インフルエンサーマーケティングにBtoB領域で取り組むメリット

インフルエンサーマーケティングは、活用することで様々なメリットを得られる施策です。BtoB領域では、特に下記3つのメリットを享受できます。

  • 商品の認知が拡大する
  • インフルエンサーから知見を得られる
  • CVRを高められる

それぞれ順番に見ていきましょう。

商品の認知が拡大する

インフルエンサーマーケティングを行う最大のメリットが、商品の認知が拡大することです。特定の領域で影響力を持つインフルエンサーの力を借りることで、自社が独自にPRするケースと比較して数倍の認知を獲得できます。

商品の認知拡大にインフルエンサーを活用する場合、大きく分けて2つのタイミングが存在します。1つは、新たなサービスや商品を開発し、リリースするタイミングです。初期段階から認知を獲得できるので、その後も商品やサービスにおいて影響力を獲得できる可能性が高まります。

2つ目は、すでにビジネスの基盤が盤石となり、潜在層までアプローチしたいタイミングです。基本的にビジネスは、売上を初期段階で作るために顕在層を狙います。しかし、その後自社の売上をさらに拡大することを目的にインフルエンサーマーケティングが行われる場合があります。どちらにせよ、商品の認知拡大はインフルエンサーマーケティングを行う大きなメリットです。

インフルエンサーから知見を得られる

インフルエンサーマーケティングを行うことで、インフルエンサーから知見を得られることもメリットです。インフルエンサーは、自社以上に特定の領域に対して影響力を持っている存在になります。そこで、フォロワーの伸ばし方や認知の拡大方法に関する知見を得られることで、自社に応用することも可能になるでしょう。

また、自社商品の改善点や脆弱性を教えてもらえることで、今後の商品開発における新たな目的も生まれます。認知の拡大のみならず、自社商品の新たな課題を発見できる点においても、インフルエンサーマーケティングに取り組むメリットと言えます。

CVRを高められる

最後に、CVRを高められることもインフルエンサーマーケティングのメリットです。CVRとは成約率のことであり、アクセスに対してどれだけの確率で成約したかを表します。インフルエンサーは特定の領域で影響力を持っているので、ユーザーからすれば「このインフルエンサーがおすすめするなら買ってみよう」という心理が働き、成約率の向上に繋がります。

自社商品の認知はすでに獲得できているものの、成約率向上に悩んでいる方もインフルエンサーマーケティングを活用しましょう。

インフルエンサーマーケティングの成功事例3選

ここからは、インフルエンサーマーケティングの下記3つの成功事例をご紹介します。

  • Cisco
  • SAP
  • Video Fruit

それぞれ順番に見ていきましょう。

Cisco

Ciscoは、業界の専門知識が豊富だったり、自社製品に詳しかったりするインフルエンサーを集め、インフルエンサーコミュニティを結成しました。それにより、今後の業界のトレンドや自社製品の改善点を得ることに成功し、自社製品を改良することに役立てています。

なお、インフルエンサーをただ募集するだけでは集まらないため、特別イベントへの参加権利などのインセンティブを用意していることも特徴です。今後、多くのインフルエンサーからの知見を得たい場合は、Ciscoの事例を参考にしてみると良いでしょう。

SAP

SAPは、自社の講演会(セミナー)にて、インフルエンサーにゲスト登壇してもらう手法を取りました。また、登壇してもらったインフルエンサーのフォロワーと、インフルエンサー自身が対話できる機会も講演会で作り、SAPの大規模なカンファレンスが世界中のユーザーに注目される結果となりました。また、インフルエンサーは業界知識を得ているため、自社製品に対するフィードバックがリアルタイムで行われたことも特徴です。すでに多くのフォロワーを獲得していて、なおかつ講演会を開く機会がある企業は、SAPの事例を参考にしてみてはいかがでしょうか。

Video Fruit

Video Fruitは、アメリカのマーケティングコンサルティング会社です。自社のオウンドメディアに寄稿してもらい、ユニークページビュー数が600%増加、滞在時間が8%増加した結果を生み出しました。