証券会社のセミナーを比較 SBI証券、楽天証券、松井証券、カブドットコム証券、マネックス証券

2019.9.30
INVESTMENT
(写真=Matej Kastelic/Shutterstock.com)
(写真=Matej Kastelic/Shutterstock.com)
現役世代を中心に証券会社のセミナーに参加する人が増えている。各金融機関がセミナーを行う中、主要ネット証券ではどのようなセミナーが開催されているのだろうか。

証券会社のセミナー参加者が増加し自分年金づくりが広がりつつある

将来の備えに対する不安を背景に、個人の資産形成意欲が高まりつつあるようだ。「老後2,000万円問題」を機に証券会社のセミナー参加者も増えており、「自分年金づくり」の動きが広がっている。中でも20~40代の現役世代からの申込が増加しているようだ。

主に申込が増えているネット証券は、手続きをほとんどオンラインで完結できるといった簡便さが特徴の1つである。それに対して対面型のように営業員に直接相談できない点はデメリットにもなり得るが、オンラインや会場型のセミナーの実施によってカバーしているところも少なくない。

主要ネット証券ではどのようなセミナーを開催しているのか、証券会社の特徴もあわせて紹介したい。

SBI証券……初心者から経験者まで幅広い対象のセミナーを開催

SBI証券は、ネット証券の口座開設数やNISAの口座数など複数の項目でNo.1の証券会社だ。多くの投資家から選ばれる理由は、格安の手数料体系はもちろん、取引ツールの充実や商品の品ぞろえの豊富さなどによるものだろう。セミナー開催も多く、オンラインや会場でさまざまな内容が開催されている。

オンラインでは個人投資家向けに各企業が会社説明会を実施していたり、SBI証券専属アナリストによる市況セミナーを定期的に開催していたりする。会場ではグループ内のSBIマネープラザや全国のIFA(金融商品仲介業者)が開催するものもある。iDeCoやNISAの解説など基本的なセミナー動画コンテンツも豊富であり、初心者から経験者まで幅広く利用しやすい証券会社だろう。

楽天証券……投資スキルのアップに役立つセミナーが豊富

楽天証券は、SBI証券と同じく格安の手数料でサービスを提供している。楽天グループのサービスを利用したり楽天銀行と口座連携したりすることでさまざまな特典を受けやすいのが特徴だ。主な特典としては楽天スーパーポイントが貯まりやすいことが挙げられる。そのほか、楽天証券のアプリ経由で日経新聞などの閲覧もできる。

セミナーでは、会場開催に注力しているのが楽天証券の特徴だ。内容はマーケット動向だけでなく投資のスキルアップにつながるものも豊富だ。セミナーで使用したテキストはダウンロード可能で、自宅でそれを見ながら過去のセミナーをゆっくり視聴もできる。初心者向けのセミナーも多いため、投資を開始する際の勉強にも役立てやすいだろう。

松井証券……投資デビューを後押しするセミナーが多い

松井証券は、国内で初めてネット証券を設立した草分け的存在である。業界初のサービスも多く、老舗の安心感だけではない先進的なサービスを提供し続けている。ネット証券でありながらアナログ対応も重視しており、コールセンターは2018年度まで8年連続で三ツ星を獲得するなど評価が高い。

松井証券のセミナーは、有名なデイトレーダーや東証証券取引所などとのタイアップ開催が多い。女性が参加しやすいように、ライフプランから資産形成を考えるセミナーを実施しているのも特徴だ。主に投資デビューを後押しするものが多く、これから投資を始めたい人にとって興味のある内容が多いはずだ。

カブドットコム証券……株式投資に特化したセミナー開催が強み

カブドットコム証券は、三菱UFJグループの証券会社である。さまざまな取引サービスを提供しているが、中でも株式投資に注力しているネット証券だ。独自に株式投資手数料の割引制度を導入しており、割引サービスの組み合わせによっては大幅に手数料が安くなることもある。

セミナーも株式投資に関する内容に特化している。特徴的なのはニューヨーク株式市場の終了後に1日の市況や米国企業動向などの情報について、ポイントを絞って動画で配信している点だ。マーケットの情報収集には便利な動画コンテンツであり、株式投資家は注目しておきたい。そのほかには全国で定期的に「株スクール」を開催しており、毎回数百名が参加している。主に株式投資をするなら利用を検討したい。

マネックス証券……セミナーは口座開設者のみだが自社運営メディアで一部公開

マネックス証券は、国内株式や投資信託以外に、米国株取引にも力を入れている。米国株の取扱銘柄数は約3,300銘柄あり、米国株式に限れば業界トップのSBI証券よりはるかに多い。手数料も安く、グローバルに投資したい人には魅力的だろう。

マネックス証券のセミナーは、基本的に口座開設者しか参加できないが、マネックス証券が運営する投資メディア『マネクリ』ではその一部を公開している。内容はマーケットなど株式投資に絡んだものが多いが、初心者向けに投資の始め方などのセミナーも行っている。マネックス証券の情報提供は豊富であるため、情報取得のために口座を開設しておいてもよいだろう。

証券会社のセミナーはレベルに合ったものから参加しよう

ネット証券のセミナーは各会社で開催内容に特色がある。投資初心者向けから経験者向けまでさまざまだが、自分のレベルに合ったものに参加するようにしたい。簡単すぎると得るものが少なく、難しすぎると理解が追いつかないこともあるからだ。セミナーは定期的に開催されているため、興味のあるものに参加してみるとよいだろう。

文・國村功志(資産形成FP)
 

【関連記事 PR】
【初心者向け】ネット証券おすすめランキング
ネット証券比較――手数料、ツール、シェア数ランキング
ネット証券会社比較 手数料の安い4社
楽天証券のメリットとデメリット SBI証券と比較
ネット証券会社のシェアランキング1位はSBI証券

PREV 松井証券の特徴やメリットは?手数料、取扱商品、IPO投資など徹底解説
NEXT 「投資信託を銀行で買うと損をする」と言われる理由 ネット証券より「儲ける顧客」が少ない?

READ MORE...