暗号資産(仮想通貨)を売買する取引所・販売所は、どう選べばよいのだろうか。取引所・販売所を検討するなら、国内の主要業者であるCoincheckとbitFlyerを比較して選ぶのがおすすめだ。CoincheckとbitFlyerは充実したサービスで人気がある。

目次

  1. 1,Coincheckとは
  2. 2,bitFlyerとは
  3. 3,CoincheckとbitFlyer徹底比較
  4. 4,Coincheckを利用する5つのメリット
  5. 5,Coincheckはこんな人におすすめ
  6. 6,bitFlyerを利用する5つのメリット
  7. 7,bitFlyerはこんな人におすすめ
  8. 8,CoincheckとbitFlyerに関してよくあるQ&A

1,Coincheckとは

1,Coincheckとは
(画像=Coincheckウェブサイトより引用)
Coincheckは、ダウンロード数&取り扱い通貨数No.1の取引所・販売所です。(出典=Coincheck

取り扱い通貨数は17通貨で、ビットコイン、イーサリウム、リップル、モナコイン、ネムなどの取引に対応している。

Coincheckには取引所と販売所があり、どちらも取引手数料は無料だ。

松本雄一

販売所は、500円という少額からビットコインを買えるのが特徴です。

Coincheckは暗号資産の積み立てにも対応している。

毎月1万円から投資でき、「毎月」または「毎日」の積み立て頻度を設定できる。

またCoincheckは貸仮想通貨サービスを提供しており、保有している暗号資産をCoincheckへ貸すと最大で年率5%の利息をもらえる。

対応する暗号資産は、Coincheckの販売所で扱うすべてのコインだ。

Coincheckで取引をはじめるには、メールアドレスで会員登録とSMS認証をして、スマホで本人確認を行います。本人確認後に審査が完了すると、取引を開始できます。

審査期間は、本人確認書類の提出から最短1日だ。(出典=Coincheckのはじめ方)

以下の表は、Coincheckのサービス内容をまとめたものだ。

Coincheckサービス内容
取扱通貨数 17
取引手数料 取引所 無料[YM2]
販売所 無料
最低注文数量(BTC) 取引所 0.005 BTC以上かつ 500円相当額以上
販売所 円建て:500円相当額 BTC建て:0.001 BTC相当額[YM3]
レバレッジ取引 可否 不可[YM4]
倍率
つみたて投資[YM5] 可否
積立頻度 毎月[YM6]
最低積立金額 1万円[YM7]
手数料 手数料相当額 0.1~4.0%*1
入出金手数料 銀行振込(入金) 無料
コンビニ入金 770円~1018円
クイック入金 770円~入金金額×0.11%+495円
日本円出金 407円
送金手数料(BTC) 0.0005 BTC[DH8]
Coincheckのウェブサイトを参照し筆者作成、2021年10月22日時点 *1 価格急変時などは、この範囲を超える手数料相当額が適用される可能性がある(出典=Coincheck手数料

2,bitFlyerとは

2,bitFlyerとは
(画像=bitFlyerウェブサイトより引用)
bitFlyerは、国内ビットコイン取引量No.1(※1)の取引所・販売所です。
*1 Bitcoin 日本語情報サイト調べ。国内暗号資産交換業者における 2020年1月-12月の月間出来高(差金決済/先物取引を含む) 2021年10月31日現在(出典=bitFlyer

取り扱い通貨数は14通貨で、ビットコイン、リップル、モナコイン、イーサリウムなどの取引に対応している。
松本雄一

bitFlyerの取引所の取引手数料は0.01~0.2%(暗号資産により異なる)ですが、販売所の取引手数料は無料(スプレッドの負担あり)です。

bitFlyerでは少額から暗号資産を取引でき、最低100円から始められる

レバレッジ取引に対応しており、資金額の最大2倍まで取引できる。

bitFlyerのつみたて投資である「かんたん積立」は、1円からの少額積立が可能だ。

積立頻度は「毎日」「毎週」「毎月2回」「毎月1回」と、選択肢が多い。

bitFlyerの入金手数料は、銀行振込による入金が無料で、住信SBIネット銀行からのクイック入金も無料です。

出金手数料は、三井住友銀行の場合は220~440円、それ以外の銀行は550~770円である。

以下の表は、bitFlyerのサービス内容をまとめたものだ。

bitFlyerサービス内容
取扱通貨数 14
取引手数料 取引所 約定数量×0.01~0.15%(単位: BTC) (アルトコインの取引手数料は異なる)
販売所 無料
最低注文数量(BTC) 取引所 0.01 BTC
販売所 0.00000001 BTC
レバレッジ取引 可否 可[YM2]
倍率 最大2倍[YM3]
つみたて投資[YM4] 可否 可[YM5]
積立頻度 毎日、毎週、毎月2回、毎月1回[YM6]
最低積立金額 1円[YM7]
手数料 スプレッド込みの販売所のレートが適用される
入出金手数料 銀行振込(入金) 無料
コンビニ入金
クイック入金 無料~330円
日本円出金 220円~770円
送金手数料(BTC) 0.0004 BTC
bitFlyerのウェブサイトを参照し筆者作成、2021年10月22日時点

3,CoincheckとbitFlyer徹底比較

3,CoincheckとbitFlyer徹底比較
(画像=編集部作成)

CoincheckとbitFlyerのサービス内容の違いは何だろうか。両社を比較してみよう。

Coincheck bitFlyer
取扱通貨数 17 14
取引手数料 取引所 無料 約定数量×0.01~0.15%(単位: BTC) (アルトコインの取引手数料は異なる)
販売所 無料 無料
最低注文数量(BTC) 取引所 0.005 BTC以上かつ 500円相当額以上 0.01 BTC
販売所 円建て:500円相当額 BTC建て:0.001 BTC相当額 0.00000001 BTC
レバレッジ取引 可否 不可
倍率 最大2倍
つみたて投資 可否
積立頻度 毎日、毎月 毎日、毎週、毎月2回、毎月1回
最低積立金額 1万円/月 1円
手数料 手数料相当額 0.1~4.0%*1 スプレッド込みの販売所のレートが適用
入出金手数料 銀行振込(入金) 無料 無料
コンビニ入金 770円~1018円
クイック入金 770円~入金金額×0.11%+495円 無料~330円
日本円出金 407円 220円~770円
送金手数料(BTC) 0.0005 BTC 0.0004 BTC
CoincheckbitFlyerのウェブサイトを参照し筆者作成、2021年10月22日時点
*1 価格急変時などは、この範囲を超える手数料相当額が適用される可能性あり

暗号資産の取引では、知っておくべき基本的な用語がいくつかある。

ここでは「板取引」「レバレッジ」「アルトコイン」を解説しよう。

・板取引

板取引とは、取引所で行われる取引方法であり、板を使った取引のことである。

板とは?
板とは、暗号資産などの取引所で、売り注文と買い注文の価格と数量をリアルタイムで並べた表だ。

板は売り板と買い板から構成され、売り板は売り注文の一覧、買い板は買い注文の一覧である。

以下の画像はCoincheckのビットコイン(BTC)の板の例だ。

3,CoincheckとbitFlyer徹底比較
(画像=Coincheckウェブサイトより引用)

注文には「指値(さしね)注文」と「成行(なりゆき)注文」があり、板に表示されるのは売りと買いの指値注文である。

指値注文とは?
指値注文とは、価格と数量を指定する注文のことだ。指値注文の取引が成立するのは、売り注文では価格が指値以上になる場合、買い注文では価格が指値以下になる場合である。
成行注文とは?
成行注文とは、価格を指定せずに数量のみを指定する注文であり、すぐに取引を成立させたい場合に利用する。成行注文は、売り注文ではそのときの最も高い価格の買い注文との取引が、買い注文ではそのときの最も低い価格の売り注文と取引が即時に成立する。

板取引では、売りたい人と買いたい人の注文によって取引が成立し、板を見ればリアルタイムで取引される価格を確認できる。

・レバレッジ

レバレッジとは、証拠金を口座に預けて、それを担保に証拠金を超える金額の取引を行うことだ。

レバレッジを利用した取引は、レバレッジ取引と言われる。

レバレッジ取引の倍率とは、証拠金に対して取引可能な金額の倍率を示したものである。

例)
たとえば、最大2倍のレバレッジ取引では、証拠金の2倍の金額までの取引が可能だ。

レバレッジ取引のメリットとしては、証拠金より大きな金額の取引ができることの他に、価格の下落でも利益を狙えることがある。

例)
現物取引では買いから注文するが、レバレッジ取引では売りからも注文できる。そのため、売った後に価格が下落し、そこで買い戻せば価格の下落分が利益になる。

レバレッジ取引のデメリットは、損失が大きくなる可能性があることと、売り注文で価格が上昇すると損失になることだ。

レバレッジ取引で証拠金を超える取引をすると、利益も損失も大きくなるためリスクが高くなる

売り注文では価格が下落すれば利益になるが、価格が上昇すると損失になることに気を付けたい。

・アルトコイン

アルトコインとは、Alternative Coinの略であり、ビットコインの代わりのコインのことだ。

松本雄一

アルトコインはビットコインの仕組みを元に発行されており、数多くのアルトコインが生まれています。

代表的なアルトコインには、イーサリアム(ETH)やビットコインキャッシュ(BCH)、ライトコイン(LTC)、リップル(XRP)、ネム(NEM)、モナコイン(MONA)などがある

4,Coincheckを利用する5つのメリット

4,Coincheckを利用する5つのメリット
(画像=編集部作成)

ここでは、5つのメリットについて見ていこう。

Coincheckのメリット1……取り扱い通貨数が17と多い

Coincheckは、国内業者で取り扱い通貨数No.1の17通貨を取り扱っており、投資する通貨の選択肢が多いのがメリットです。

取り扱い通貨は、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、イーサリアム・クラシック(ETC)、リスク(LSK)、ファクトム(FCT)、リップル(XRP)、ネム(XEM)、ライトコイン(LTC)、ビットコインキャッシュ(BCH)、モナコイン(MONA)、ステラルーメン(XLM)、クアンタム(QTUM)、ベーシックアテンショントークン(BAT)、アイオーエスティー(IOST)、エンジンコイン(ENJ)、オーエムジー(OMG)、パレットトークン(PLT)である。(出典=Coincheck

Coincheckのメリット2……最低注文数量が低い

Coincheckの販売所における最低注文数量は円建てで500円相当額と低く、少額からの投資が可能です。
なお、BTC建ての最低注文数量は0.001BTC相当額です。

取引所の最低注文数量は、通貨によって異なる。

例)
ビットコインの場合は、0.005 BTC以上かつ500円相当額以上である。例えば1 BTCが500万円の場合、最低注文価格は25,000円(0.005 BTC)になる。
松本雄一

取引所でも、モナコインやイーサリアム・クラシックなどの最低注文数量は500円相当額以上であり、通貨によっては取引所でも少額取引が可能です。

Coincheckの最低注文数量は以下のとおり。

最低注文数量
取引所 ビットコイン(BTC/JPY) 0.005 BTC以上 かつ 500円相当額以上
ファクトム(FCT/JPY) 500円相当額以上
イーサリアム・クラシック(ETC/JPY)
モナコイン(MONA/JPY)
パレットトークン(PLT/JPY) 100 PLT以上 かつ 500円相当額以上
販売所 円建て 500円相当額
BTC建て 0.001 BTC相当額
Coincheckのウェブサイトを参照し筆者作成、2021年10月24日時点

暗号資産の種類と取引金額によって取引所と販売所を使い分けることで、投資金額の範囲が広がる

Coincheckのメリット3……取引所の取引手数料が無料

Coincheckは、取引所の取引手数料が無料です。

そのため、取引所の中では最低レベルの手数料負担で暗号資産の取引が可能だ。

なお、販売所の取引手数料も無料ですが、販売所にはスプレッド(購入と売却の価格差)があります。そのため販売所では、実質スプレッド分が手数料といえます。

Coincheckのメリット4……Coincheckでんき・ガスのインフラ関連サービスが充実

Coincheckには「Coincheckでんき」と「Coincheckガス」というサービスがあり、電気・ガス料金の支払いでビットコインを貯めたり、使ったりできます。

Coincheckでんきでは、「ビットコイン付与プラン」を選ぶと支払った電気料金の1~7%分のビットコインが貯まる

「ビットコイン決済プラン」を選んでビットコインで電気料金を支払うと、1~7%の割引が適用される。(出典=Coincheck

Coincheckでんきの付与率・決済割引率は、地域と電気の契約内容によって異なり、Coincheckでんきのウェブページにて確認できる。

Coincheckガスでは、「ビットコイン付与プラン」を選ぶと支払額の3%分のビットコインが貯まる

「ビットコイン決済プラン」を選んでガス料金をビットコインで支払うと、3%の割引が適用される。(出典=Coincheck

Coincheckでんきの対象地域は沖縄や離島を除く日本全国、Coincheckガスは東京ガス(都市ガス)を利用している関東1都6県(一部地域を除く)です。
松本雄一

Coincheckの利用者は電気・ガスの料金支払いがお得になる可能性があるため、サービス内容をぜひチェックしておきましょう。

Coincheckのメリット5……チャート分析がしやすいアプリ

暗号資産取引の判断には、チャートを使うのが一般的だ。

そのため、暗号通貨の取引にはチャート分析がしやすいツールを提供している業者を選びたい。

コインチェックアプリ(iOSとAndroidに対応)は暗号資産のチャートを表示する機能を搭載しており、チャートは「線チャート」と「ローソク足チャート」を選択できます。

線チャートは、価格の推移を線で表したチャートである。

ローソク足チャートは、株式市場などでよく利用される人気のチャートだ。

アルトコインのチャート上の価格は、「日本円ベース」と「ビットコインベース」を選択できます。

チャートの表示期間は、チャート分析する期間などに合わせて変更できる

松本雄一

チャートを表示できる暗号資産は15種類以上あり、Coincheckが取り扱う通貨の多くでチャート分析を利用できます。

5,Coincheckはこんな人におすすめ

5,Coincheckはこんな人におすすめ
(画像=編集部作成)
Coincheckは取り扱い通貨数が17通貨と国内の取引所・販売所で最多レベルであり、さまざまな通貨を取引する人におすすめです。

また最低注文数量が低いため、少額取引をしたい人にもおすすめである。

最低注文数量は、販売所で円建ての場合は500円相当額だ。

取引所は販売所に比べてビットコインの最低注文数量が高いものの、暗号資産の種類によっては500円相当額から取引が可能だ。

Coincheckは取引所の取引手数料が無料なので、主に取引所で取引する人は手数料面のメリットが大きい

松本雄一

CoincheckでんきやCoincheckガスの対象地域にお住まいなら、支払いに応じてビットコインをもらえるといったメリットがあるためお得です。

また、スマホアプリでのチャート分析を重視する人もCoincheckを選ぶとよいだろう。

コインチェックアプリは充実したチャート機能を備えており、パソコンがなくてもチャート分析が可能だ。

Coincheck

6,bitFlyerを利用する5つのメリット

6,bitFlyerを利用する5つのメリット
(画像=編集部作成)

次はbitFlyerのサービス内容から、bitFlyerを利用するメリットを確認したい。

ここでは、5つのメリットについて見ていこう。

bitFlyerのメリット1……レバレッジ取引が可能

bitFlyerでは、資金額を超える取引ができるレバレッジ取引が可能です。

bitFlyer LightningのLightning FXとLightning Futuresにて、レバレッジ取引ができる。(出典=bitFlyer

bitFlyer Lightningとは、暗号資産の現物・FX・先物の取引に対応する取引所だ。

bitFlyer Lightningのうち、Lightning FX(ビットコインFX)はFX取引ができるサービスであり、Lightning Futures(ビットコイン先物)は先物取引ができるサービスだ。

Lightning FXとLightning Futuresでは、証拠金の2倍までの取引が可能である。

松本雄一

レバレッジ取引をうまく利用すれば利益を効率的に増やすことができますが、レバレッジの倍率と共にリスクも高くなるため、注意して利用しましょう。

bitFlyerのメリット2……ビットコインがもらえるサービスがある

bitFlyerの「ビットコインをもらう」サービスを利用すると、ビットコインをもらえます。(出典=bitFlyer

「ビットコインをもらう」は、ネットショッピングや旅行予約といった他社サービスの利用でビットコインが貯まるサービスだ。

貯まったビットコインは、好きなときに売ることはもちろん、日本円にして出金することも可能である。

提携するサービスには、楽天や楽天トラベル、Yahoo!ショッピング、ヤマダモール、Hotels.com、じゃらんなど、人気サイトが数多くある。

松本雄一

ポイントサイトを利用するのと同様に、普段利用しているサービスをbitFlyerの「ビットコインをもらう」経由にすることでビットコインが貯まる、嬉しいサービスです。

bitFlyerのメリット3……ビットコインの流通が安定している

bitFlyerは、ビットコインの取引量が2016年~2021年の6年連続国内No.1(※2)で、取引が活発におこなわれています。(出典=bitFlyer
※2 Bitcoin 日本語情報サイト調べ。国内暗号資産交換業者における 2016年-2020年の年間出来高(差金決済/先物取引を含む) 2021年10月31日現在(出典=bitFlyer
そのためビットコインの流通が安定しており、ビットコインを取引しやすいのがメリットだ。 取引所では、取引量が多いほど取引が成立しやすい。 販売所では、取引量が多いほどスプレッドが安定しやすいため、スプレッドの負担を抑えられる。
松本雄一

ビットコインの取引量の安定は、取引所での売買しやすさと、販売所でのスプレッドの安定につながるメリットです。p>

bitFlyerのメリット4……低額引き出し時の出金手数料が安い

bitFlyerの出金手数料は、出金する銀行と出金金額により異なる。

出金する銀行は三井住友銀行の手数料が安く、出金額は3万円未満の場合に安くなります。

bitFlyerの出金手数料は以下のとおり。

出金する銀行 出金手数料(税込)
3万円未満の出金 3万円以上の出金
三井住友銀行 220円 440円
三井住友銀行以外 550円 770円
bitFlyerのウェブサイトを参照し筆者作成、2021年10月24日時点
松本雄一

出金する銀行を三井住友銀行にして出金額を3万円未満にすれば、出金手数料を220円(税込)に抑えられます。

bitFlyerのメリット5……ビットコインの売買がしやすいアプリ

bitFlyerのスマホアプリは、簡単な操作でビットコインなどを売買できます。

通貨の一覧では販売所と取引所を簡単に切り替えられ、すぐに情報を確認できる。

通貨別の画面ではチャートが表示され、「売る」「買う」ボタンから簡単に注文が可能だ。

アプリにはプロ向け取引ツールも搭載し、多くの情報と抜群の操作性を誇るインターフェイスを利用できる。

アプリからは「かんたん積立」や「ビットコインをもらう」も利用できるなど、機能も豊富だ。

松本雄一

bitFlyerのスマホアプリは、二段階認証などによる安心のセキュリティも備えているので、安心して取引できます。

7,bitFlyerはこんな人におすすめ

7,bitFlyerはこんな人におすすめ
(画像=編集部作成)
bitFlyerは最大2倍までのレバレッジ取引ができるため、現物取引よりハイリスク・ハイリターンな取引をしたい人におすすめです。

bitFlyerはビットコインの取引量が多く流通が安定しているため、主にビットコインを取引する人におすすめだ。

また「ビットコインをもらう」サービスを使えば、bitFlyer経由で他社サービスを利用した場合にビットコインが貯まる。

ポイ活などが好きで、コツコツとビットコインを貯めたい人に向いている

松本雄一

3万円未満の出金が多いなら、三井住友銀行へ出金することでCoincheckよりも出金手数料を節約できる点も見逃せません。

スマホアプリでの取引の操作性を重視するなら、簡単に取引できるbitFlyerのアプリを使ってみて操作性を確認してほしい。

8,CoincheckとbitFlyerに関してよくあるQ&A

CoincheckとbitFlyerについて、よくある質問(FAQ)から5つをピックアップしよう。

Coincheckとは?
Coincheckとは、暗号資産の取引所と販売所を提供する業者だ。アプリのダウンロード数と取り扱い通貨数がともにNo.1であり、国内での主要な取引所・販売所である。
現在はマネックス証券などを傘下にもつマネックスグループに属し、安心して暗号資産を取引できる取引所・販売所として人気だ。
最低注文数量が低く少額取引ができるため、暗号資産の初心者でも利用しやすい。取引所の取引手数料は無料であり、低い手数料で取引できるのも魅力だ。
bitFlyerとは?
bitFlyerとは、国内ビットコイン取引量No.1(bitFlyerによる公表データ)で、国内で主要な暗号資産の取引所・販売所だ。
bitFlyerはレバレッジ取引に対応しており、ビットコインFXなどで最大2倍のレバレッジ取引が可能である。
bitFlyer経由で他社サービスを利用するとビットコインがもらえる「ビットコインをもらう」など、魅力的なサービスを提供している。
CoincheckとbitFlyerのサービス内容の違いは?
CoincheckとbitFlyerのサービスには多くの違いがある。特に違うのが「取り扱い通貨数」「取引所の取引手数料」「レバレッジ取引」だ。取り扱い通貨数はCoincheckが17通貨、bitFlyerが14通貨である。
取引所の取引手数料はCoincheckが無料、bitFlyerが約定数量×0.01~0.2%(通貨によって異なる)である。
レバレッジ取引はCoincheckでは利用できず、bitFlyerは最大2倍の取引が可能だ。
Coincheckはどんな人におすすめか?
Coincheckは取り扱い通貨数が17通貨と国内最多レベルであり、さまざまな暗号資産を取引したい人におすすめだ。
スマホアプリでチャート分析から取引まで行いたい人は、充実したチャート分析をもつCoincheckのアプリが向いている。
bitFlyerはどんな人におすすめか?
bitFlyerは最大2倍のレバレッジ取引が可能で、手持ち資金を超える金額の取引によって大きなリターンを期待する人におすすめだ。 また、スマホアプリで簡単な操作で暗号資産を取引したい人は、アプリの操作性が高いbitFlyerを試してもらいたい。

文・松本雄一(セキュリティ・金融アドバイザー)


松本雄一
執筆・松本雄一
外資系コンピューター会社にてカスタマーサポート・開発・セキュリティ対策などを経験後に独立。自らの投資経験をもとに株式や投資信託などの投資情報を発信している。興味のある分野はフィンテックや新しい金融商品など。
外資系コンピューター会社にてカスタマーサポート・開発・セキュリティ対策などを経験後に独立。自らの投資経験をもとに株式や投資信託などの投資情報を発信している。興味のある分野はフィンテックや新しい金融商品など。


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