人間関係や長時間労働、給料の安さなどから、仕事に不満を持ち、仕事を辞めたいと考えている人は少なくありません。今の仕事に嫌気がさして辞めたいけど、実際に辞めたらどうなるのか不安という方も多いのではないでしょうか。意外と勢いで辞めてもなんとかなるという人もいますが、なるべくリスクは避けたいのが本心でしょう。当記事では退職後の様々な不安と、うまく対処する方法を詳しく解説していきます。
目次
退職して良かったこと
退職後の不安
退職して良かったこと

不安を感じるということは、頭の中で様々なシナリオを考えることが出来ている証拠です。考えることは素晴らしいことですので、退職に不安を感じている方は、退職のメリット・デメリットをしっかりと考えてみましょう。まずは、退職して良かったと感じることについて解説します。
良かったこと①自由な時間が増えた
息つく暇もないほど仕事が忙しく、休日出勤が当たり前になっているのであれば、退職することのメリットは容易に想像がつくでしょう。
自分を見つめ直す時間ができ、「時間は自分のためにある」と実感することができます。一番大切なのは、自分がこれからどうしたいのか、どうありたいのかを考えることです。
24時間をまるまる自分のために使えるのは贅沢なことです。思いっきり自分と向き合い、タイムリミットを決めて、自己投資の時間として活用することをおすすめします。
良かったこと②肉体的・精神的ストレスがなくなる

ブラック企業と呼ばれる劣悪な環境で毎日働くなど、過酷な環境で長時間労働を強いられていた方は、肉体的・精神的に退職がメリットになる場合が多いでしょう。
もちろん周囲に相談すると、「仕事があるだけマシ」「働くなんてそんなもの」「そんな考えではどこにも行けない」などと厳しい意見を言われるかもしれませんが、真に受けないようにしましょう。
退職後の不安

退職するまでにすでに転職して新しい職場が見つかっているならともかく、そうでない場合は不安になるものです。すでに転職先が決まっている場合も、緊張と不安を感じるとはいえ、まだ先が決まっていない人の不安とは比べものにならないはずです。
仕事を辞めたものの、次の仕事はいつになったら決まるのか、どんな会社に転職できるのか、不安でいっぱいという方もおられることでしょう。ここでは、退職後の不安を感じる要因に着目していきます。
不安①金銭的不安

サラリーマンのメリットは、決まった定期的な収入があることです。会社に行き、そこで過ごせば、決まった収入が得られます。半年間頑張れば、ボーナスという臨時収入も得られます。
ところが、仕事を辞めてしまったら、下手をすると収入が0円になってしまう可能性があります。車や家をローンで買っているならローンが払えなくなるかもしれません。
ましてやかわいい子供たちにひもじい思いをさせると考えるとやりきれない思いになる方もいることでしょう。このように、お金に対する不安は、人生に対する不安につながることがあります。
不安②次の仕事が決まるか不安

数か月、半年と無収入で過ごすと、仕事がないことのプレッシャーから、妥協して早く転職したくなり、結果的に転職を失敗してしまうというケースもあります。
また、イライラを溜め込みやすい人も要注意です。一度、怒りが爆発して「退職します」と言ってしまうと、後には引けなくなります。
確かに仕事をしていると、理不尽なこともたくさんあります。しかし、咄嗟に辞めてしまうと、次の仕事が見つからなかったり、お金がなくなったりして、後悔することになるのではないでしょうか。
不安③人と会わなくて不安

毎日の通勤は満員電車や知らない人にぶつかるなど、とてもストレスがたまります。嫌いな人とも一緒に仕事をしなければならないので、精神的なストレスもあります。
とはいえ、毎日行く場所があり、必ず誰かと接するというのは1つの安定要素になります。これは、会社や企業など組織に所属することのメリットの一つです。その点、退職すればしばらくの間は行く場所がなくなってしまうのです。
職場ではさまざまなタイプの人がいるとはいえ、成長したり良い刺激となる付き合いもあるでしょう。自由を手にできる半面、こうした組織に所属する良さも失うことになります。