目次
自宅できる瞬発力を高めるトレーニング【ジャンピング4選】
ジムや室外で行う瞬発力を高めるトレーニング4選
自宅できる瞬発力を高めるトレーニング【ジャンピング4選】
スクワットのトレーニングメニューをご紹介しました。スクワット1つとってもやり方は色々とあり、負荷のかかり方も異なっています。続いては、ジャンピングでの瞬発力強化のトレーニングに移りましょう。
トレーニング⑤アンクルホップ(エア縄跳び)
まずは、アンクルホップです。エア縄跳びとも呼ばれており、その名前の通り本物の縄跳びは使用せず、あたかも縄跳びをしているかのようにジャンプをするメニューであり、縄跳びなら大抵経験はあるでしょうから取り組みやすいです。
拳一つ分程度足を広げて立ち、両足のかかとを浮かせて直立上体を維持します。そこから膝を軽めに曲げてジャンプし、着地の際もつま先のみ、再度ジャンプを約5分程度繰り返して行います。
アンクルホップ(エア縄跳び)のやり方を動画で詳しく
アンクルホップでは、主にふくらはぎ部分に重点的に刺激が与えられます。この部位の筋肉は短距離走の様な直線的な競技より、バレーボールやバスケットといった、素早く急に方向を変えるようなスポーツで力を発揮できます。
ふくらはぎを使用するメニューですので、膝を曲げるのはスタートの時のみになります。特段高く飛ぶ必要はなく、いかに継続してジャンプをし続けられるかが重要です。5分が厳しい場合には、1分程度から始めても構いません。
トレーニング⑥ボックスジャンプ
ボックスジャンプでは、箱を利用したトレーニングを行います。自分の前方に置いた箱にジャンプして飛び乗るという、ただ単に飛び跳ねるよりも実践的な内容になりますので、よりスポーツに生かしやすいメニューです。
飛び乗れそうな箱、ないし段差の前20~40㎝程前に立ち、膝を曲げていつでもジャンプできる体勢を整えます。そこから全身を使って箱に飛び乗り、無事に飛び乗れたら降りてまたジャンプ、ここまでを10回ワンセットで取り組みます。
ボックスジャンプのやり方を動画で詳しく
他部位に無駄な筋肉を付けず、瞬発力の向上のみに効果的ですので、体重を増やさないままに素早い動きが出来るようになります。飛び乗る際には、足だけでなく腕を振って反動をつけるなどと言った、体全体の筋肉をフルに活用して行う必要があります。
トレーニング⑦デプスジャンプ
デプスジャンプでは、ボックスジャンプとは逆に箱や台から飛び降りる工程を踏みます。軽めに飛び降りてその場ですぐに垂直でジャンプをし、筋肉の収縮したタイミングで瞬時に動かしますので、速筋の強化に効果的です。
台や箱の上の隅っこに立ち、足幅は自分が飛びやすいくらいにします。そのまま脱力する感覚で飛び降り、地面に着地したら瞬時にその場で垂直ジャンプをします。これを15回から20回程度1セットで行います。
デプスジャンプのやり方を動画で詳しく
デプスジャンプは筋肉肥大ではなく、筋肉の持つ力を引き出すのが目的のトレーニングです。非常に実践向きである為に、プロのアスリートもメニューに取り入れているほどで、いかに効果が高いかが分かります。
飛び降りて着地してからのジャンプは、高さではなくどれだけ早くジャンプに移れるかが重要となります。ジャンプの瞬間は背中が丸まって腰に負荷をかけないよう、腹筋と体幹に力を入れて姿勢を保ちましょう。
トレーニング⑧フロッグジャンプ
フロッグジャンプとは、名前から連想できる通りカエルの動きをイメージしたものです。垂直のジャンプではなく、カエルが跳ぶように前後にジャンプする動きをし、ヒラメ筋や腓腹筋で構成される下腿三頭筋をメインに使います。
脚は肩幅くらいに開き、膝を曲げてお尻を後ろに突き出します。それと同時に腕も後ろに持っていき、腕を前に投げる際の反動を利用して斜め前方向に飛びます。着地したら体の方向は変えず、後ろに同じ要領でジャンプします。
フロッグジャンプのやり方を動画で詳しく
ジャンプをしてからさらに加えてジャンプをするという瞬発的な筋肉運動の繰り返しになりますので、素早く動くための筋肉の鍛え方としては最高とさえ言われているほどのトレーニングになっています。
垂直ではなく前後に飛ぶ以上、バランスを保つことが重要になります。つま先で飛んでつま先で着地をすることで下腿三頭筋に刺激を与えられますので、決してかかとを付いて着地せず、また背中も丸めないよう腹筋を意識します。
ジムや室外で行う瞬発力を高めるトレーニング4選
スクワット、ジャンプそれぞれのトレーニングメニューを紹介しました。これらは自宅でもできる手軽さのあるものですが、ジムや屋外で場所を確保できるのならば、より幅広いメニューに取り組むことができます。
トレーニング⑨立ち幅跳び
1つは、立ち幅跳びです。体の使い方としてはボックスジャンプやフロッグジャンプに似ていて、全身の筋肉を一度に利用して出来る限り前方の遠くへと飛んでいくトレーニングです。
脚は肩幅程度に開き、腕は素早く後ろに振り下げてお尻を後方に突き出します。足の裏、親指の付け根部分に当たる母指球にすべての体重を乗せて、腕を思い切り振り上げて反動でジャンプします。15回から20回程度繰り返しましょう。
立ち幅跳びのやり方を動画で詳しく
腕を振って反動を付けたり、股関節から体を折って背中の反動も使うなど、全身を連動させることでその場から遠くへのジャンプが可能になります。これによって、ジャンプ力、及び左右への機敏な動きが可能になります。
股関節から体を折るというのが重要で、膝から折っているとジャンプの為のパワーも発揮されませんし、膝への負担も増してしまいます。まずは股関節中心に体を小さくする姿を連想しながらやってみましょう。
トレーニング⑩バウンディング
次はバウンディングになります。バウンドを現在進行形で表しているトレーニング名通り、飛び跳ね続けて鍛えるもので、加速をしている途中でジャンプをしますから速筋への刺激も相応に高いものになります。
まず10~20メートル程度の助走をつけて走り始め、ある程度速度が付いてきたら片足で地面を蹴って飛び跳ねます。着地してからも加速を続け、連続で10歩から15歩程度ジャンプを繰り返すのがワンセットです。
バウンディングのやり方を動画で詳しく
走っている途中のジャンプという事で、強引に自分の最大限の瞬発力を発揮せざるを得なくなる状況が作られます。これにより、筋肉の収縮後にすぐ伸びる動作が繰り返され、高い効果を得られると言われています。
走る際には、全力で走っている中でジャンプすると足がもつれて転ぶ可能性がありますので、無理なく加速中に飛び跳ねられる程度の速度で行いましょう。慣れていない方は、最初は遅めのスピードで取り組んでも良いです。
トレーニング⑪ラダートレーニング
ラダートレーニングでは、梯子を使って行うややテクニカルなメニューになります。布などで出来た軽い梯子を地面に置いて、それを踏まないように右と左の足をクロスさせながら、最後まで進んでいくというものです。
ラダーを準備したら床に広げて置き、右足を出して横を向いた状態になります。そこから逆の足を次のゾーンへクロスさせながら置き、右足をステップさせ元に戻ります。次は体の後ろで左足をクロスさせ、右足をステップさせるのを繰り返します。
ラダートレーニングのやり方を動画で詳しく
ラダートレーニングでは、いかに素早く最後まで進み切るのではなく、どれだけ正確に、つまり梯子を踏んだりコースアウトせずに進み切れるかが重要視されます。そこまで負荷も高くない為、本格的なメニュー前のウォームアップにもなります。
トレーニング⑫バーベルスクワット
最後は、バーベルスクワットをご紹介しましょう。名前からも連想できる通り、スクワットをバーベルを使いながら行うもので、自重に加えてバーベルの重みが加算される分、より高負荷且つ全身の筋肉を刺激させられます。
バーベルを肩に担いで、肩幅より若干広めの足幅を取ります。背筋をしっかりと伸ばして正面を見据え、ゆっくりと腰を落としていきます。後は通常のものと同様、太ももが床と平行になったところでストップし、少し早く体を元に戻します。
バーベルスクワットのやり方を動画で詳しく
走ったり、投げたり、飛び跳ねたりと言ったスポーツによくある動きは、全身の筋肉を連動させます。このトレーニングでは全筋肉を使用し、当然ながら速筋にも十分な刺激を与える事ができます。
回数としては、8回から12回程度を目標に取り組んでみましょう。下に落としていくときはゆっくり、上げる時には出来るだけ素早く元に戻すことで、瞬間的に大きな筋力を使用し、瞬発力強化につながります。