商品の売上金(ポイント)の使い方(使い道)にも大きな違いが!

フリマアプリに出品した商品が売れたら、売上金(ポイント)がもらえるが、その使い方もフリマアプリごとで大きく異なっている。

まず、売上金はそのままフリマアプリの買い物で利用できるし、対応するスマホ決済サービスにチャージして、コンビニやレストランなどの支払いに使えるようになっている。

その際、「ラクマ」→「楽天ペイ」や「PayPayフリマ」→「PayPay」の場合は、スマホ決済サービスの利用で最大1.5%のポイント還元がもらえるし、頻繁に実施されているキャンペーンなどで10~100%還元されることもある。

ところが、メルカリの場合は売上金を「メルペイ」にチャージして使用しても、基本的にポイント還元はない。これは大きなデメリットだろう。

また、いずれのフリマアプリも売上金は手数料を支払うことで現金化することもできる。手数料はメルカリが200円なのに対し、PayPayフリマは100円と安いうえに、PayPay銀行宛なら振込手数料は無料になる。また、ラクマも通常は210円の手数料がかかるが、1万円以上なら楽天銀行宛は無料になるのである。

やはり、ECサイトや携帯電話サービス、ネット銀行、証券会社、クレカなどを包括的に利用でき、シナジー効果が期待できる「楽天経済圏」や「ソフトバンク・PayPay経済圏」に比べると、メルカリは総合力で見劣りする。

メルカリ・ラクマ・PayPayフリマ結局どこがいちばんお得? それぞれのメリット&デメリットを解説
(画像=ラクマやPayPayフリマは、売上金を現金化するときの手数料が無料にできるのに対し、メルカリは200円の手数料を支払う必要がある、『オトナライフ』より引用)

発送方法や送料はどのフリマアプリもほとんど同じだが……

フリマアプリで商品が売れたあとは、自分で商品の発送を行うことになる。大型の荷物はそれなりに宅配料金がかかるが、重さ1kg以下/厚さ3cmまでの小物なら、どのスマホアプリもヤマト運輸と日本郵便が全国一律料金(170~200円)で配送してくれるサービスが利用できる。

しかも、このサービスは宛名書きが不要の「匿名配送」サービスに対応しているし、追跡サービスにも対応しているので安心だ。

実際に商品が売れたら配送用のQRコードが生成されるので、コンビニや郵便局にある機械で読み取り、発行されたレシートと梱包した商品をレジに持っていけばいいので、初めてでも悩むことはない。

ちなみに、PayPayフリマの「おてがる配送」は170円と最安値。ほかの2社と比べ最大30円の差があるので、小物を大量に出品する人は、多少気にしたほうがいいかもしれない。

メルカリ・ラクマ・PayPayフリマ結局どこがいちばんお得? それぞれのメリット&デメリットを解説
(画像=『オトナライフ』より引用)
メルカリ・ラクマ・PayPayフリマ結局どこがいちばんお得? それぞれのメリット&デメリットを解説
(画像=重さ1kg以下、厚さ3cm以下の荷物の発送条件にほとんど違いはないが、PayPayフリマだけが最安値の170円なので、たくさんの商品を出品する人なら気になるかも……、『オトナライフ』より引用)