全てのコンテンツはどれだけ体重かけられるか

少年B:
最後に、永井さんの考える「専門性」の見つけ方を教えてください。

永井:
「やりたくないことをやらない」「好きなことをずっと続ける」が大事じゃないかなぁと思います。「最近これ流行ってるから、ちょっと発信してみようかな?」と思っても、なかなか続かないので。

料理でもインテリアでもいいんですが、自分が苦にならないもの。調べ始めたら止まらなくなっちゃうものを続けていくのがいいと思います。

少年B:
ありがとうございます。中にはそんなに自分に好きなものがないって人もいるかと思うんですが、そういう人はどうしたらいいでしょう?

「趣味だから、やりたい仕事を選んで受ける」温泉オタクの仕事スタンス
(画像=じきるう、『Workship MAGAZINE』より引用)

永井:
それであれば、「好きと言ってる人を支える仕事」がいいと思います。私は「全てのコンテンツはどれだけ体重かけられるか」だと思ってるので、特に好きなものがない人は、その体重を支える側になるのがいいかなと。

少年B:
体重をかける……。熱量があるってことですよね。わたしもそういうコンテンツが好きなのでわかります。

永井:
よく物事を比較して話す人がいますけど、別に何かを褒めるために、他のものを下げる必要はないんですよね。専門性を発揮するためには、他のものを下げずに「好き!最高!見て!」って言える熱量があることが大切で。つまり推しのオタクであることが一番いいんじゃないかな、と思います。

だから、すごく好きなものがあるならそれを専門にすればいいし、好きなものがなければ無理に求めずサポートに回る。そういう役割分担をすればいいと思います。熱量がありすぎても、ひとりで空回りしちゃうこともありますからね(笑)

「趣味だから、やりたい仕事を選んで受ける」温泉オタクの仕事スタンス
(画像=じきるう、『Workship MAGAZINE』より引用)

【記事のまとめ】

・「好きでい続ける」ために本業にはしない
・失敗を恐れずに「人が喜んでくれること」を大切に発信しよう
・図解やフローチャートで「わかりやすく伝える」のも専門性のひとつ
・専門性を発揮するためには「比較せず推せる」熱量が大切!
・熱量がなければ無理に求めず「サポートに回る」のがいい

文・執筆:少年B 編集:イズミカズキ/提供元・Workship MAGAZINE

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