ダイエットを開始して間もなく訪れるツラい停滞期は、ストレスが溜まりやすくドロップアウトしてしまう方も多いでしょう。しかし、諦めるのはまだ早いです。今回は、停滞期が訪れる原因を元に上手に乗り越える方法を詳しく解説しますので、まずは試してみることをおすすめします。

目次
体重が落ちない!ダイエットにおける停滞期とは?
ダイエット中に停滞期に陥る原因

体重が落ちない!ダイエットにおける停滞期とは?

ダイエット中の辛い停滞期の乗り越え方を徹底解説!逆にやってはいけないことは?
(画像=引用:Unsplash、『KASHI KARI』より引用)

ダイエットは、始めたばかりの時は比較的好調で1~2㎏くらいならばすぐに減量できるのが特徴です。しかし、うまくいっているのかと思いきや、あるところで突然体重の減少がストップしてしまう停滞期が訪れます。

停滞期は今までと同じように食事制限やジムなどでのトレーニングを継続的に行っていても、誰しもが経験するものであり、ここで挫折してしまう方も多いと言われています。基本的には、元の体重から5%の減量をしたあたりから停滞期が始まる傾向にあり、期間には個人差があります。

ただ、ダイエット中の停滞期というのは必ず抜け出せるものなので、減らないからと言って諦めずに根気強く継続することが大切だと言えます。

ダイエット中に停滞期に陥る原因

ダイエット中の辛い停滞期の乗り越え方を徹底解説!逆にやってはいけないことは?
(画像=引用:Unsplash、『KASHI KARI』より引用)

停滞期に陥る理由はダイエット方法や、性別によっても様々です。まずはダイエット中に停滞期が起こるいくつかの原因についてご説明しましょう。

原因①ホメオスタシス機能

ダイエット中の辛い停滞期の乗り越え方を徹底解説!逆にやってはいけないことは?
(画像=引用:Unsplash、『KASHI KARI』より引用)

ダイエット中に体重の減少が急にストップしてしまう大きな原因として、ホメオスタシス機能が働いてしまっているということがあげられます。これは体の状態を一定に保とうとする調節機能であり、体を守ってくれる大事な働きなのです。

例えば、外気温がどれだけ低くても高くても、体温を35~36度程度でキープしているのはこの機能のおかげだと言えます。そしてダイエット中は、食事制限により短期間で急激に体重が落ちていくことがあるため「体に何か異常が起こっている」「体が飢餓状態にある」と判断されてしまい、このホメオスタシス機能が働くのです。

これにより、体重を現在の状態で保とうと失った栄養素を補充したり、脂肪を元に戻そうとしてしまうため、停滞期が訪れます。ホメオスタシスの効果が続く期間には個人差があり、1~2ヶ月続く方もいれば2週間で切れる方もいます。

この期間はなかなか体重が落ちることはないので、1~2㎏落とした体重が元に戻らないようキープすることを心がけましょう。

原因②レプチンの減少

ダイエット中の辛い停滞期の乗り越え方を徹底解説!逆にやってはいけないことは?
(画像=引用:Unsplash、『KASHI KARI』より引用)

レプチンとは、食事をすることで体内に様々な栄養素を取り入れ、血糖値が上昇した際などに脂肪細胞から分泌されるホルモンの一つであり、満腹中枢を刺激する働きがあります。

これにより、脳が満腹だと判断し食欲を抑えてくれるのです。さらに、脂肪を燃焼したり代謝を良くしてくれる機能もあるため、肥満を防ぐための大切なホルモンだと言えます。

しかしダイエット中は、食事制限により食事の時間や取り入れる脂肪の量などが減少するため、このレプチンの分泌も減ってしまうのです。そうなると、満腹を感じにくくなったり、脂肪が燃焼されず痩せづらくなってしまいます。

しかしレプチンは、食事を始めてから20分が経過してから分泌されると言われています。つまり少量の食事でも、20分以上の時間をかけてよく噛みゆっくり食べればレプチンの持つ機能が働き、結果が表れやすくなるということです。

原因③女性ホルモンとの関係

ダイエット中の辛い停滞期の乗り越え方を徹底解説!逆にやってはいけないことは?
(画像=引用:Unsplash、『KASHI KARI』より引用)

女性ホルモンには大きく分けて、エストロゲンとプロゲステロンという2つのホルモンが存在し、バランスを保ちながら月経周期などを作っています。

エストロゲンとは、月経が終わるころに分泌されるホルモンで、体の状態を整え女性らしい美しさを引き出してくれます。このエストロゲンが分泌される時期がダイエットに適したタイミングだと言えます。

一方でプロゲステロンは、排卵後から月経までの時期に分泌されるホルモンであり、イライラして憂鬱な状態が続いたり、食欲が増したりします。この時期は体が非常にデリケートな状態になるため、ダイエットには不向きなタイミングとなります。

仮にダイエットを同じように続けても、結果が出づらくイライラが余計増してしまう可能性もあります。食欲が増すことで必要以上に食べてしまうとリバウンドの原因になってしまいますが、無理なダイエットは控えてエストロゲンが分泌されるタイミングに備えましょう。