Q9. 男系の伝統を守る必要はあるんでしょうか?
「女系天皇」を自民党の右派が問題にしますが、これは大した話ではありません。愛子様は男系(お父さんが天皇家)ですが、愛子様が民間人と結婚すると、その子は女系なので天皇になれません。これは皇室典範を改正すればすむ話です。
上に書いたように男系天皇は日本古来の伝統ではないので、守る必要はありません。それより天皇になる人の資質のほうが問題です。血統にこだわないで、能力のある人がむこ入りして「家」をつぐのが日本の伝統です。
Q10. では天皇はもういらないんでしょうか?
政治的には必要ありませんが、今の天皇は文化的なシンボルです。これは日本の伝統的な(江戸時代以前の)天皇の姿に近いので、そのまま維持することが多くの国民の合意でしょう。共産党もあきらめたように憲法を改正して天皇制をなくすことは不可能だし、その必要もありません。
でも今の天皇家をみると、雅子さまは適応障害になり、眞子さまは駆け落ちし、もう家庭崩壊状態です。家庭内のもめごとをマスコミが騒ぐのも気の毒だし、こんな状態の皇室に来てくれる人がいつまでいるかわかりません。天皇としての公務をなくして京都御所に引っ越し、文化的な行事に専念されてはどうでしょうか。
文・池田 信夫
文・池田 信夫/提供元・アゴラ 言論プラットフォーム
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