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瞬発力を高めることによるメリット
自宅できる瞬発力を高めるトレーニング【スクワット4選】
瞬発力を高めることによるメリット
速筋が得意とする瞬発力が高められるメリットは、何よりもやはり素早い運動を必要とする状況が極めて多い、スポーツにおいて大きなアドバンテージになります。短距離走、跳躍競技、投擲競技などでは、記録に大きく関係してきます。
各種スポーツで武器となり得る瞬発力ですが、協議によって必要な力と速度の要素が異なっています。例えばバドミントンなどであれば力よりも速度を、ハンマー投げなどの投擲競技なら速度よりも力が重要視されます。
後にご紹介していくように、一口に瞬発力を鍛えるためのトレーニングと言っても様々な物があります。その中で、力と速度の発揮される条件はどのようなものかを考え、それに適したメニューを実践するのが推奨されています。
自宅できる瞬発力を高めるトレーニング【スクワット4選】
以上、瞬発力に関係する速筋とはどのような物なのか、鍛える利点などについて簡単にではありますが解説しました。ここからは、本題となる瞬発力を消えた得るためのトレーニングメニューを紹介していきます。
トレーニング①スクワット
まず1つ目はスクワット系のトレーニングで、最初は一般的なスクワットからになります。エクササイズの代表格とも呼ばれており、トレーニングで使われる筋肉の7割を占めるという下半身の筋肉を主に強化させられます。
まず肩幅に足を広げ、足の先はやや外を向くようにしておきます。背筋をしっかりと伸ばして息を吸いつつ膝を曲げて体を落としていき、地面と太ももとが平行になったところでストップしてキープ、素早く戻してまた落とすのを1セット30回繰り返します。
スクワットのやり方を動画で詳しく
下半身の瞬発力向上を狙うのであれば、体を落としてから元に戻すときに素早く持ち上げて戻すことが重要とされています。実際に使用するシーンを想定し、それと同じ様に筋肉を使う事で、効率よく強化させられます。
スクワット全般に言える事ですが、正しいフォームのまま取り組むのが非常に大切です。足のつま先よりも膝が前に出ては膝に無駄な負担をかけてしまいますから、膝を曲げるというよりもお尻を後ろに引くイメージで取り組んでみましょう。
トレーニング②ジャンピングスクワット
続いて2つ目は、ジャンピングスクワットです。通常のスクワットにジャンプを追加しますので、より高い負荷をかける事が出来るトレーニングになります。強度が高く、瞬発力の向上に重きを置いています。
通常のスクワットと同じように足を広げて立ち、膝を曲げて太ももが地面と平行になったタイミングで、反動を付けず膝を伸ばすようにしてジャンプ、着地したらそのまま腰を落として飛ぶ前の状態になり、これを15回1セットで行います。
ジャンピングスクワットのやり方を動画で詳しく
先に述べた通り、ジャンプを加えていますので着地するときに体を受け止める際、高い負荷がかかります。その為回数をたくさんこなすよりも、正しいフォームで取り組んで崩れる前にインターバルを挟むのを意識しましょう。
跳ぶ以上体制は不安定になりやすく、その分怪我をしてしまう確率も高くなっています。下半身のトレーニングではありますが、体幹も十分に使いますので、着地時はお腹にしっかりと力を入れて受け止めるようにしてください。
トレーニング③スプリットジャンプスクワット
3つ目のスクワットトレーニングは、スプリットジャンプスクワットになります。こちらではスタンダードなスクワットよりも両足を大きく前後に開き、体が沈み込みますのでおしりや内ももの筋肉にも刺激を与えられます。
まず片足を前に、もう片方を後ろにして大きく前後に開かせ、上半身は正面を向けたままにします。そのまま体を真下へ、前脚の膝が直角になるまで落とし、そこからジャンプと同時に足を入れ替えます。両足で合計30回が目安になります。
スプリットジャンプスクワットのやり方を動画で詳しく
こちらもジャンピングスクワットと同様、片足が離れて不安定になる分、体幹をより使用します。ジャンプは毎回力を抜かず、足を曲げる時にはゆっくりとした動作で下げて下さい。
脚が前後に開くために、骨盤も一緒に開き気味になってしまいます。こうなるとつま先と膝の向く方向がバラバラになり、膝への負担が強まるほか、速筋への刺激も弱まってしまいますから、腹筋をしっかり使って骨盤は正面を向かせましょう。
トレーニング④ブルガリアンスクワット
スクワットメニューの4つ目は、ブルガリアンスクワットです。こちらはベンチや椅子を使用し、そこに片方の足を乗せて行います。体重を前に出して居る片一方の脚に集中させますので、速筋の強化に効果的です。
椅子の60~90㎝前に前向きで立ち、片方の足のつま先を椅子に乗せ、もう片方の足を前に出して膝を90度になるまで曲げます。そこからゆっくりと戻していき、足を変えて同じように落とす動作を10回1セットで行います。
ブルガリアンジャンプスクワットのやり方を動画で詳しく
このスクワットでは、瞬発的で素早い動作よりも、1回ずつの負荷を高めて強度を向上させるのに重点を置いています。片足ずつに負荷と体重を集中させることで、左右の脚の筋肉に多少差があっても、トレーニングに支障が出る事もありません。
解説している通り、負荷が高い為回数よりもフォーム、つまり背筋をまっすぐに伸ばし、膝を曲げすぎないなどの点に意識を向けて下さい。慣れてきたら、より瞬発力を高めるためにダンベルを使って実践してみましょう。