「腹斜筋」がいったいどのように作用するのか、また、トレーニングを行うことで、腹斜筋がどう鍛えられていくのか、ここでは腹斜筋が持つ特徴や機能など、基礎知識について学んでいきましょう。
腹斜筋とはどんな筋肉?
ただ単にトレーニングを行っているから筋肉を鍛えることができるという認識は誤りです。筋力アップへと導くための心構えや高い意識を持って行わなければなりません。また、筋肉は私たちが生きていく上で必要不可欠なものです。そのためにも、筋肉が身体の中でどのように作用しているか、その構成を知識に含めておくことが大切です。
腹斜筋は、外側にある外腹斜筋と内側にある内腹斜筋があります。これらの筋肉は左右対象に働くため、筋トレを繰り返し効率良く行うことで、自然とウエストラインが引き締まってきます。
外腹斜筋とは
ちょうどお腹の側腹部表面あたりに位置しているのが「外腹斜筋」と呼ばれる筋肉です。筋線維が斜めになっている筋肉で、体幹の回線、身体を横方向へ曲げる際に筋肉が作用します。身体を回して左側を向くと、右側の外腹斜筋に作用し鍛えることができますので、反対側も同じように行いましょう。
外腹斜筋を効果的に鍛えていくと、排便時に私たちが自然と腹圧をかけやすくなり、その際に使用する筋肉として作用します。年齢を重ねても身体に不調を来すことのないよう、ぜひともつけておきたい筋肉だと言えるでしょう。
内腹斜筋とは
「内腹斜筋」は、側腹部分の深層部とも言える外腹斜筋の下方向にある筋肉です。筋線維が外腹斜筋と直角に交わり走る筋肉で、身体を回すと内腹斜筋が反作用で働き、効率的に腹斜筋を鍛えられます。身体を逆方向に回すと、反対の内側腹斜筋が鍛えられて効率良くできるトレーニングとしても最適です。
腹斜筋を鍛えるとどんなメリットがある?
腹斜筋は、腹筋とは違い意識してトレーニングを行うことで鍛えることができると言われています。頻繁に使う筋肉ではない腹斜筋をピンポイントで鍛えることによって、いったいどのようなメリットを実感することができるかをみてみましょう。
メリット①きれいなくびれとシックスパック
しっかりと鍛えられた腹斜筋があると、ウエストラインに自然なくびれが生まれます。また、筋肉が浮き出るシックスパックができます。
しかし、腹直筋だけを意識して鍛えてしまうと、腹斜筋に力が入らず、あなたが思うような引き締まったウエストラインを作ることができません。つまり、腹直筋と腹斜筋をバランス良く鍛えることが必要になります。
バランスを保ってトレーニングを重ねると、自然と美しいシックスパックを出来上がるというわけです。そのため、両方の筋肉を鍛えることができるよう、それぞれにしっかりと筋トレを行い、鍛えていきましょう。
メリット②体幹の安定
普段意識しなければなかなか筋力アップをはかることができない腹斜筋も、しっかりと鍛えることで体幹が安定し、姿勢改善につながります。また、腹斜筋が鍛えられることで、普段の生活でも自然と腹圧をかけられるようになります。
このように、腹斜筋を集中的に鍛えることで、体幹が安定し、姿勢改善にもつながります。ぜひ、あなたも毎日筋トレを行う際は、通常の筋トレ以外にも、あえて腹斜筋のトレーニングを加えて行い、しっかりと鍛えておくようにしましょう。
メリット③代謝が良くなる
腹斜筋が鍛えられていない場合、内臓を支えるための筋力がないために、重力とともに内臓が下がってしまうことがあります。その分、身体の代謝も悪く、健康上に問題が生じる恐れがあります。そのようなことを避けるためにも、正常な位置に戻す必要があります。これは、身体の新陳代謝も悪くなり、内臓の働きが悪くなってしまうからです。
あえて腹斜筋を鍛えることで、下がってしまった内臓を正常な位置に戻し、健康体へと導き、代謝の良い身体を作ることができるようになると言えるでしょう。
メリット④横移動がしやすくなる
バスケットボールやテニス、サッカーなど、全身運動に必要な筋肉が「腹斜筋」です。さらに身体の安定性をはかることができるため、身体の芯がブレることなくスポーツが行え、日常生活も快適に過ごせるようになります。