「dカードGOLD」は年会費1万円で通常還元率は1%だが、携帯料金分は10%還元、年間100万円以上で年会費以上のクーポンがもらえるなど、ドコモユーザーにとって圧倒的にお得なゴールドカードだ。還元率をあげる方法、ケータイ補償、空港ラウンジ無料利用などこのカードの特徴を深ぼっていこう。

目次
1,「dカード GOLD」の特徴、基本スペックや審査基準、ステータス性は?
2,「dカードGOLD」のポイントサービスと還元率
3,「dカード GOLD」の4つのメリット
4,「dカード GOLD」の2つのデメリット
5,「dカード GOLD」はどんな人におすすめ?

1,「dカード GOLD」の特徴、基本スペックや審査基準、ステータス性は?

「dカード GOLD」はドコモ料金支払の還元率が10%、ケータイ補償、条件クリアで年会費相当以上のクーポン贈呈など、ドコモユーザーにはメリットが大きいゴールドカードだ。

還元率やメリットの詳細を見ていく前に、まずは基本スペックと審査基準を紹介しよう。

「dカード GOLD」の基本スペック

国際ブランド VISA
Mastercard
年会費 1万円(税別)
ポイントサービス dポイント
通常ポイント還元率 1%
ポイント交換対象 スターバックス カード チャージ
iDキャッシュバック
JALマイル など
空港ラウンジサービス 国内32空港+ハワイ・ホノルル
付帯保険 海外旅行傷害保険(自動付帯)
国内旅行傷害保険(利用付帯)
海外航空便遅延費用特約(自動付帯)
国内航空便遅延費用特約(利用付帯)
dカードケータイ補償(利用付帯)
お買い物あんしん保険
追加カード 家族カード
ETCカード
電子マネー iD

審査基準……年収は300万円以上から可能性あり

審査基準そのものではないが、入会条件として「満20歳以上(学生は除く)で、安定した継続収入があること」とある。この表現から推測するとパート・アルバイトでは審査のハードルがやや高くなりそうだ。正社員でも勤続年数として最低でも1年、できれば3年以上はあったほうがよいだろう。

ネットの口コミ情報では年収300万円以上から審査通過の可能性があるようだが、30代~40代の場合はもう少し年収があったほうがいいとされている。

なお一般的に審査では、クレジットカード支払いやカードローン返済、または、携帯電話端末分割払い延滞の経歴は大きなマイナスポイントになると言われている。ドコモが発行するカードということを考慮に入れると、これに加えてドコモ携帯電話料金の延滞などもマイナス要素として加味される可能性が高い。

ステータス性……「dカード」と比べて圧倒的にハイスペック

「dカード GOLD」は通信系クレジットカードということもあり、ほかのカードと比べてステータス性が話題になることはあまりないようだ。

しかし、一般グレードで年会費無料の「dカード」と比べるとかなりハイスペックであり、その分ステータス性は高いと言えるだろう。参考までに、「dカード」と「dカード GOLD」のスペックを比較しておこう。
 

dカード GOLD dカード
年会費 1万円(税別)
家族会員1枚目無料
2枚目以降1枚1,000円(税別)
無料
家族会員無料
入会条件 満20歳以上(学生は除く)で、
安定した継続収入があること
満18歳以上であること
(高校生を除く)
通常ポイント
還元率
1% 1%
ドコモ料金
ポイント還元率
10% 1%
空港ラウンジサービス 国内32空港+ハワイ・ホノルル なし
旅行傷害保険 海外最高1億円
国内最高5,000万円
なし
航空便遅延費用特約 海外最高3万円
国内最高2万円
なし
dカードケータイ補償 購入後3年間最大10万円 購入後1年間最大1万円
お買い物安心保険 年間300万円限度 年間100万円限度
dカード GOLD
年間利用額特典
あり なし

>>「dカードGOLD」の詳細を見る(公式サイトへ)
>>「dカード」の詳細を見る(公式サイトへ)
 

2,「dカードGOLD」のポイントサービスと還元率――貯まる店舗・使える店舗の多さも魅力

「dカードGOLD」の最大の特徴は、そのポイントサービスにある。

貯まるポイントと還元率……「dポイント」が通常還元率1%で貯まる

貯まるポイントは、ドコモが展開する共通ポイント「dポイント」で、クレジット払い100円(税込)ごとに1ポイント(1円相当)が貯まる。ポイント還元率は1%。ポイントの有効期限は、獲得から4年だ。

電子マネーへのチャージ分はポイント付与の対象外だが、カードに搭載された後払い式電子マネー「iD」の利用分には、通常通りポイントが付与される。また、公共料金の支払いもポイント付与の対象だ。

ポイントの交換対象……街やネットのdポイント加盟店の支払いに使える

「dポイント」は賞品に交換できるほか、ドコモ携帯料金やドコモ商品の購入、ドコモが運営する各種ジャンルのネットショップで利用できる。また、街やネットのdポイント加盟店で1ポイント→1円として支払いに使うこともできる。

dポイント加盟店となっているブランド・サイトは、752に上る(2020年4月28日発表資料)。その一部を紹介しよう。
 

ジャンル 店舗名
コンビニ・百貨店 ローソン
ファミリーマート
高島屋
ファーストフード・
カフェ
マクドナルド
ミスタードーナツ
すき家
モスバーガー
サンマルクカフェ
ドトール
エクセルシオール
上島珈琲店
レストラン 藍屋
いきなり!ステーキ
ペッパーランチ
かっぱ寿司
カプリチョーザ
ガスト
ココス
ジョナサン
その他 AOKI
タワーレコード
東急ハンズ
ディズニーストア
東京ベイ舞浜ホテル
ファーストリゾート
イオンシネマ
カラオケビッグエコー
ジュンク堂書店
丸善
オリックスレンタカー

dポイントはドコモのサービスやdポイント加盟店での利用以外にも、JALマイル、Pontaポイントなどの他社ポイント・マイルへの交換、電子マネー「iD」へのキャッシュバックなど多彩な使い道がある。ただし、交換・利用対象の一部にはドコモ回線が必須のものもあるので注意が必要だ。

次に、交換・チャージ・購入対象の一部を紹介する。
 

交換対象 ドコモ回線契約 必要ポイント
(dポイント)
交換・利用単位
ドトール
バリュカード
チャージ
不要 3,000P 3,000円分
スターバックス カード
チャージ
dカード
プリペイド チャージ
1P~ 1円分~
d払い※
自治体ポイント 5,000P 5,250P
JALマイル 2,500マイル
アミューズメント&
テーマパークプラン
3,500P 1~3名分
温泉旅館&ホテル
宿泊プラン(平日・ペア)
3万P 2名分
iDキャッシュバック 100P~ 100円分~
Pontaポイント 必要 5,000P 5,000P
App Store & iTunes
ギフトカード
500P~ 500円分~
Google Play
ギフトコード
※「d払い」をAmazonで利用する場合は初回設定時のみドコモ回線の利用が必要

ポイント還元率・付与率をアップする6つの方法……ドコモ料金の支払いではポイント10倍に!

「dポイント」は多くの店舗で利用できる共通ポイントであるため、ポイントアップ方法のバリエーションも豊富だ。また「dポイント」や「dカード」にはない、「dカードGOLD」の独自のポイント還元率アップ方法もある。
 

・方法1,「dカードGOLD」独自!ドコモ料金は10%還元で、家族カードにも適用

毎月のドコモ携帯料金やドコモ光の利用料金1,000円(税別)ごとに、通常の10倍の100ポイント(100円相当)が付与される。ポイント還元率換算では10%だ。

10%還元となるのは、カードごとに登録した1回線のみ。しかし家族カードを作れば、それぞれに1回線を登録して10%還元を受けることできる。忘れず登録して、ポイントアップの適用を受けたい。家族カードは2枚目から年会費1,000円(税別)がかかるので、10%還元とどちらがお得か見極めた上で申し込んでほしい。

・方法2,dポイント加盟店利用でポイントの2重取りができる

このカードは、dポイントカードとしての機能も備えている。dポイント加盟店では、カードを提示するだけでポイントが貯まるため、クレジット払いするとクレジット利用ポイントとの2重取りができる。

たとえば、マクドナルドではカード提示ポイントとして100円(税込)につき1ポイントが付与されるので、クレジット払いの際はクレジット利用ポイントと合わせて2%のポイントが還元される。

・方法3,dカード特約店でポイントアップ

dポイント加盟店のほかに、「dカード特約店」もある。dカード特約店では「dカード」「dカード GOLD」の利用により、通常のクレジット利用ポイントに加えて、0.5%以上のポイントが付与されたり、割引優待を受けられたりする。dカード特約店の一部を一覧にしておこう。
 

特約店名 優待内容
丸善ジュンク堂書店 通常ポイントに加え
200円で1Pが貯まる
ENEOS
伊勢丹
三越
JAL/JALパック 通常ポイントに加え
100円で1Pが貯まる
高島屋
紀伊國屋書店
東京無線タクシー
JTB 通常ポイントに加え
100円で2Pが貯まる
マツモトキヨシ
コナカ
ビッグエコー
オリックスレンタカー 通常ポイントに加え
100円で3Pが貯まる
スターバックス カード
ドトール バリューカード
サカイ引越センター
高島屋免税店SHILLA&ANA 通常ポイントに加え
100円で4Pが貯まる
リンベル

dカード特約店のうち割引が適用されるのは、ローソン(3%オフ)、ノジマ(3%オフ)、クラブメッド(5%オフ)だ。

特に日常の利用機会が多いローソンで、通常ポイント1%、dポイントカード提示ポイント1%と合わせて5%もお得になることは、大きなメリットと言えるだろう。

・方法4,「d払い」で2重取り、3重取りができる

スマホ決済「d払い」を使うことで、「dポイント」の2重取り、3重取りができる。

「d払い」は実店舗での利用で200円(税込)につき1ポイント、ネットでの利用では100円(税込)につき1ポイントが付与される。

「d払い」の支払いを「dカード」「dカード GOLD」にすると、クレジット利用ポイントとして1%分が付与されるので2重取りができる。

さらにdポイント加盟店で利用すると、dポイントカード提示ポイントも加算されて3重取りになる。

たとえば、ファミリーマートで「d払い」を利用して「dカード GOLD」を提示すると、d払い利用ポイントとして0.5%、dポイントカード提示ポイントとして0.5%、クレジット利用ポイントとして1%の3重取りとなり、ポイント還元率は合計2%になる。

ただし、dポイント加盟店のうち、dカード特約店にもなっている店舗では、「d払い」ではなく直接クレジット払いにしたほうが、ポイント獲得数が多くなることがある。たとえばマツモトキヨシでの利用では、以下の表のように還元率に差が出る。

マツモトキヨシで獲得できるdポイント

d払い+
dポイントカード提示
dカード払い
d払い利用ポイント 0.5%
dポイントカード
提示ポイント
1% 1%
クレジット利用ポイント 1% 通常分1%+特典分2%
合計ポイント還元率 2.5% 4%

・方法5,ネットショッピングでの「d払い」利用を金・土曜日にまとめて還元率3%に

「d払い」では、「毎週おトクなd曜日」というポイントアップの仕組みがある。月ごとにエントリーした上で、その月の金・土曜日に「d払い」によるネットショッピングをすると、1決済あたり3,000円(税込)以上の利用で2%分が加算される。通常の「d払い」ネット利用ポイント1%を加えると、還元率は合計3%になる。

また3サイト以上で買い回りすると、3,000円(税込)未満の利用分も含め、すべてのショッピングで5%分が加算され、還元率は合計6%になる。一部ショップでは、さらに5%分が加算される。しかも「d払い」の支払いを「dカード GOLD」にすると、それぞれでクレジット利用ポイント1%分も加算される。わかりやすく整理してみよう。
 

利用方法 加算ポイント数
「d払い」ネット利用ポイント 1%
「毎週おトクなd曜日」
ポイントアップ
通常 2%
3サイト以上の
買い回り
5%
一部サイトで+5% 5%
クレジット利用ポイント 1%
合計 最大12%

ネットショッピングを金・土曜日にまとめるだけでポイント還元率が数倍になるので、ぜひ活用したい。

・方法6,ポイントサイト経由で最大10.5倍のポイントアップ

ネットショッピングについては、ポイントサイト「dカード ポイントUPモール」を経由することでも、1.5倍~10.5倍のポイントアップを図れる。ショップはAmazon、楽天市場、Yahoo!ショッピング、じゃらん、JTBなどが揃っているため、日常使いに不便を感じることはないはずだ。

>>「dカードGOLD」の詳細を見る(公式サイトへ)
 

3,「dカード GOLD」の4つのメリット――ケータイ補償、クーポン、空港ラウンジ無料利用、付帯保険など

ポイント還元率がこのゴールドカードの最大の特徴であることは間違いないが、他にもさまざまなメリットがある。

メリット1,購入後3年間・最大10万円補償の「dカード ケータイ補償」

ドコモが発行するクレジットカードだけあって、「dカード ケータイ補償」という独特な保険が付帯する。これは、携帯電話端末が紛失・盗難、または修理不能(水濡れ・全損など)となり、新たな端末(同一機種・同一カラー)をドコモショップなどでカード購入した場合に、購入費用の一部を補償するというもの。「dカード GOLD」では購入後3年間、最大10万円が補償される。

なお、この補償は家族カード会員にも適用される。

メリット2,条件クリアで年会費相当額以上のクーポンがプレゼントされる

「dカード GOLD年間ご利用額特典」として、前年の利用額累計が100万円(税込)以上で1万1,000円相当、200万円(税込)以上で2万2,000円相当の特典がプレゼントされる。特典は、以下から選ぶことができる。
 

特典名 特典内容
ケータイ購入
割引クーポン
携帯端末などの新規購入・機種変更などに
利用できる
d fashion
クーポン
ファッション通販サイト
「d fashionサイト」での購入時に割引
d トラベル
クーポン
日本全国1万4,000施設以上の
ホテル・旅館を予約できる「dトラベルサイト」の
予約時に割引
dショッピング
クーポン
食品・日用品・書籍・家電などが揃う
ショッピングサイト「dショッピングサイト」での
購入時に割引
dデリバリー
クーポン
出前フード宅配サービス「dデリバリー」での
購入時に割引
dミールキット
クーポン
レシピ付き食材セットを自宅に届ける
「dミールキット」での毎週の注文時に割引

いずれもドコモ関連のサービスに使えるクーポンである。ファッションや旅、デリバリーなどクーポンの種類が豊富なのもうれしいところ。

メリット3,国内32空港+ハワイ・ホノルルの空港ラウンジ利用が無料、海外レンタカーも

「dカード GOLD」では、国内主要32空港とハワイ・ホノルルにある「ダニエル・K・イノウエ国際空港」の空港ラウンジを無料で利用できる。ラウンジサービスが提供される国内空港は、以下のとおり。
 

新千歳空港 函館空港 旭川空港 青森空港
秋田空港 仙台空港 新潟空港 富山空港
小松空港 成田国際空港 羽田空港 富士山静岡空港
中部国際空港 関西国際空港 神戸空港 伊丹空港
岡山空港 米子空港 広島空港 出雲縁結び空港
山口宇部空港 高松空港 徳島空港 松山空港
新北九州空港 福岡空港 大分空港 長崎空港
熊本空港 宮崎空港 鹿児島空港 那覇空港

そのほか旅行でお得なサービスとして、海外のハーツレンタカーを事前予約の格安料金からさらに10%オフで利用できる「海外レンタカー優待サービス」も提供される(グアムを除くアメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドのみ)。

メリット4,海外最高1億円・国内最高5,000万円の旅行傷害保険が付帯 航空便遅延費用特約も

海外・国内旅行傷害保険、海外・国内航空便遅延費用特約、お買物あんしん保険(ショッピング保険)が付帯する。

・旅行傷害保険……海外は自動付帯で家族特約も

海外最高1億円、国内最高5,000万円の旅行傷害保険が付帯する。海外旅行保険は、旅行代金のカード払いの有無にかかわらず保険が付帯する(自動付帯)。ただしカード払いでない場合は、最高5,000万円になる。また海外旅行保険は、家族カードを持たない家族(配偶者・19歳未満の家族)にも保険が適用される家族特約も付く。

国内旅行保険は、旅行代金をカード払いした場合のみ保険が付帯する「利用付帯」だ。

海外旅行傷害保険(自動付帯)

保険項目 保険金額
本会員・家族会員 家族特約対象者
傷害死亡 1億円
※旅行代金をカードで支払って
いない場合は5,000万円
1,000万円
傷害後遺障がい 程度により400万~1億円
※旅行代金をカード
で支払っていない場合は
200万~5,000万円
程度により
40万~1,000万円
傷害・疾病治療費用
(1事故/1疾病の限度額)
300万円 50万円
賠償責任
(1事故の限度額)
5,000万円 1,000万円
携行品損害
(年間限度額)
50万円
※盗難の場合限度額30万円
※1事故あたり自己負担額
3,000円
15万円
※1事故あたり自己負担額3,000円
救援者費用
(年間限度額)
500万円 50万円

国内旅行傷害保険(利用付帯)

保険項目 保険金額(本会員・家族会員)
傷害死亡保険金 5,000万円
傷害後遺障がい保険金 程度により200万~5,000万円
入院保険金 5,000円(日額)
通院保険金 3,000円(日額)
手術給付金 入院保険金日額の5倍または10倍

・航空便遅延費用特約……航空便の遅延や手荷物紛失による出費を補償

海外・国内において、利用する航空便が遅延・欠航したり、預けた手荷物が遅延・紛失したりした場合に、それにより生じた諸費用が補償される。この補償は、海外・国内の旅行傷害保険にそれぞれ特約として設定される。

海外航空便遅延費用特約

宿泊施設の客室料 3万円
交通費or旅行サービス取消料 1万円
食事代 5,000円
手荷物遅延 3万円
※航空便遅延費用として以上のいずれか高い金額を定額で支払う

国内航空便遅延費用特約

保険項目 保険金額
乗継遅延による宿泊・食事費用 2万円
手荷物遅延による衣類・生活必需品購入費用 1万円
手荷物紛失による衣類・生活必需品購入費用 2万円
出航遅延・欠航による食事費用 1万円

・お買物あんしん保険(ショッピング保険)……年間最大300万円

カードで購入した商品が購入日から90日間、偶然の事故で損害をこうむった場合に補償される「お買い物安心保険」(ショッピング保険)も付帯する。補償額は、年間最大300万円。

4,「dカード GOLD」の2つのデメリット――1,000円未満切り捨て、18歳未満の家族のポイント還元など

「dカード GOLD」には、ドコモユーザーであれば1万円(税別)の年会費に十分見合うメリットがあるのは間違いない。ただし、毎月のドコモ携帯料金やドコモ光の利用料金が10%還元になるというメリットを十分に受けられないケースがある。

デメリット1,1,000円未満の端数が切り捨てられる

ポイントは1,000円(税別)ごとに付与されるため、1,000円未満の端数にはポイントが付与されない。つまり、ポイントの取りこぼしが生じることになる。

デメリット2,18歳未満の家族の携帯利用分は10%還元にできない

家族の携帯回線に10%還元を適用するには、1回線ごとに家族カードを作らなければならない。しかし、家族カードは18歳未満は作れないので、その場合は10%還元を受けられないことになる。

5,「dカード GOLD」はどんな人におすすめ?

ポイント還元率1%と高還元率である一方、空港ラウンジサービス、最高1億円の旅行傷害保険などゴールドカードとしても十分なサービスを持つ「dカード GOLD」は、幅広い層に使い勝手のいいカードといえるだろう。

特にドコモ回線の利用があり、さらに、ドコモ関連のサービスをよく利用している人なら圧倒的にお得になるカードだ。

年間100万円以上のカード決済で進呈される、「dカード GOLD年間ご利用額特典」もドコモユーザーなら有効活用できるはず。普通にクレジットカードを使っていれば、1万円(税別)の年会費が実質的に無料になると考えてよさそうだ。

>>「dカードGOLD」の詳細を見る(公式サイトへ)
 

執筆・モリソウイチロウ

「ZUU online」をはじめ、さまざまな金融・経済専門サイトに寄稿。特にクレジットカード分野では専門サイトでの執筆経験もあり。雑誌、書籍、テレビ、ラジオ、企業広報サイトなどに編集・ライターとして関わってきた経験を持つ。  

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