紛れもなく革靴ではありますが、まるで折り重ねられたファブリックのように動きを感じることができる、この春に登場する新作は、その名も「ドラペ」。これは、Drapeをフランス語読みしたもので、つまりはドレープってこと。こんな発想を思いついたとしても、確かな技術と靴を作り続けた経験がないと実現は難しいもの。ベルルッティだからこそなし得た一足といえるでしょう。
製作過程をぜひ見てみたい! アート的発想の新作が、春コーデを優雅に演出
パティーヌ然り、カリグラフィー然り、ベルルッティが世に送り出すアイテムは、どれもこれも実にアートフル。2022年の春の新作として登場したドラペも、まさしくそんなベルルッティらしさに溢れた一足と言えます。
これは、古典的な彫刻や絵画などで描かれるドレープファブリックにインスピレーションを得たもの。ヴェネチアレザーを折り重ねて縫い合わせることで、れっきとした革靴にしてファブリックのようなやわらかな表情を楽しませてくれます。実はドレープ感をより強調するために、折り目付近の色を薄くするといった絶妙な調整も。この辺り、さすがパティーヌ使いの名手です。
同技法を、今回はフォーマルラインの代表モデルであるアレッサンドロとアンディに登用。アレッサンドロはホールカットモデルですが、どうやってヴェネチアレザーを重ねながら木型につり込んでいるのか…。ぜひともその製作過程を動画で見てみたいところですが、そうそう見られるものではないので、いつか公開されることを楽しみにしておきましょう。
いまだスニーカー人気の勢いが冷めやらぬといったところですが、そろそろ革靴回帰の様相が見えてきました。リッチなおじさんなら、やっぱりこんな色気のある靴を履きこなしてこそ、ですよね。
アンディ・ウォーホールのために製作された、サドルローファーのアンディ。ヒールとトゥに施されたドレープデザインが、グラデーショングリーンと相まって実にエレガントかつ色気ある履き姿を演出します。ドレスパンツはもちろん、デニムとも好相性。とはいえ、そのデザインはあくまで控えめ。気づく人は気づくって辺りが、通好みです。
アレッサンドロ・ドラペ ¥317,900(税込み)
アンディ・ドラペ ¥317,900(税込み)
文・J PRIME編集部/提供元・JPRIME
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