しいたけがメインの食事をいただく
姫野一郎商店はお店ですが、奥のお座敷「茶房 ひめ野」でしいたけ料理をいただくことができます。

姫野一郎商店のある竹田市は城下町で、落ち着いた風情のある街並みが今も残っています。

こちらが姫野一郎商店の奥のお座敷「茶房 ひめ野」です。

しっとりと落ち着いていて明治の文豪のお家みたいですね。

さて、姫野一郎商店でいただいた「しいたけ御膳」がこちらです。

しいたけご飯、しいたけの煮物、卵やき、しいたけ肉詰めフライ、お豆腐です。ほとんど精進料理のようですが、これが本当においしかったのです。
特にしいたけご飯は、しいたけの旨み・出汁(だし)がしっかりごはんにも染みていて「これが、しいたけのおいしさというものだったのか」と知りました。私が苦手だと思っていたしいたけ独特のクセ(?)も感じられませんでした。甘辛く煮込まれた煮物も、肉詰めフライもおいしかったです。

お吸い物もしいたけの深くまろやかな出汁がしっかり利いていました。

お抹茶と渋皮栗と柚子皮の甘味。このセットで1,320円です。派手なステーキやお魚はありませんが、充分に食事を楽しむことができました。
姫野一郎商店の乾しいたけを自宅で戻して食べてみる
こちらが姫野一郎商店の売り場です。

これらの商品の中から、私が自宅用に買ったのがこちら。

徳用肉厚 1,080円(125g)を買いました。形がまちまちで、デパートの贈答用商品にはならないような乾しいたけを集めたご自宅用のお得品です。もちろん味は変わりません。

中にはこのような乾しいたけが入っています。
乾しいたけの正しい戻し方
乾しいたけは水で戻しますが、その時注意すべき点が3つ。
- 冷水(5度くらい)で戻す
- 冷蔵庫で戻す
- 5時間~厚みによって12時間かけてじっくり戻す
決して、早く戻そうとしてお湯で戻したりしてはいけないのです。じっくり時間をかけて戻すことでおいしくなります。
さて、冷水で冷蔵庫で12時間戻した乾しいたけがこちらです。

ふっくらとつややかです。しいたけが「森のダイヤ」と言われる理由がわかります。
さて、調理方法ですが、姫野一郎商店さんおすすめのシンプルなバター醤油炒めにしました。

どうですか~。肉厚で旨みが詰まったしいたけというのが見てとれるのではないでしょうか?
戻すのに時間はかかりますが、その後はとっても簡単です。フライパンに薄く油を敷き、戻したしいたけを傘を下にして乗せ、戻し汁を少し入れます。
蓋をして蒸し焼きにし、水気がなくなったらバターを入れ、塩こしょうで味を調え、醤油をぐるっとひと回しして、完成です。コツは「塩味を控えめにする」です。生しいたけの30倍にも増えた栄養と旨み成分グル酸が口の中に広がります。噛みごこちもしっかりあって食べ応え十分です。
後日、さらにもう一品作ってみました。今回は戻したしいたけを冷凍するとさらにおいしくなると聞き、やってみました。冷凍したしいたけを自然解凍し、先日のバター醤油炒めの変化球として、フライパンで炒めている時にガーリックパウダーをふりかけ、卵とじにしてみました。

こ、これもバカうまです!さらにコクが増して、メインおかずとして充分通用します。
「しいたけはちょっと苦手で・・・」なんて言っていたのが嘘のようです。すっかり乾しいたけのファンになってしまいました。
戻すのに時間がかかること以外は、簡単な調理で食べられます。(しかも、食べる時間を決めておけば、逆算して冷蔵庫に入れておくだけでOKだから簡単。)栄養も満点、そして低カロリー!乾しいたけは食卓の常連になりそうです。