最大のメリットは、腹が据わることかも

というわけで今回は、法人化を考えるタイミングとメリットについてまとめました。ただ、最後に、究極に個人的なメリットを述べると、「腹が据わった」ことだと感じます。

私が法人化したのは20代も終盤の29歳で、博士号を取るのかドロップアウトするのか、仮に博士号が取れたとしてテニュアトラックを目指すのか民間に就職するのか、民間で働くとしてフリーでやっていくのか就職するのか……などなどの悩みを抱えていました。

ところが「法人化」という結論を選んだことにより、「会社作ったんだから、もうやるしかないんだよ」と覚悟が決まりました。結果、以前にもまして仕事に打ち込むことができ、売上も立つ……という好循環が回るようになりました。

世の中、事業に失敗したくらいで命までとられるわけではありません。精一杯頑張って、ダメだったら廃業して別の道を行けばいいだけです。「フリーランスになって、売り上げもそこそこあるけど、いまいち専業でやっていく覚悟が決まらん」という方は、法人化という形で気合を入れるのもアリかもしれませんよ。(あ、もちろん自己責任でお願いします)

(執筆:夏野かおる 編集:少年B イラスト:あずさ 監修:竹内雄一税理士事務所)

提供元・Workship MAGAZINE

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