「そもそもフリーランスってどんな働き方なの?」
「フリーランスにはどんな仕事があるの?」
「フリーランスを目指す場合、どんな準備が必要なの?」
フリーランスを目指すとなったとき、まず何からしたらいいかわからない人は多いでしょう。
そこで今回は、
・フリーランスの概要や特徴
・フリーランスの職種例と仕事内容
・フリーランスになる前に最低限押さえたいポイント
・フリーランスになったあとやるべき手続きや準備
・フリーランスになろうか悩んでいる人のよくある疑問
の流れで、フリーランスに興味のある方が知りたい情報をまとめてご紹介します!
実際に筆者(フリーランス歴6年目)が駆け出しのころ悩んだ点、先に知りたかった点、試したかった点も考慮してまとめているので、ぜひ最後までお読みください。
目次
フリーランスとは?
フリーランスの職種例と仕事内容
フリーランスになる前に最低限押さえたい4つのポイント
フリーランスになったあとやるべき手続きや準備
フリーランスになろうか悩んでいる人のよくある疑問
まとめ
フリーランスとは?
そもそもフリーランスとは、どういった意味の言葉なのでしょうか。まずは、フリーランスの定義や働き方について見ていきましょう。
フリーランスの定義
フリーランスとは、会社に属さず、自分の経験・知識・スキルを活かして収入を得る「働き方」を意味する言葉です。
会社に属さず働けるため、
・働く場所
・働く時間
・仕事の内容
などを自分で組み立てながら働くことができます。
自由度が高そうに見えるフリーランスですが、実際のところ会社員とはどういった違いがあるのでしょうか? 会社員とフリーランスの違いについて本音が詳しく知りたい方は、以下の記事がおすすめです!
フリーランスと個人事業主の違い
フリーランスと似たような言葉でよく使われるのが、個人事業主です。フリーランスと個人事業主は明確に違いがあるので、それぞれまとめてみました。
▼ フリーランス
・会社に属さず働く「働き方」のこと
・法人や個人事業主も含まれる
▼ 個人事業主
・働き方ではなく、税法上の区分のこと
・開業届を出すことで、税法上の個人事業主として認められる
・確定申告で青色申告(控除される金額が多い)ができるようになる
フリーランスはあくまでも働き方を表す言葉なので、会社に属していなければフリーランスを名乗ることができます。
一方で個人事業主は、開業届を出すことで認められる税法上の区分です。
フリーランスも何らかの事業を進めるため、フリーランスと名乗りながらも、税法上の区分は個人事業主として活動することとなります。
フリーランスと個人事業主の違いやメリット/デメリットに関しては、こちらの記事でさらに詳しく紹介しています。
なお独立する際に、「開業届を出すのが大変そう……」と思った方もいるかもしれません。しかし、1枚の紙に必要な情報を書いて税務署に提出するだけなのでご安心ください。また、税務署に行って書き方を相談することも可能です。
それでも不安な方は、事前に開業届に書く内容を押さえておくとよいでしょう。詳しくは、以下をご一読ください!
フリーランスの職種例と仕事内容
「フリーランスが働き方を意味する言葉なのは分かったけど、具体的にどんな仕事があるの?」と思った方もいるのではないでしょうか。フリーランスの職種の例として、次の7つご紹介していきます!
1.デザイナー
2.エンジニア
3.ライター/編集者
4.マーケター
5.コンサルタント
6.動画編集者
7.オンライン秘書
【職種1】 デザイナー
デザイナーとは、デザインを作る仕事のことです。デザイナーと一口に言っても、以下のようにさまざまな職種があります。
▼ デザイナーの種類
・Webデザイナー
・イラストレーター
・UI /UXデザイナー
・グラフィックデザイナー
・ゲームデザイナー
・CGデザイナー
フリーランスデザイナーに必要なスキルや経験の例は、以下のとおりです。
1.PhotoshopやIllustratorなどのツール系スキル
2.トレンドや動向をキャッチアップするスキル
3.クライアントから情報を引き出したり、デザインの意図を伝えたりするコミュニケーション能力
4.スケジュール管理能力
5.マーケティングスキル
6.コーディングやプログラミングスキル
(参考:Workship MAGAZINE「フリーランスデザイナーになる方法。平均年収、案件獲得、ポートフォリオの作り方まで解説!」)
いきなりすべての経験が必要ではありませんが、複数のスキルがあると収入アップにもつながります。詳細については、以下をご一読ください!
【職種2】 エンジニア
エンジニアとは、エンジニアリングの専門的な知識やスキルを持つ人のことです。たとえばシステムエンジニアの場合は、システムを設計/開発できるスキルのあるエンジニアを指します。
フリーランスエンジニアの案件は3年以上の実務経験を求められることが多く、未経験だとハードルが高くなります。そのため、将来的にフリーランスエンジニアを目指す場合でも、一度会社員エンジニアとして経験を積むのがよいでしょう。
フリーランスエンジニアの雇用形態には、月固定で収入の決まる「委任契約」と、成果物を納品することで報酬が支払われる「請負契約」などがあります。
フリーランスエンジニアのメリット/デメリットや向いている人について詳しく知りたい方は、以下をご一読ください!
【職種3】 ライター/編集者
ライター/編集者は、記事の執筆や編集などを進める職種です。
会社員時代に記事の執筆や編集経験があってフリーランスを目指す方もいれば、フリーランスとして新たにライターを目指す方もいます。
▼ キャリアを活かした例
・元エンジニア:テックライター
・元銀行員:マネー系ライター
・元保健師:保健師ライター
▼ 趣味を活かした例
・アニメ好き:アニメライター
・整理収納が得意:片付けや掃除関連のライター
・子育て経験あり:育児ライター
ライターの仕事は多くの場合、記事単位で単価が決まるため、「単価 × 毎月書ける記事数」によって収入が決まります。
フリーランスライターに興味がある方は、以下の記事がおすすめです!
【職種4】 マーケター
マーケターは、商品やサービスを売るための戦略や仕組みを作る職種です。以下のような目的を達成するための戦略を練り、施策を打つことが求められます。
・ブランド認知度を上げる
・リードの最適化と利益の最大化
・新たなリード獲得手段を開拓する
・ユーザーによる“シェア”を生み出す
(出典:Workship MAGAZINE 「マーケティングの目的とは? 達成のために有効な手段を考察」)
事業の課題解決に直結することも多く、求められるスキルや責任範囲も広いのが特徴です。そのため、未経験からいきなりフリーランスとして活動するのは難易度が高くなりがちです。
一度契約すると数ヵ月にわたって施策を進めることも多く、安定的な収入を見込めます。
【職種5】 コンサルタント
コンサルタントとは、企業の課題解決や事業拡大を支援する職種です。
企業の経営層の課題を解決に導くことなどもあり、高いスキルと実績が求められます。逆に言えば、実力や実績のあるコンサルタントがフリーランスとして独立をすると、1000万円超の高い年収も見込めるでしょう。
いきなり未経験からフリーランスコンサルタントを目指すのは難しいため、会社員としてコンサルタントの経験を積んでから独立を目指すのがおすすめです。
【職種6】 動画編集者
動画編集者とは、その名のとおり動画を編集する職種のこと。YouTubeやTikTokなどの動画コンテンツ編集の需要も高まっており、副業などから始める方も増えています。
また動画編集スキルがあると、フリーランスとして動画で情報発信する場合にも役立ちます。
近年は動画編集を1から学べるスクールも多くあるため、未経験から動画編集者を目指す道もゼロではありません。
【職種7】 オンライン秘書
オンライン秘書とは、オンライン上で秘書業務を行う職種のこと。オンライン秘書には、以下のような仕事があります。
▼ オンライン秘書の仕事の例
1.請求書や領収書などの書類作成/管理
2.スケジュールやアポイントの調整/連絡
3.出張先の宿泊場所や交通ルートの手配
4.会食先のリサーチ/予約
5.イベントやMTG等の時間調整/連絡
6.タスクの進行管理/調整
7.ディレクター業務
8.オンラインコミュニティの運営/管理補佐
(参考:Workship MAGAZINE「オンライン秘書になるには?仕事内容とおすすめ求人サービスまとめ」)
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