ドコモが発行する「dカード」は年会費無料の高還元率カードという特徴から、ドコモユーザーでなくてもお得なカードとなっている。ここでは「dカード GOLD」との比較も含め、そのメリットとデメリットについて解説しよう。

目次
1,カードの基本スペックと審査基準
2,ポイントサービス、還元率
3,dカード GOLDとどちらがお得か?損益分岐点で比較
4,dカードの3つのメリット
5,dカードの2つのデメリット
6,dカードがおすすめなのはどんな人?

1,カードの基本スペックと審査基準――年会費無料の高還元率カード

ドコモが発行する「dカード」は年会費無料の高還元率カードとして人気のクレジットカードだ。街なかでも広く使える共通ポイント「dポイント」がたまり、その他お得な特典が付帯するこのカード。まずは基本スペックから見ていこう。

dカードの基本スペック……国際ブランド、年会費、電子マネーなど

国際ブランド VISA
MasterCard
年会費 無料
家族会員無料
ポイントサービス dポイント
通常ポイント還元率 1%
ポイント交換対象 ドコモ携帯料金への充当
App Store & iTunesギフトカード
JALマイル等
空港ラウンジサービス
付帯保険 dカードケータイ補償(利用付帯)
お買い物あんしん保険(利用付帯)
追加カード 家族カード
ETCカード
電子マネー 【カード搭載機能】
iD
【Apple Pay・おサイフケータイ経由】
iD

審査基準・審査難易度……年収200万円以上が目安

申し込みの条件は「満18歳以上であること(高校生を除く)」となっており、収入の有無が問われていない。そのため、主婦や学生でも世帯年収があれば入会可能であることが分かる。

年収は、口コミ情報から200万円以上で審査通過可能と推測される。比較的作りやすいカードと考えていいだろう。

「dカード」と「dカード GOLD」のスペック比較表

dカードとその上位グレードである「dカードGOLD」、どちらを作るか迷う人もいるだろう。ポイントやクーポン関連以外で両者のスペックを比較した結果も紹介しておこう。

dカード dカード GOLD
年会費(税込) 無料 1万1,000円
家族会員年会費(税込) 無料 1枚目無料
2枚目以降1,100円(1枚)
空港ラウンジサービス
dカード GOLDデスク
dカードケータイ補償 購入後1年間・最大1万円 購入後3年間・最大10万円
お買い物あんしん保険 年間100万円限度 年間300万円限度
旅行傷害保険 海外最高1億円
国内最高5,000万円

2,ポイントサービス、還元率――共通ポイント「dポイント」がたまる

次に「dカード」の大きなメリットであるポイントサービスについて紹介しよう。

たまるポイントと還元率……通常1%還元でdポイントがたまる

たまるポイントは、ドコモが広く展開する共通ポイント「dポイント」だ。クレジット払い100円(税込)につき1ポイント(1円相当)が付与され、ポイント還元率は1%となる。ポイントの有効期限は付与から4年だ。

電子マネーへのチャージ分にはポイントが付与されないが、カード本体に搭載されている後払い式電子マネー「iD」の利用分はポイント付与対象となる。なお、公共料金の支払いにもポイントが付与される。

たまるポイント dポイント
ポイントのたまり方 100円(税込)ごとに1P
通常還元率 1%
有効期限 48ヵ月(4年)

ポイントの交換対象……多くの店舗で使える他JALマイルにも移行可能

dポイントは、ドコモの携帯料金や商品の購入、ドコモ運営のネットショップの他、街なかやネットのdポイント加盟店で1ポイント→1円として支払いに充当できる。

dポイント加盟店となっているブランド・サイトは752銘柄(2020年4月28日発表)で、今後もさらに増えるものと思われ、ますます使い勝手のいい共通ポイントとなっていきそうだ。dポイントが使える店舗の一部を次に紹介しよう。

コンビニエンスストア・百貨店

ローソン ファミリーマート 高島屋 ポプラ

ファーストフード・カフェ

マクドナルド ミスタードーナツ すき家 モスバーガー
サンマルクカフェ ドトール エクセルシオール 上島珈琲店

レストラン

藍屋 いきなり!ステーキ ペッパーランチ かっぱ寿司
カプリチョーザ ガスト ココス ジョナサン
うどん屋本舗 杵屋 92's-クニズ- 回転寿司 まるくに

その他

AOKI タワーレコード 東急ハンズ ディズニーストア
東京ベイ東急ホテル ホテルメルパルク イオンシネマ カラオケビッグエコー
スパリゾート
ハワイアンズ
ジュンク堂書店 丸善 ワールドネット
レンタカー
NPC24H エディオン ココカラファイン ジョーシン

その他、各種賞品への交換、「dカード プリペイド」へのチャージ、スマホ決済「d払い」を介しての実店舗・ネット店舗での支払い、電子マネー「iD」へのキャッシュバック、JALマイルへの移行、iPhoneやAndroidで使えるギフトカードの購入などに利用できる。

交換・チャージ・購入対象の一部を紹介しよう。交換時にドコモ回線が必要なものもあるので注意したい。

交換対象 ドコモ
回線契約
必要ポイント 交換・利用単位
ドトール バリューカード チャージ 不要 3,000P 3,000円分
スターバックス カード チャージ
dカード プリペイド チャージ 1P 1円分
d払い ※
自治体ポイント 5,000P 5,250P
JALマイル 2,500マイル
アミューズメント&テーマパークプラン 3,500P 1~3名分の入場券
温泉旅館&ホテル宿泊プラン
(平日・ペア)
3万P 2名分
iDキャッシュバック 必要 100P 100円分
App Store & iTunesギフトカード 500P 500円分
Google Play ギフトコード
※「d払い」をAmazonで利用する場合、初回設定時のみドコモ回線の利用が必要

 

他の共通ポイントへの交換はできないが、dポイントそれ自体で支払いに使える他、各種プリペイドカードへのチャージは可能なので使い道に困ることはまずないだろう。

ポイントアップ3つの方法……多くの店舗でポイント二重取り・ポイントアップ可能

dポイントには、いくつかポイントアップ手段が用意されている。

・方法1,dポイント加盟店でのポイント二重取り

dカードにはdポイントカードとしての機能もあり、dポイント加盟店でクレジット払いをするか、カード搭載機能の電子マネーiDで支払うと、クレジット利用ポイントとポイントカード提示ポイントが二重にたまる。

例えば、マクドナルドではカード提示ポイントとして100円(税込)につき1ポイントが付与されるので、クレジット払いかiD払い時にはそのポイントと合わせて2%還元となる。

・方法2,dカード特約店でのポイントアップ

dポイント加盟店の他にdカード特約店というものがあり、通常のクレジット利用ポイントに0.5%以上のポイントが加算されたり、割引優待を受けられたりする。そのいくつかを次に紹介しよう。なお、特約店の一部ではiD払いでもポイントがたまる他、iD払いでのみ特約店ポイントがたまる店舗もある。

通常ポイントに加え200円につき1Pがたまる(合計1.5%還元)

丸善ジュンク堂書店 ENEOS 伊勢丹 三越
高島屋 ENEOSでんき ENEOS都市ガス メルカリ ※2

通常ポイントに加え100円につき1Pがたまる(合計2%還元)

ルートインホテルズ JAL/JALパック ジェイアール名古屋
タカシマヤ
タカシマヤ
ゲートタワーモール
東京無線タクシー dトラベル 紀伊國屋書店 ※1 タワーレコード ※1

通常ポイントに加え100円につき2Pがたまる(合計3%還元)

JTB マツモトキヨシ コナカ ビッグエコー ※1
フタタ プレジデント社

通常ポイントに加え100円につき3Pがたまる(合計4%還元)

オリックス
レンタカー ※1
スターバックス
カード
ドトール
バリューカード
サカイ引越センター
クラブメッド

通常ポイントに加え100円につき4Pがたまる(合計5%還元)

リンベル 日経ビジネス ※3 日経WOMAN
※1:追加加算はiD払い時のみ
※2:200円で1~3ポイントが追加加算
※3:100円で2~4ポイントが追加加算

 

dカード特約店で割引適用となるのはノジマ、クラブメッドの2店舗で、ノジマは3%オフ、クラブメッドは5%オフとなる。

なお、これまでローソンでは3%割引が適用され、クレジット利用ポイント、カード提示ポイントと合わせて最大5%もお得となっていた。しかし、2020年11月30日で割引特典が終了し、それより後は最大2%還元のみの適用となる。

・方法3,ポイントサイト経由で最大10.5倍のポイントアップ

ネットショッピングの際には、ポイントサイト「dカード ポイントUPモール」を経由すると1.5~10.5倍のポイントが獲得可能だ。登録サイトには、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピング、Apple公式サイト、じゃらん、JTB、一休.comなど主要なショップがそろっている。

ただし、「d払い」可能なネットショップでは、「毎週おトクなd曜日」を活用した方が、より多くポイントを獲得できることがある。

なお、dポイント加盟店では、現金払いなどクレジット払いやiD払い以外でもカード提示ポイントが付与されるので、それを覚えておくと多くの場面で効率よくポイントをためられる。日常的な利用でポイントをためやすいカードといっていいだろう。

3,dカードとdカード GOLDとどちらがお得か?損益分岐点で比較

では、「dカード」とワンランク上の「dカード GOLD」のどちらが、ポイントの観点でお得なのだろうか?ここでは、どちらのカードがよりお得かを分ける損益分岐点を考えてみよう。

ドコモユーザーの損益分岐点は月1万200円以上ドコモへの支払いがあるか?

まず年会費の差額だが、「dカード」は無料なので「dカード GOLD」の年会費1万1,000円(税込)がそのまま年会費の差額となる。

次にポイント還元率だが、基本的には両者のポイント還元率は1%(税込100円につき1ポイント付与)と変わらない。ただし、ドコモ携帯電話料金とドコモ光の料金に対するポイント付与率は異なる。

実は「dカード」「dポイント GOLD」では、ドコモ携帯電話料金・ドコモ光の料金についてはポイント付与対象外となっており、その分は「dポイントクラブ会員」へのポイント付与という形を取っている。付与の仕方は次の通りだ。

カード名 dポイントクラブ会員へのポイント付与率
dカード 1,000円(税別)につき10ポイント
dカードGOLD 1,000円(税別)につき100ポイント

このように、「dカード」では1%還元となるところ、「dカード GOLD」では10%還元となる。9%分の差だ。

損益分岐点を考える場合、その9%分が1年間で、1万1,000円(「dカード GOLD」の年会費)と同額になる年間ドコモ利用額を考えればよい。

1万1,000円×100/9=約12万2,222円

つまり、年間のドコモ利用(携帯電話料金・ドコモ光)が約12万2,222円(税別)の場合に「dカード」と「dカード GOLD」は同じポイント数となり、ドコモ利用額がそれを超えるところから後者がより多くのポイントを得られることになる。

年間12万2,222円(税別)は月あたりでは約1万185円(税別)となるので、これに満たないなら「dカード」がお得、これを超えるなら「dカード GOLD」がお得と考えればいいだろう。

ドコモユーザー以外の場合は年100万円以上が損益分岐点

カード会員がドコモユーザー以外の場合、ポイント還元率の点では差がない。ただし、「dカード GOLD」では、「年間ご利用額特典」として年間クレジット利用額に応じてクーポン券がプレゼントされ、これが実質的なキャッシュバックとなっている。

クーポンには種類があり、ドコモ運営の通販サイトやトラベルサイト、メルカリなどで使えるため使い道に困ることはまずないだろう。このクーポンを実質的なキャッシュバックと見なし、年会費と相殺すると次のようになる。

年間クレジット利用額(税込) クーポン相当額 相殺後の実質年会費(税込)
年間100万円未満 クーポン発行なし 1万1,000円
年間100万円以上 1万1,000円相当 0円
年間200万円以上 2万2,000円相当 1万1,000円お得

これを見ると分かるように、年間100万円以上~200万円以上の利用で年会費は実質無料となるので、空港ラウンジサービスなどゴールドカードのサービスを考慮すると、「dカード GOLD」を選んだ方がよさそうだ。つまり、年間100万円のクレジット利用額が損益分岐点となる。これは、ドコモユーザーの場合でも同じことがいえる。

さらに、年間200万円を超えるなら「dカード GOLD」が1万1,000円もお得となることにも注目したい。

4,dカードの3つのメリット――ケータイ補償、「d払い」による三重取りの他、クルマ関連のお得も

次に、このカードを特徴づけている3つのメリットを順に紹介しよう。

メリット1,「dカード ケータイ補償」「お買い物あんしん保険」が付帯 万が一のときにも安心

・dカード ケータイ補償

ドコモユーザーにとってうれしいのが「dカード ケータイ補償」だ。これは、ドコモ携帯電話端末の紛失・盗難・修理不能(水濡れ・全損など)によって、同一機種・同一カラーの新端末をドコモショップなどでカード購入した場合に、購入費用の一部を補償するものである。補償は元の端末の購入後1年間有効で、最大1万円の補償となる。

追加の保険料などを支払うことなく、補償が適用されるのは大きなメリットといっていいだろう。なお、「dカード GOLD」のケータイ補償では、購入後3年間、最大10万円の補償となる。

・お買い物あんしん保険

海外でカード購入した商品と、国内でリボ払いまたは3回以上の分割払いで購入した商品に関しては「お買い物あんしん保険」というショッピング保険が適用される。これは、購入日から90日以内に偶然の事故で損害を被った場合に、年間100万円を限度として補償されるものだ。

年会費無料のクレジットカードにショッピング保険が付帯することは少なく、それを考えるとこれも大きなメリットといっていいだろう。なお、「dカード GOLD」のお買い物あんしん保険では、年間300万円限度の補償となる。

メリット2,「d払い」と組み合わせるともっと高還元率に!ポイント三重取りも可能

・d払いの三重取りの方法

スマホ決済「d払い」の支払い元としてこのカードを登録すると、「d払い」でもポイントがたまり、dポイント加盟店で利用するとポイント三重取りも可能となる。

「d払い」では利用ポイントとして、実店舗の利用で200円(税込)につき1ポイントが付与、ネットショップの利用で100円(税込)につき1ポイントが付与される。そこに、クレジット利用ポイントとして1%分が付与され二重取りになると、実店舗では合計1.5%還元、ネットショップでは合計2%還元となる。

さらに、dポイント加盟店での利用なら、各店舗所定のdポイントカード提示ポイントも加算されて三重取りとなり、さらにお得だ。

d払いの三重取りの仕組み

d払い利用ポイント 200円もしくは100円につき1ポイント
クレジット利用ポイント 100円につき1ポイント
dポイント加盟店 dポイントカード提示ポイント

ただし、dポイント加盟店で、かつdカード特約店にもなっている店舗では、「d払い」ではなく直接クレジット払いした方がポイント獲得数の多いケースがある。例えば、マツモトキヨシでは、「d払い」よりもdカード払いがポイントを多く獲得できる。詳細は次の通りだ。

マツモトキヨシで獲得できるdポイント

d払い+dポイントカード提示 dカード払い
d払い利用ポイント 0.5%
dポイントカード提示ポイント 1% 1%
クレジット利用ポイント 1% 通常分1%+
特約店特典分2%
合計ポイント還元率 2.5% 4%

ネットショッピングでは、ポイントサイト「dカード ポイントUPモール」を経由した場合のポイントアップもあるので、より多くポイントを獲得したいなら、次に紹介する「毎週おトクなd曜日」も含め、各購入方法別のポイント獲得数をチェックした方がいいだろう。

・「d払い」でのネットショッピングは金・土曜日に

「d払い」には、「毎週おトクなd曜日」というポイントアップの仕組みがある。これは、月ごとのエントリーを行った上で、その月の金・土曜日に「d払い」でネットショッピングすると、1決済につき3,000円(税込)以上の利用分に対して、「d払い」ネット利用ポイント1%分の他に2%分が加算、合計で3%還元になるというものだ。

さらに、3サイト以上で3,000円(税込)以上の買い回りをすると、その他の3,000円(税込)未満の利用分も含めて、全てのショッピングで5%分が加算され、合計6%還元となる。また、月ごとに替わる所定のショップでは、さらに5%分が加算されて合計11%もの超高還元となる。

そして、「d払い」の支払い元を「dカード」にするとクレジット利用ポイント1%分も加算されるので、「毎週おトクなd曜日」の通常の利用で4%還元、3サイト以上の買い回りで7%還元、そして最大12%還元となる。これを表にまとめると次のようになる。

「d払い」ネット利用ポイント 1%
毎週おトクなd曜日特典ポイント
(通常/3サイト以上の買い回り)
2%/5%
月替わりの所定ショップで+5% 5%
クレジット利用ポイント 1%
合計 4%~最大12%

「d払い」の支払い元には他のクレジットカードも設定可能だが、獲得ポイントをdポイントにまとめられる点で「dカード」は最適といっていいだろう。

なお、「d払い」の支払い元に「dカード GOLD」を設定した場合もクレジット利用ポイントは1%と変わらないため、ここで述べたことがそのまま当てはまる。

メリット3,クルマ関係の優待が豊富 ETCカード実質無料、ハーツレンタカーの割引優待

・ETCカードの年会費は実質無料

ETCカードの年会費は初年度無料、2年目以降は550円(税込)となるが、前年度1回でもETCカード利用の請求があれば無料となる。実質的には年会費無料と考えていいだろう。なお、「dカード GOLD」でもETCカードについては同条件となる。

・ハーツレンタカー割引優待

その他クルマ周りでは、世界最大のネットワークを誇るハーツレンタカーの割引優待を利用可能だ。アメリカ(ハワイを含む、グアムは除く)、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドでは事前予約の格安料金からさらに10%オフで提供。その他の国・地域でも優待料金が用意される。これは「dカード」「dカード GOLD」に共通する優待となる。

他のカード会社では、カード自体の年会費は無料でも、ETCカードの年会費は有料というケースもあるので、それを考えるとETCカードが年会費実質無料となる「dカード」はクルマに乗る人にとってもメリットのあるカードといっていいだろう。

5,dカードの2つのデメリット――付帯保険周りとポイント取りこぼし

「dカード」は、年会費無料ということを考えると十分なスペックを持つカードといっていいが、あえてデメリットを挙げるとすれば次の2点となる。

デメリット1,旅行傷害保険が付帯しない

年会費無料カードでは比較的珍しいショッピング保険が付帯する代わりに、旅行傷害保険の付帯はない。そのため、医療費が高くつく可能性のある海外旅行に行く際には、他のクレジットカードに付帯する旅行傷害保険を利用するか、別途保険商品を購入する必要がある。

デメリット2,ドコモ料金へのポイント付与に取りこぼしが生じる

ドコモ料金(携帯電話料金・ドコモ光)へのポイント付与は利用額1,000円ごとの付与となるため、1,000単位に満たない端数分のポイントを取りこぼすことになる。これはデメリットといっていいだろう。

6,dカードがおすすめなのはどんな人?ドコモユーザーなら見逃せない1枚

ここで見てきたように、「dカード」はドコモユーザーだけがお得なカードというわけではない。しかし、dポイントのためやすさ、使いやすさを考えるとドコモユーザーにとって最もメリットのあるカードであることは間違いない。

また、普段から利用している店舗でdポイントや「d払い」を使えるなら、ドコモユーザーでなくても、dポイントのためやすさからおすすめできる。今後、dポイント加盟店が増えていくにしたがい、さらに、使い勝手がよくなるカードといっていいだろう。

 

モリソウイチロウ
執筆・モリソウイチロウ
「ZUU online」をはじめ、さまざまな金融・経済専門サイトに寄稿。特にクレジットカードに詳しく、専門サイトでの執筆も行っている。雑誌、書籍、テレビ、ラジオ、企業広報サイトなどに編集・ライターとして関わってきた経験を持つ。
「ZUU online」をはじめ、さまざまな金融・経済専門サイトに寄稿。特にクレジットカードに詳しく、専門サイトでの執筆も行っている。雑誌、書籍、テレビ、ラジオ、企業広報サイトなどに編集・ライターとして関わってきた経験を持つ。

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