鎧のようなウロコを持つマツカサ。さばきにくいことからか、あまり喜ばれない。しかし、料理の仕方によっては上質な味わいに大変身。今回は「マツカサの刺し身」を紹介する。

マツカサの生態

マツカサは磯からの夜釣りでよく釣れる。平均サイズは20cm前後あり、時折25cmほどの大型も交じる。夏から秋に群れで接岸し、冬から春は深場に落ちる傾向にある。

エサ取り扱いされるものの、最近では釣れたマツカサを生きエサとして使い、アラなどを狙う人も増えてきた。

持ち帰り方

ハリ掛かりしたマツカサは、そのままクーラーに入れる。できれば現地で硬いウロコを剥ぎたいが、〝身持ち〟のことを考えると、ウロコが付いたままのほうが鮮度を保ちやすい。

自宅での下処理

持ち帰ったマツカサは軽く水洗いし、ウロコを剥ぐ。包丁よりもウロコ取りで剥いだほうがラク。その際、水をはったボウルの中などウロコが飛び散らない工夫をしたい。

ゲスト魚レシピ:『マツカサ』の刺身 2列ある特殊な中骨処理にご注意
(画像=ウロコ取りを使って剥ぐ(提供:TSURINEWSライター松田正記)、『TSURINEWS』より 引用)

ウロコを剥いだあとは包丁で頭を落とし、ワタを取る。同時に血合をきれいに洗い流しておこう。

ゲスト魚レシピ:『マツカサ』の刺身 2列ある特殊な中骨処理にご注意
(画像=頭を落とす(提供:TSURINEWSライター松田正記)、『TSURINEWS』より 引用)