ソラチカゴールドカードは陸マイラーの最強カード?還元率、年会費など、ソラチカカードとどちらがお得か徹底比較

2020.5.21
運用・家計
ANAマイラーに人気の「ソラチカカード」には、ワンランク上の「ソラチカゴールドカード」がある。マイル還元率1%のクレジット決済、フライトマイル、東京メトロ利用と3つのルートで効率良くマイルを貯められるカードだ。年会費などを「ソラチカカード」と比較し、どちらがお得なのかというシミュレーションも含めて、このカードの詳細を徹底解説する。

目次
1,「ソラチカゴールドカード」の3つのポイント
2,基本スペックと審査基準 「ソラチカカード」と比較
3,ポイント・マイルサービス、還元率 ANAマイルに集約できる
4,ポイント付与・還元率をアップする方法
5,ゴールドと一般のソラチカ、どちらがお得か?マイル獲得シミュレーション
6,4つのメリット ANA、東京メトロ、JCB、旅行保険
7,2つのデメリット 加盟店の少なさとスターフライヤーカード
8,「ソラチカゴールドカード」がおすすめなのはどんな人?

1,「ソラチカゴールドカード(ANA To Me CARD PASMO JCB GOLD)」の3つのポイント

「ソラチカゴールドカード(ANA To Me CARD PASMO JCB GOLD)」はどういうカードなのか?端的に言えば、以下の3ポイントに集約される。

2,「ソラチカゴールドカード」の基本スペックと審査基準を「ソラチカカード」と比較

まずは、「ソラチカゴールドカード」と一般カードの「ソラチカカード」の基本スペックと審査基準を比較する形で紹介していこう。

「ソラチカゴールドカード」と一般「ソラチカカード」の基本スペックを比較

一般カードにあたる「ソラチカカード」と比較すると、スペックが大幅に向上していることがわかる。
 
カード名 ソラチカゴールドカード
(ANA To Me CARD
PASMO JCB GOLD)
ソラチカカード
(ANA To Me CARD
PASMO JCB )
国際ブランド JCB
年会費 1万5,400円(税込)
※割引で1万400円
家族会員2,200円(税込)
2,200円(税込)
※割引で825円
家族カード1,100円(税込み)
入会・継続
ボーナスマイル
2,000マイル 1,000マイル
ポイント・
マイルサービス
メトロポイント
Oki Dokiポイント
ANAマイル
通常マイル還元率 1%
(1 Oki Dokiポイント
→10マイル)
0.5%
(※5マイルコースの場合)
(1 Oki Dokiポイント
→5マイル)
ポイント交換対象 メトロポイント・Oki DokiポイントはANAマイルに交換できる
ANAマイルは特典航空券・ANA SKYコインに交換できる
搭乗ボーナスマイル 25%分 10%分
空港ラウンジサービス 国内主要空32空港
+ハワイ・ホノルル
なし
付帯保険 海外旅行傷害保険(自動付帯)
国内旅行傷害保険(自動付帯)
国内航空傷害保険(自動付帯)
国内・海外航空機遅延保険(自動付帯)
ショッピングガード
国内航空障害保険(自動付帯)
国内航空障害保険(自動付帯)
ショッピングガード
追加カード ETCカード
家族カード
電子マネー QUICPay
ANA QUICPay+nanaco
ANA PiTaPaカード
※すべて別途カード発行が必要

マイル還元率が1%、入会・継続マイルが2000マイル、搭乗ボーナスが25%と「ソラチカカード」よりもマイルを貯めやすいことは間違いない。

「ソラチカゴールドカード」と「ソラチカカード」の審査基準を比較

審査基準そのものではないが、「ソラチカゴールドカード」の申し込み対象は「20歳以上(学生不可)で、ご本人に安定継続収入のある方」となっている。一方で一般グレードにあたる「ソラチカカード」は、「18歳以上でご本人または配偶者に安定継続収入のある方。または高校生を除く18歳以上で学生の方」となっている。

このことから、「ソラチカカード」は世帯収入があれば本人の収入の有無は特に問われないが、「ソラチカゴールド」は学生や専業主婦では審査に通らないと考えられる。

年収については具体的な金額が明らかにされていないが、口コミから考えると350万円以上から審査に通る可能性があるようだ。ただし年齢相応の年収が求められるという意味で、20代ならこれより安くても審査を通る可能性があり、40代ならこれより高くても審査に通らない可能性がある。

「ソラチカゴールドカード」の年会費を安くする方法……リボ払いでお得に

「ソラチカゴールドカード」では、「ソラチカカード」同様に年会費を安くする方法が用意されている。自動リボ払いサービス「スマリボ」に登録し1年間に1回以上利用すると、5,000円がキャッシュバックされる仕組みがあり、実質的に年会費が下がることになる(「ソラチカカード」の場合は1,375円キャッシュバック)。ただし利用の仕方によっては、キャッシュバック分以上にリボ払い手数料がかかる。上手に利用できる場合のみ、検討するといいだろう。

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3,「ソラチカゴールドカード(ANA To Me CARD PASMO JCB GOLD)」のポイントサービス、還元率

「ソラチカゴールドカード」では2種類のポイントとマイルが貯まり、ポイントはマイルにまとめられる。ポイント・マイルサービスの概要を紹介しよう。

貯まるポイントと還元率……通常1%で3つのポイント・マイルが貯まる

「ソラチカゴールドカード」では、「メトロポイント」「Oki Dokiポイント」「ANAマイル」が貯まる。

・メトロポイント……東京メトロの乗車、PASMO利用などで貯まる

東京メトロの定期券をカードで購入した場合、PASMOによる東京メトロ乗車と電子マネーとしてのPASMO利用で「メトロポイント」が貯まる。獲得ポイント数は、以下のとおり。なお1ポイントの価値は、1円相当だ。
 
利用項目 獲得ポイント
東京メトロの定期券購入
(カード支払い)
1,000円につき5P
PASMOによる乗車(平日) 1乗車につき20P
PASMOによる乗車(土休日・1乗車) 1乗車につき40P
「メトロポイントPlus加盟店」での
PASMO支払い(店舗)
200円につき2P
「メトロポイントPlus加盟店」での
PASMO支払い(自動販売機)
100円につき2P

・Oki Dokiポイント……通常のショッピングで貯まる

ショッピングなどのクレジット利用のほか、PASMOオートチャージ分についてもJCBの「Oki Dokiポイント」が貯まる。毎月の利用合計金額1,000円(税込)ごとに1ポイント(約5円相当)が付与されるので、ポイント還元率は約0.5%だ。

・ANAマイル……ANA便などの搭乗で貯まる

ANAグループ便のほか、スターアライアンス加盟航空会社便に搭乗するとフライトマイルが貯まる。ANAグループ便では通常の搭乗マイルに加え、搭乗ごとにボーナスマイルも付与される。

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ポイント・マイルの交換対象……「ソラチカ」同様、ANAマイルに集中させるのが賢い

メトロポイントとOki Dokiポイントは、他社の主要ポイントやANAマイルに交換できる。ここでは、ANAマイルへの交換をすることを前提に見ていこう。

・メトロポイント……100メトロポイント→90ANAマイルに

10ポイント→10円分としてPASMOにチャージできるほか、ANAマイルへは100ポイント→90マイルという条件の良いレートで移行できる。

・Oki Dokiポイント……「マルチポイントコース」なら有効期限が実質6年に

「Oki Dokiポイント」は各種賞品と交換できるほか、カード利用代金やネットショッピング代金に充当したり、他社ポイント・マイルに交換したりできる。

ANAマイルへは通常1ポイント→3マイルのところ、「ソラチカゴールドカード」では1ポイント→10マイルのレートになる。メトロポイントへもOki Dokiポイント1ポイント(約5円相当)→メトロポイント5ポイント(5円相当)のレートで、200ポイントから移行できる。

マイルへの移行については、「マルチポイントコース」と「マイル自動移行コース」が設けられており、前者では貯まったポイントの移行手続きを自分で行い、後者では自動的にマイルに交換される。

おすすめは、「マルチポイントコース」だ。マイルへ移行する手間はかかるが、Oki Dokiポイントの有効期限が獲得月から3年、ANAマイルの有効期限はマイル獲得月から3年なので、合計で6年となる。これにより、しっかり貯めて、まとめて使うことができる。

・ANAマイル……マイルが使えない時はANA SKYコインも選択肢に

ANAマイルは特典航空券に交換できるほか、「ANA SKYコイン」や他社ポイントに交換することもできる。まず、主要渡航先の特典航空券への交換に必要なマイル数を紹介しよう。

国内線特典航空券必要マイル数(東京からの片道)
  秋田、庄内、仙台、
新潟、八丈島、富山、
小松、能登、名古屋、大阪
沖縄 石垣、宮古
ローシーズン 5,000マイル 7,000マイル 8,500マイル
レギュラーシーズン 6,000マイル 9,000マイル 1万マイル
ハイシーズン 7,500マイル 1万500マイル 1万1,500マイル
国際線特典航空券必要マイル数(日本からの往復・エコノミークラス)
  ソウル 中国・台北・
マニラ
東南アジア・
インド
ハワイ 北米 ヨーロッパ・
ロシア
オセアニア
ロー
シーズン
1万
2,000マイル
1万
7,000マイル
3万マイル 3万
5,000マイル
4万マイル 4万
5,000マイル
3万
7,000マイル
レギュラー
シーズン
1万
5,000マイル
2万マイル 3万
5,000マイル
4万マイル 5万マイル 5万
5,000マイル
4万
5,000マイル
ハイ
シーズン
1万
8,000マイル
2万
3,000マイル
3万
8,000マイル
4万
3,000マイル
5万
5,000マイル
6万マイル 5万マイル

表にある「ローシーズン」は航空機利用者が比較的少ない時期、「ハイシーズン」は混み合う時期、「レギュラーシーズン」はその中間の時期を指している。「ハイシーズン」は、ANAマイレージサービスの会員グレードが高くないと、特典航空券が取れないこともある。

そんなときに覚えておきたいのが、「ANA SKYコイン」だ。ANAマイルから交換できるこのコインは、ANAサイト上で現金同様に使うことができ、交換数が多いほど交換レートが良くなる。
 
交換レート 交換マイル数 交換後コイン数
1倍 1~9,999マイル 1~9,999コイン
1.2倍 1万マイル 1万2,000コイン
1.3倍 2万マイル 2万6,000コイン
1.4倍 3万マイル 4万2,000コイン

航空券購入時はマイルとの併用はできないが、現金との併用はできる。購入した航空券には、フライトマイルが付与される。ただし、マイルを特典航空券に交換する場合に比べるとレートはやや悪くなってしまうので、ケースバイケースで使い分けたい。

4,ポイント還元率・付与数をアップする方法 Oki Dokiポイント、ANAマイルを効率的に増やすには?

「ソラチカゴールドカード」には、Oki DokiポイントとANAマイルごとに付与・還元率をアップする方法がある。

Oki Dokiポイントを効率的に稼ぐ方法――スターメンバーズとOki Dokiランド

JCBのポイント、Oki Dokiポイントの付与率をアップさせる方法は、主に2つある。

・方法1,カードを積極的に利用して「JCBスターメンバーズ」の適用を受ける

「JCBスターメンバーズ」は、年間利用金額に応じたボーナスポイントアップの仕組みだ。その翌1年間、最高25%までポイントアップされる。「ソラチカカード」は20%アップまでだが、「ソラチカゴールドカード」は25%まで引き上げられている。
 
1年間のカード
利用額合計(税込)
ソラチカゴールドの
翌年のポイントアップ率
ソラチカカードの
翌年のポイントアップ率
300万円以上 25%アップ 設定なし
100万円以上 20%アップ
50万円以上 10%アップ

年間100万円の利用額は、月にすると約8万5,000円。同様に年間300万円の場合は、月25万円だ。生活費や固定費、飲食代、交通費、旅行代などすべての支払いをこのクレジットカードに集約すれば、達成できない金額ではないだろう。

・方法2,「Oki Dokiランド」経由のネットショッピングで2~20倍

ポイントサイト「Oki Dokiランド」経由のネットショッピングにより、2~20倍のポイントが貯まる。登録ショップは約400店舗で、Amazon、楽天市場、Yahoo!JAPANショッピングなど代表的なものが揃っているため、普段使いで困ることはないだろう。

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「AMAマイル」を効率的に稼ぐ方法――ボーナスマイルや加盟店の利用で

ANAマイルにおけるボーナスマイル、付与・還元率をアップする方法として、以下の2つに注目したい。

・方法1,「ソラチカゴールドカード」特典のボーナスマイル

「ソラチカゴールドカード」では、入会時とカード継続時に各2,000マイルのボーナスマイルがもらえる(本会員のみ)。また、搭乗時には搭乗マイルに加えて、フライトマイルの25%にあたるボーナスマイルも付与される。ちなみに一般の「ソラチカカード」では、カード入会時・継続時は1,000マイル、フライトマイルは10%だ。

ボーナスマイル
入会マイル 2,000マイル
継続マイル 2,000マイル
搭乗ボーナスマイル フライトマイルの25%

・方法2,「ANAカードマイルプラス加盟店」の利用

ANAカードマイルプラス加盟店でカードを利用すると、クレジット利用ポイントとは別に100円(税込)または200円(税込)につき1マイルが貯まる。

加盟店は、ANAやANAグループ店舗のほか、「セブン-イレブン」「マツモトキヨシ」「高島屋」「大丸松坂屋」「阪急百貨店」「出光興産」「ENEOS」「東京無線タクシー」など日常で利用するショップから、レストラン、ホテルまでさまざまな分野がある。
 

5,「ソラチカゴールドカード」と「ソラチカカード」どっちがお得?マイル獲得シミュレーション

ANAマイルが直接貯まり、他のポイントもANAマイルに集約できる「ソラチカゴールドカード」。ここまで基本的なスペックやポイント還元率、付与率・還元率をアップさせる方法をみてきた。それでは実際に一般の「ソラチカカード」と比べてどのくらいのマイルが貯まるのか、陸で貯まるマイルと、空で貯まるマイルに分けてシミュレーションしてみよう。

陸(東京メトロ・クレジット利用)での利用によるポイント獲得シミュレーション

陸で貯まるのは東京メトロのメトロポイントと、JCBのOki Dokiポイントだ。通常のクレジット利用はスターメンバーズの25%ポイントアップが適用される月平均25万円の利用(年間300万円)と仮定してシミュレーションした。
 
利用項目 利用金額 「ソラチカ
ゴールド
カード」
獲得ポイント
「ソラチカ
カード」
獲得ポイント
東京メトロ
定期券
1万5,000円 75P
(メトロ
ポイント)
75P
(メトロ
ポイント)
メトロ
土日休日乗車
4,000円
(乗車回数20回)
800P
(メトロ
ポイント)
300P
(メトロ
ポイント)
「メトロポイント
Plus加盟店」
でのPASMO支払い
(店舗)
1万円 100P
(メトロ
ポイント)
50P
(メトロ
ポイント)
「メトロポイント
Plus加盟店」
でのPASMO支払い
(自動販売機)
3,000円 60P
(メトロ
ポイント)
30P
(メトロ
ポイント)
クレジット利用 25万円
(定期券購入代・
PASMOチャージ込み)
312P
(Oki Doki
ポイント)
※スターメンバーズ
25%アップ適用
300P
(Oki Doki
ポイント)
※スターメンバーズ
20%アップ適用

この場合「ソラチカゴールドカード」だと月々に貯まるメトロポイントは1,035ポイント、Oki Dokiポイントは312ポイント。一方で「ソラチカカード」では月々、メトロポイント455ポイント、Oki Dokiポイントは300ポイントが貯まる。

空(ANA便等のフライト)での利用によるマイル獲得シミュレーション

年1回、16万円の往復航空券で、ANAを使って成田からハワイへの便に搭乗した場合の「ソラチカゴールドカード」と「ソラチカカード」の1年間のマイル獲得数をシミュレーションしてみよう。
 
マイル付与条件 ソラチカ
ゴールドカード
ソラチカカード
ANAカードマイルプラス
加盟店優待(ANA航空券購入)
1,600(100円につき1マイル)
成田-ハワイの往復
フライトマイル
(積算率100%)
7,662マイル(片道3,831マイル)
ボーナスマイル 1,914マイル
(片道957マイル、25%)
766マイル
(片道383マイル、10%)
入会・継続マイル 2,000マイル 1,000マイル
合計 1万3,176マイル 1万1,028マイル

航空券購入時のANAカードマイルプラス加盟店優待ポイントとフライトマイルは2枚とも同マイル数。異なってくるのはフライトボーナスマイルや入会・継続マイルだ。これらを合計すると「ソラチカゴールド」と「ソラチカカード」の1年間のマイル獲得の差は2,148マイルとなる。

さらにマイルではないが、航空券のクレジット支払いで、Oki Dokiポイントも貯まる。
 
  ソラチカゴールドカード ソラチカカード
クレジットカード払い分
Oki Dokiポイント
160ポイント 160ポイント
ステージボーナス 40ポイント(25%) 32ポイント(20%)
合計 200ポイント 192ポイント

「JCBスターメンバーズ」のステージボーナスはカードによって異なってくる。「ソラチカゴールドカード」は年間300万円以上の利用でポイント25%アップが最高グレード。それに対し「ソラチカカード」は年間100万円20%アップが限度なので、ここでも差がでてくる。

陸と空での獲得ポイント・マイルを計算

「ソラチカゴールドカード」と「ソラチカカード」で獲得できるメトロポイントとOki Dokiポイントをマイルに交換した時に、それぞれのカードで1年間のマイル獲得数を整理してみよう。
 
  ソラチカ
ゴールドカード
ソラチカカード
ANAマイル 1万3,176マイル 1万1,028マイル
メトロポイント
→ANAマイル
(100P→90マイル)
1万2,420ポイント
→1万1,178マイル
5,460ポイント
→4,860マイル
Oki Dokiポイント
→ANAマイル
3,944ポイント
→3万9,440マイル
3,792ポイント
→【10マイルコースの場合】
3万7,920マイル
→【5マイルコースの場合】
1万8,960マイル
合計ANAマイル獲得数 6万3,794マイル 【10マイルコースの場合】
5万3,808マイル
【5マイルコースの場合】
3万4,848マイル

「ソラチカゴールドカード」では6万3,794マイルが貯まり、「ソラチカカード」では10マイルコースだと5万3,808マイル、5マイルコースだと3万4,848マイル貯まる。

「ソラチカカード」の10マイルコースはOki Dokiポイント1ポイントを10マイルに交換できるコースだが、年会費の他に5,500円(税別)がかかる。ちなみに「ソラチカゴールドカード」はOki Dokiポイント1ポイント→10マイルの交換レートしか選択できず、追加費用はかからない。

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年会費、獲得マイル数など「ソラチカ」はゴールドと一般どちらがお得か?

上記でシミュレーションした獲得マイルと年間でかかる費用を並べると下記ようになる。
 
カード名 コース 年間費用 獲得マイル数
ソラチカ
ゴールドカード
1万5,400円(税込) 6万3,794マイル
ソラチカカード 10マイルコース 7,700円(税込)
※年会費+マイル移行手数料
5万3,808マイル
5マイルコース 2,200円(税込) 3万4,848マイル

一般的に1マイルは2円相当とされている。年間費用の差額と貯まるマイルを金額換算してみよう。

比較するカード 年間費用差額 獲得マイル数差分 マイル金額換算時の差分
(1マイル2円換算)
ソラチカ
ゴールドカードと
ソラチカカード
10マイルコース
7,700円
(1万5,400円
―7,700円) 
9,986マイル
(6万3,794マイル
―5万3,808マイル)
1万9,972円
ソラチカ
ゴールドカードと
ソラチカカード
5マイルコース
1万3,200円
(1万5,400円
―2,200円)
2万8,946マイル
(6万3,794マイル
―3万4,848マイル)
5万7,892円

これを見ていくと、同じような使い方をする場合は、年会費が一番高い「ソラチカゴールドカード」がもっともお得なようだ。「ソラチカゴールドカード」と「ソラチカカード」の各コースの年間費用の差額と、貯まるANAマイルを金額換算したときの差額に注目すると、マイル金額換算時の差額が年間費用差額をどちらも上回っている。

ただしこのシミュレーションに近しいマイル数を獲得するには、年間で300万円以上クレジット利用をし、スターメンバーズで25%ポイントアップの特典を獲得しなくてはならない。つまり「ソラチカゴールドカード」でお得さを最大限享受するには「電車での移動の時にだけ使用する」という使い方ではなく、メインカードとして生活のさまざまな支払いをこのカードで行うといった使い方が求められてくるだろう。
 

6,「ソラチカゴールドカード(ANA To Me CARD PASMO JCB GOLD)」の4つのメリット

ポイント・マイルサービスがこのカードの最大の特徴であることは確かだが、このほかに覚えておきたい4つのメリットを紹介しよう。

メリット1,ANAグループの各種優待を利用できる

「ソラチカゴールドカード」はANAの会員カードとしての機能も備えており、ANAグループで様々な優待を受けられる。

メリット2,東京メトロ駅周辺施設などで各種優待が提供される

東京メトロの駅施設や周辺にある「To Me CARD」提携施設などで、以下の優待を受けられる。

提携施設は、「Echika(表参道、池袋)」「Esola池袋」「メトロ・エム 後楽園」「渋谷メトロ プラザ」「カレッタ汐留」に加えて、「三越」や「ホテル椿山荘東京」「ルミネ the よしもと」「地下鉄博物館」「東京国立博物館」「オリックスレンタカー」などがある。

施設内の店舗で割引を受けられるほか、三越では1,000円(税込)につきメトロポイント5ポイント付与、地下鉄博物館では記念品のプレゼントなどが用意されている。

メリット3,JCBにより各種優待が提供される

空港ラウンジサービスを含む、JCB提供の各種優待を受けられる。

そのほか、JCB加盟店で店舗ごとに用意された優待も受けることができる。

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メリット4,最高1,000万円の旅行傷害保険が自動付帯、最高500万円のショッピング保険も

ANAでの空の旅がお得になるこのカードには、いざという時に役に立つ旅行傷害保険と国内航空傷害保険、航空機遅延保険、国内ショッピング保険が付帯する。補償内容は以下のとおり。

・旅行傷害保険……海外、国内ともに自動付帯

旅行傷害保険は海外最高1億円、国内最高5,000万円でいずれも自動付帯。なお海外旅行傷害保険には、家族カードを持たない家族にも保険が適用される家族特約が付いている。

【海外旅行傷害保険(自動付帯)】
保険項目 保険金額(本会員・家族会員) 保険金額(家族特約対象者)
死亡・後遺障害 最高1億円
※カードでの旅行代金の
支払いがない場合は
最高5,000万円
最高1,000万円
傷害治療費用
(1事故)
300万円限度 200万円限度
疾病治療費用
(1疾病)
300万円限度 200万円限度
賠償責任(1事故) 1億円限度 2,000万円限度
携行品損害 1旅行中50万円限度
保険期間中100万円限度
救援者費用 400万円限度 200万円限度
【国内旅行傷害保険(自動付帯)】
保険項目 保険金額
死亡・後遺障害 最高5,000万円
入院日額(8日以上の治療が対象) 5,000円
手術(8日以上の治療が対象) 入院日額×倍率(10倍、20倍または40倍)
※1事故につき1回限度
通院日額(8日以上の治療が対象) 2,000円

ちなみに、「ソラチカカード」の海外傷害旅行保険は自動付帯で最高1,000万円、国内旅行傷害保険は付帯していない。

・国内航空障害保険……自動付帯で最高5,000万円

国内で航空機利用中にケガを負った場合に補償される保険。搭乗中はもちろん、航空機搭乗者だけが入れる飛行場内エリアでのケガも補償され、ANA便以外の搭乗時も対象になる。一般の「ソラチカカード」は、自動付帯で1,000万円だ。

【国内航空障害保険】
保険項目 保険金額
死亡・後遺障害 最高5,000万円
入院日額 1万円
手術 入院日額×倍率(10倍、20倍または40倍)
※1事故につき1回限度
通院日額 2,000円

ちなみに「ソラチカカード」は、国内航空機傷害保険も自動付帯で最高1,000万円。

・国内・海外航空機遅延保険

国内外の航空便利用時に、出航遅延や手荷物の遅延・紛失によって生じた宿泊・飲食費・衣類購入費などの出費が補償される。
 
補償内容 保険金額
乗継遅延費用保険金(客室料・食事代) 2万円限度
出航遅延費用等保険金(食事代) 2万円限度
寄託手荷物遅延費用保険金(衣料購入費など) 2万円限度
寄託手荷物紛失費用保険金(衣料購入費など) 4万円限度

こちらは「ソラチカカード」には付いていない、「ソラチカゴールドカード」のみの保険だ。

・ショッピングガード保険(国内)

国内外にてカード購入した商品が、購入日から90日以内に偶然の事故によって損害をこうむった場合の保険。年間最高500万円まで補償される(1事故につき自己負担額3,000円)。

「ソラチカカード」では、最高100万円が補償される。
 

7,「ソラチカゴールドカード」の2つのデメリット――国際ブランドとスーパーフライヤーズ

これまでメリットを確認してきたが、申し込むにあたっては「ソラチカゴールドカード」のデメリットも押さえておきたい。

デメリット1,国際ブランドがJCBしか選べない

国際ブランドとしてのJCBは、VISAやMastercardと比べると加盟店などのシェアが小さい。国内はいいとしても、海外ではいざという時に使えないことがあり、少々心もとない。よって海外旅行時は、必然的にVISAブランドかMastercardブランドのカードを併用することになる。

デメリット2,「スーパーフライヤーズカード」が提供されていない

ANAマイレージクラブの「ダイヤモンドサービス」メンバーや、「プラチナサービス」メンバーが申し込める「スーパーフライヤーズカード」というクレジットカードがある。このカードにはグレードの高いANAラウンジ利用、国内線の先行予約、国際線特典航空券の優先予約などハイグレードな特典が用意されているが、「ソラチカゴールドカード」のシリーズにはこれらが用意されていない。

そのため、ANAのヘビーユーザーで最終的に「スーパーフライヤーズカード」を作りたいという人は、ANAカードのほうが優位になる。
 

8,「ソラチカゴールドカード」はどんな人におすすめ?年300万円以上使う場合は検討を

ANA便をよく利用する人にとっては、ボーナスマイルやANAグループでの優待も含めて何かとメリットの多いカードだ。フライトマイルを貯めるカードとしても優秀だが、それ以上に注目すべきは、やはりメトロポイントからANAマイルへの交換レートが良いことだ。

このカードではメトロポイントも効率良く貯まるため、日常的に東京メトロを利用している人には大きなメリットがある。クレジット利用ポイントから移行する場合のマイル還元率は、航空系ゴールドカードの中では高いほうではないが、東京メトロ利用者であればトータルのマイル還元率は高くなると考えていいだろう。

また、Oki Dokiポイント1ポイント→ANAマイル10マイルというレートも見逃せない。しかし、ANA提携のクレジットカードで1%というマイル還元率は、たとえば同じような年会費の「ANA VISA ワイドゴールドカード」などとあまり変わらないのも事実。

他のANAカードよりも優れているところとしては、年間利用額300万円でOki Dokiポイント付与率25%アップというステージボーナスが用意されていることだ。この特典が利用できないと、「ソラチカゴールドカード」の魅力は半減してしまうだろう。そのため、このクレジットカードを持つならば「このカードで年間300万円の利用をするかどうか」が重要な判断基準になる。

いずれにせよ、ANAにJCBと東京メトロのポイントサービスも受けられる「ソラチカゴールドカード」は、空だけでなく陸でもマイルを貯める、いわゆる「陸マイラー」にとって心強いカードであることは間違いない。

「ソラチカゴールドカード」の詳細を見る(公式サイトへ)
 
モリソウイチロウ
執筆・モリソウイチロウ
「ZUU online」をはじめ、さまざまな金融・経済専門サイトに寄稿。特にクレジットカードに詳しく、専門サイトでの執筆も行っている。雑誌、書籍、テレビ、ラジオ、企業広報サイトなどに編集・ライターとして関わってきた経験を持つ。
「ZUU online」をはじめ、さまざまな金融・経済専門サイトに寄稿。特にクレジットカードに詳しく、専門サイトでの執筆も行っている。雑誌、書籍、テレビ、ラジオ、企業広報サイトなどに編集・ライターとして関わってきた経験を持つ。
 
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