がん団信をつける際の注意点
ここでは、がん団信に加入する場合の注意点について解説します。
がん団信への加入を検討している方は、ぜひ注意点も理解した上で選択してみてください。
健康状態に問題があると加入できない可能性がある
ここまで解説したように、がん団信は生命保険の一種です。
加入にあたり、ご自身の健康状態について保険会社に告知しなければなりません。
そのため、健康状態に何かしら問題がある場合には加入できない可能性があります。
住宅ローンの場合は団信への加入を必須としていることが多くありますので、ローンの借り入れ自体ができない可能性も考えられるでしょう。
とはいえ、フラット35のように団信への加入を必須としていない住宅ローンや、ワイド団信のように加入審査があまり厳しくない保険商品が存在しています。
健康状態に不安を抱えている人は、このような選択肢も考えてみましょう。
途中で契約変更ができない
がん団信は保険商品の一種ですが、途中で契約を追加したり、契約内容を変更したりすることはできません。
ですから、ローン契約時に保障内容をきちんと吟味した上で選択することが大切です。
加入済の生命保険と保障内容が被っている可能性がある
既に何かしらの生命保険に加入している場合、がん団信で保障される内容と加入済の生命保険の内容が同一である可能性が考えられます。
できれば、無駄な保険料は支払いたくないと考える人が多いのではないでしょうか。
そのため、既に加入している生命保険の保障内容について確認した上で、がん団信への加入を考えた方がよいでしょう。
詳しくは、「不動産投資が生命保険の代わりになる理由と覚えておきたいリスクとは」でもご紹介しています。あわせてご覧ください。
がん団信のオプション紹介
団信の保障内容は、商品プランなどによって異なります。
団信における基本的な保障内容は、「ローン契約者が死亡もしくは所定の高度障害と診断確定された場合」に、ローンの残債が保険金から返済されるというものです。
しかし、ローンが返済できなくなるリスクは死亡・高度障害だけにとどまりません。
団信の種類によっては死亡保障だけでなく、3大疾病(がん・急性心筋梗塞・脳卒中)も保障する内容のものや、7大疾病(がん・急性心筋梗塞・脳卒中・糖尿病・高血圧疾患・肝疾患・腎疾患)も保障する内容のものがあります。
そのほか、保険会社によってはさらに手厚い保障内容を追加できるオプションを用意しているところもあります。
保障内容が手厚くなるとその分保険料が高くなりますから、ご自身の現況や生活環境などを考慮した上で検討するとよいでしょう。