マイナポイント第2弾で注目される2つの新機能も大きなメリット!

マイナンバーカードは、今後続々と新機能が追加される予定だ。そのなかでも、「マイナポイント第2弾」で1万5,000ポイントをもらえる条件となっている「健康保険証の利用登録」と「公金受取口座の登録」に注目したい。

まず、マイナンバーカードに健康保険証の利用登録をしておけば、転職や退職、引っ越しなどで一時的に健康保険証が手元にないときでも、マイナンバーカードが健康保険証代わりに使えるようになる。

また、本人が希望すれば医師や薬剤師が過去の情報を確認して、より適切な医療が受けられるようになるのだ。

次に、公金受取口座の登録は、政府から特別給付金の支給や確定申告して税金が還付されるときなどに、速やかにお金を受け取れるようにするためのもの。

そして、最近では「新型コロナワクチン接種証明書アプリ」でワクチン接種証明書を取得するために、マイナンバーカードが利用されている。

このほかにも、将来は運転免許証の機能もマイナンバーカードに一体化されるし、国家公務員や県職員の身分証明書、教員免許状、学生証、障害者手帳などでもマイナンバーカードが活用されるとみられている。

「マイナンバーカード」のメリット&デメリット、すでに国民の41%以上が所有
(画像=(Image:panasonic.com) マイナンバーカードに健康保険証の利用登録をしておけば、退職や引っ越しで健康保険証が手元にないときでも病院に行けるのが便利、『オトナライフ』より 引用)
「マイナンバーカード」のメリット&デメリット、すでに国民の41%以上が所有
(画像=公金受取口座が登録してあれば、将来、政府から給付金や税金の還付があったときも、速やかにお金を受け取ることが可能になる、『オトナライフ』より 引用)
「マイナンバーカード」のメリット&デメリット、すでに国民の41%以上が所有
(画像=「新型コロナワクチン接種証明書アプリ」で、ワクチン接種証明書を発行するのにもマイナンバーカードが利用されている、『オトナライフ』より 引用)

マイナンバーカードのデメリットとは?

いいことずくめのマイナンバーカードだが、何かデメリットはないのだろうか?

まず、心配されるのがセキュリティ面だろう。マイナンバーカードのICチップには必要最低限の情報しか記録されておらず、簡単にハッキングされることはないが、カードの表面には住所、氏名、マイナンバーなどの個人情報が満載されている。

最近は、クレジットカードのナンバーレスも増えており、カード表面にカード番号やセキィリティコードなどが記載されていない。それにもかかわらず、マイナンバーカードは真逆を行っている感じだ。

将来、健康保険証や運転免許証、学生証などの情報もすべてマイナンバーカードに集約されると、このカード1枚の紛失や盗難で、その被害は甚大なものになるだろう。

また、暗証番号は4桁の数字なので、誕生日やゾロ目など推測されやすいものだと危険。ただし、3回間違えるとロックされるようになっているので安全性は高い。しかし、逆に本人が暗証番号を間違えてロックされてしまうケースも多いのである。

この暗証番号のロックを解除するには、役所に出向いて手続きする必要があるので面倒だ。ただし、将来はコンビニでリセット作業ができるようになる予定である。

ほかにも、公金受取口座を登録することで「政府に自分の資産を把握されるのでは?」と気になっている人もいるだろう。

現在、マイナンバーと紐づけられているのは投資用の証券会社口座だけで、銀行口座は任意となっている。しかも、公金受取口座の登録では、すべての銀行口座を登録する必要はない。ネット銀行で0円の口座を作って登録すれば、さほど心配することはないだろう。

「マイナンバーカード」のメリット&デメリット、すでに国民の41%以上が所有
(画像=やはり気になるのは個人情報の漏洩であろう。健康保険証や運転免許書、学生証などがすべて1枚に集約されるのは便利だが、その分、万一のときの被害も大きくなる、『オトナライフ』より 引用)